映画「Surge」イギリス劇場公開日の本日付けエンタメ誌Radio Timesに、ベン・ウィショーのインタヴューが載りました。相変わらず興味深い答えの数々なので、思わず訳しました!
「自分の役は無理です」
多才なボンド・スターはあらゆる役をこなす・・・自分以外は。
ご自宅のソファーからは何が見えますか?
(というタイトルのシリーズらしい)
僕はイーストエンドに住んでて、そこは工場だったビルなんです。それでソファーから見えるのは広いリビングです。オープンな空間だから。
僕のテレビはとても小さいんです。大きい画面は好きじゃなくて- ハイビジョンが苦手で。ホント醜く見えて、はっきり映りすぎて。それで小さいテレビなんですけど、画面いいですよ。
何の番組を見てますか?
僕はテレビに疎いんです。大勢の方に見るべき番組を教えてもらって、なんとか追いつくようにしています。そうですね、お気に入りは「ル・ポールのドラァグ・レース」と「フリーバッグ」かな。他には友達が関わってるプロジェクトも。
テレビの密かな愉しみはなんですか?
ベイク・オフです。従兄弟がプルー・リースと結婚してます。
ではセレブリティ・ベイク・オフへご出演の興味があったりします?
いやいや。とんでもないことになるから。自分の役で出演ってどんなのも無理です。ダメです。「Who Do You Think You Are?」に出る話があったんですけどNoって言いました。あれは悪夢かと。
今年は、銀行強盗を「Surge」で、ボンド映画でQ、チャンネル4の「ファーゴ」ではラビーを演じています。役の幅がありますね・・・
全然別の世界で別の役を演じることは本当にステキなことです。ファーゴはすごいです。ヘンテコで、複雑で、独創的で楽しめる。Surgeはとても別のもの。ボンドについては何も言えませんが、いつもアイコニックです。
ボンドの天才的技術マンQを演じたことはあなたのキャリアに何をもたらしましたか?
(2012年「スカイフォール」で)Qをやる前は僕を見たことがある人がいないような気がしました。その前にも映画には何本か出てたんですけど、でも誰もそれを見てなかった。だからキャリアの上で助かってます。Qになれて恵まれていると思います。
俳優にはずっとなりたいと思っていましたか?
変な選択でした。アート系の家庭出身じゃないので。家族で劇場に行くこともなければ本がたくさんある家でもなかった。そういうタイプの家庭ではなかったけど、とても暖かい場所でした。両親のサポートには永遠に感謝します。彼らは決して「先が見えない職業だから、何か他のことも失敗した時のために考えておきなさい」とか言わず、ただ「頑張れ」って言ってくれました。
子供の時はどんな子でしたか?
ちょっと違和感を感じてました。僕は双子で、兄は男の子に期待されるものを全て持っていた。子宮から出てきた時はきれいなピンクで、まるまるとして、肉付きの良い子。僕は足から出てきて、ちょっと潰れて、変な様子。成長すると、彼はスポーツが得意で外交的。僕は正反対でした。
今でも正反対ですか?
僕は絶対に内向的な人です。ひとりの時間が長く必要なんです。なぜかわからないけど、そうなんです。自分の頭の中や夢の中で生きてることも多い。この内省さは俳優にしては変わってると思います。演技とはとても社交的なことなのに ー とはいえ、これが僕なんです。
有名人でいることは楽しいですか?
どっぷり浸かっているということはないです。時々ハリウッドに行くのは楽しいですが、またなるべく早く抜け出すのも大好きです。
自分のことをググったりしますか?
そういうことはなるべく避けてるんですけど、インタビューは読みます。他人の感覚で自分のことを知るのは妙なことです。他人の見方で自分を見るということはなかなかないですから。常に興味深いですよ。
自宅で自由な時間があったら何をしたいですか?
音楽を聴いたり、古い映画をチェックします。映画が大好きで特に70年代の映画が。悲しいことに、今は素晴らしいテレビがたくさんあるので、若い人たちが偉大な古い映画を鑑賞しないでしょ。みんな新しいコンテンツがたくさんあるから見ない。僕は古い映画が好きです。忘れられないで欲しいです。
面白そうなテレビがなかったら
マイ映画 僕は(アメリカの映画監督の)ジョン・カサヴェイティのファンです。Love Streamsという奥さんのジーナ・ローランド主演の映画が大好きです。とても長くて奇妙なんですけど、大好き。
マイ音楽 90年代に育ったので、UKインディー音楽が好きです。ラジオヘッドとか、PJハーヴィーとかの。
マイブック フラナリー・オコナーという素晴らしいアメリカの作家がいます。短編を主に書いた人で、ストーリーは暗くてとても変・・・残忍で、変。
インタビュー、以上。
いかがですか?私はフラナリー・オコナーが読みたくなってきましたよ・・・
「自分の役は無理です」
多才なボンド・スターはあらゆる役をこなす・・・自分以外は。
ご自宅のソファーからは何が見えますか?
(というタイトルのシリーズらしい)
僕はイーストエンドに住んでて、そこは工場だったビルなんです。それでソファーから見えるのは広いリビングです。オープンな空間だから。
僕のテレビはとても小さいんです。大きい画面は好きじゃなくて- ハイビジョンが苦手で。ホント醜く見えて、はっきり映りすぎて。それで小さいテレビなんですけど、画面いいですよ。
何の番組を見てますか?
僕はテレビに疎いんです。大勢の方に見るべき番組を教えてもらって、なんとか追いつくようにしています。そうですね、お気に入りは「ル・ポールのドラァグ・レース」と「フリーバッグ」かな。他には友達が関わってるプロジェクトも。
テレビの密かな愉しみはなんですか?
ベイク・オフです。従兄弟がプルー・リースと結婚してます。
ではセレブリティ・ベイク・オフへご出演の興味があったりします?
いやいや。とんでもないことになるから。自分の役で出演ってどんなのも無理です。ダメです。「Who Do You Think You Are?」に出る話があったんですけどNoって言いました。あれは悪夢かと。
今年は、銀行強盗を「Surge」で、ボンド映画でQ、チャンネル4の「ファーゴ」ではラビーを演じています。役の幅がありますね・・・
全然別の世界で別の役を演じることは本当にステキなことです。ファーゴはすごいです。ヘンテコで、複雑で、独創的で楽しめる。Surgeはとても別のもの。ボンドについては何も言えませんが、いつもアイコニックです。
ボンドの天才的技術マンQを演じたことはあなたのキャリアに何をもたらしましたか?
(2012年「スカイフォール」で)Qをやる前は僕を見たことがある人がいないような気がしました。その前にも映画には何本か出てたんですけど、でも誰もそれを見てなかった。だからキャリアの上で助かってます。Qになれて恵まれていると思います。
俳優にはずっとなりたいと思っていましたか?
変な選択でした。アート系の家庭出身じゃないので。家族で劇場に行くこともなければ本がたくさんある家でもなかった。そういうタイプの家庭ではなかったけど、とても暖かい場所でした。両親のサポートには永遠に感謝します。彼らは決して「先が見えない職業だから、何か他のことも失敗した時のために考えておきなさい」とか言わず、ただ「頑張れ」って言ってくれました。
子供の時はどんな子でしたか?
ちょっと違和感を感じてました。僕は双子で、兄は男の子に期待されるものを全て持っていた。子宮から出てきた時はきれいなピンクで、まるまるとして、肉付きの良い子。僕は足から出てきて、ちょっと潰れて、変な様子。成長すると、彼はスポーツが得意で外交的。僕は正反対でした。
今でも正反対ですか?
僕は絶対に内向的な人です。ひとりの時間が長く必要なんです。なぜかわからないけど、そうなんです。自分の頭の中や夢の中で生きてることも多い。この内省さは俳優にしては変わってると思います。演技とはとても社交的なことなのに ー とはいえ、これが僕なんです。
有名人でいることは楽しいですか?
どっぷり浸かっているということはないです。時々ハリウッドに行くのは楽しいですが、またなるべく早く抜け出すのも大好きです。
自分のことをググったりしますか?
そういうことはなるべく避けてるんですけど、インタビューは読みます。他人の感覚で自分のことを知るのは妙なことです。他人の見方で自分を見るということはなかなかないですから。常に興味深いですよ。
自宅で自由な時間があったら何をしたいですか?
音楽を聴いたり、古い映画をチェックします。映画が大好きで特に70年代の映画が。悲しいことに、今は素晴らしいテレビがたくさんあるので、若い人たちが偉大な古い映画を鑑賞しないでしょ。みんな新しいコンテンツがたくさんあるから見ない。僕は古い映画が好きです。忘れられないで欲しいです。
面白そうなテレビがなかったら
マイ映画 僕は(アメリカの映画監督の)ジョン・カサヴェイティのファンです。Love Streamsという奥さんのジーナ・ローランド主演の映画が大好きです。とても長くて奇妙なんですけど、大好き。
マイ音楽 90年代に育ったので、UKインディー音楽が好きです。ラジオヘッドとか、PJハーヴィーとかの。
マイブック フラナリー・オコナーという素晴らしいアメリカの作家がいます。短編を主に書いた人で、ストーリーは暗くてとても変・・・残忍で、変。
インタビュー、以上。
いかがですか?私はフラナリー・オコナーが読みたくなってきましたよ・・・