Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

パレーズ・エンド 英語ワークショップ

2014-03-29 00:06:00 | パレーズ・エンド
好評につき回数が増えたそうです!追加は同日の12:30-14:00。



ブリティッシュ・カウンシル英会話スクールは、前回は「シャーロック」で英語ワークショップをやってましたが、これは単発で無料という嬉しい企画で、過去には「裏切りのサーカス」もやったことがありました。そしてなんと今回は「PARADE’S END/パレーズ・エンド」です!公式はコチラ。リンク先に申し込み方法が記載されています。

4/27(日)14:30-16:00
場所;飯田橋ブリティッシュ・カウンシル英会話スクール

「シャーロック」の時は申し込みが多かったため回数を2回に増やしてくれましたし、本当は「映画で英語」というタイトルのワークショップなんですけれども、シャーロックから、ドラマも暗黙の了解で範疇に入ったのですね(笑)

私は過去にこのシリーズ1度だけ参加したことがあります。その時のレポートはこちら

映画/ドラマを素材に英語の授業なんですが、そこはプロの先生ですから、普段からドラマなどを見て聞いている人なら絶対クラスについて行けますよ!文化的背景についても考察したりしますので、私のブログに来て下さってる方がたはもうバッチリな内容だと思います。

私も参加して語りたくて仕方ないんですが、お仕事で行けません!!でもその方がクラスのため自分のためかも。何かと出しゃばるうるさい奴になりかねません。。。

申し込みは4/25までですので、ぜひこれをお読みの皆さんの中に参加できる方がいらっしゃいましたら、レポートしてくださいませ~~!!


4/5追記
私めも申し込みいたしました!仕事先の上司に相談したら早退してもいいって・・・♪ものは試してみるものですね。ブリティッシュ・カウンシルからも「受け付けました」とのお返事をいただき、準備完了。

パレーズエンド字幕感想求む!

2013-09-23 10:30:00 | パレーズ・エンド


たった今からWOWOWで放送しているであろう「パレーズエンド」字幕一挙放送は、しましまは見られません。諸事情で家族が旅行で外出しなくなったからなんですが・・・・ 見られた方、ぜひ感想を聞かせてくださいませ!!楽しみに待っております。

9/24追記 もしや・・・と思ってWOWOWのオンデマンドを覗いてみたけどなかった!もはや何のために字幕を見たいのか自分でも忘れかけてたけど、吹替えと同じなのかが気になりました。でもそれももうなぜ知りたかったのか?英語版で見逃したことがあると残念だから?あるものは全部見ておきたい?STIDの2D、3D、IMAX、吹替えを全部見たいという欲求とほぼ同じ。w

シルヴィアの鏡、シャワーの台詞

2013-05-24 18:31:00 | パレーズ・エンド
ふとブログが不親切になっていることに気がつきました。
連日ベネディクト・カンバーバッチの出演作について書いているので、暴走して、初めてこのブログを訪れてくださった方には説明不足のことが多いのではないかと・・・
閉鎖的にするつもりはまったくないのです。ネットや雑誌に情報はいくらでもあるから・・・と思っていたのですけど、昨今の雑誌の特集の量から察すると、新しくファンになった方も多いのではないか、そういう方にこそ読んでいただいているのですよね。反省しております。

今日はWOWOWでの「パレーズ・エンド」再放送の最終回を見ました。
ベネディクト主演のBBC製作のドラマ・ミニ・シリーズです。
ネタバレが嫌ではない方は左のカテゴリーから色々ご覧ください。

こんなに既に書いてるのに、今日までわからなかったことがありました。

主人公の妻シルヴィアのコンパクト。繰り返し何度も出て来ました。


結婚式前夜に夫ではない恋人から贈られた因縁のお品

途中からは鏡にヒビまで入っているのにずっと使っていて、何度も画面に登場するのはなぜなんだろうと思っていました。私が今日ふと思ったのは、このヒビは夫婦間の亀裂の象徴。



シルヴィアが何度もこのヒビにゆがむ自分の顔をのぞく度に、見ている私の心もチクリとなった。一度シルヴィアは「あなたが好きじゃないから」と車からポイッと捨てたのに、クリストファーはわざわざそれを拾って来た。シルヴィアにとっては夫に自分が許された徴のような物だったのかもしれません。だけど、そこには絶対に直せないキズが、2人の関係のようについていました。皆さんもそう思いました?それとも、ヒビはシルヴィアの心だと思いました?


もうひとつ。
以前も書きましたが、書いても未だスッキリせず、日本語吹替えを見てもまだくすぶっていたシーン。

ここです

前のブログ記事では直訳(今ひとつピンとこない)

日本語吹替え
「シャワーの水をかけるようなことを言っている」の後、シルヴィアがクリストファーに「本気じゃないでしょ?まだほんの小娘じゃないの。・・・・・本気なのね。」と言って階段を降りてしまった。それを聞いた時に、こ、こんな単純な台詞ですむのだろうか?筋は滞りなく運ぶけれどシャワーの台詞どこ行った??と余計に頭をかかえてしまいました。

それで、すみません、ホントに勝手に、ただ自分が気が済むだけのために自分訳をしました。だ、だって、クリストファーで、シルヴィアで、文芸大作のストッパード(脚本)なんだから・・・(日本語版はとてもわかりやすく良く作ってあると思いました。)

V=ヴァレンタイン S=シルヴィア C=クリストファー

S: (to Valentine)What can you mean?
 (ヴァレンタインに)それってどういうこと?
 
 (to Christopher)Do you know what she means?
 (クリストファーに) あなたには何のこと言ってるかわかる?
 
C: Miss Wannop means "pulling the string of the shower bath."
 ワノップ嬢は「シャワーの水をかけてる」んだよ。
 
S: Oh. Christopher...
 Christopher, you can't mean it.
 Look at her!  Is she a Girl Guide or something?
 Perhaps you do mean it.
 まあ。クリストファー・・・
 クリストファー、そんなわけないでしょ。
 ご覧なさいよ。このガール・スカウトみたいな子にできる?
 きっとあなたがそうしてるのね。

つまり、今までずっとシルヴィアの行動を全て許して来たクリストファーが、彼女に向かって彼女の十八番のシャワーを浴びせたとシルヴィアは理解したのではないでしょうか。ヴァレンタインのような小娘に何を言われようが痒くもないが、良識の固まりの夫のこのひと言の重さを感じ、悟った。

これがわかるまで、私はいったい何度パレーズ・エンドを見たのだろう・・・
 



昨日、スター・トレック・イントゥー・ダークネスのシャワーシーンについて、監督が「裸が多過ぎるからベネディクトのはカットした」発言を聞いた時、「パレーズ・エンドは平等に主人公3人お風呂に入ったのに考えすぎじゃ?」と思った人は私だけでしょうか。



パレーズ・エンド 舞台裏  

2013-04-30 18:57:00 | パレーズ・エンド
日本放送されたパレーズ・エンドは、イギリス版に比べ30分近くカットされているようなので(英版DVDでは287分)そのシーンも見たいとDVD/BRをご検討中の方もいらっしゃるのではないでしょうか。


日本アマゾンでも取り扱いありですが在庫が残り僅か

ご参考まで、特典として舞台裏シーンが約50分ついています。内容は、監督のスザンナ・ホワイトと脚本のトム・ストッパードとキャストの語りが本人の映像とドラマのダイジェスト版を見せながら続きます。本編撮影中にインタビューされた部分もあってちょっと臨場感あります。汚い軍服着て語るクリストファーの顔じゃないベネディクトさんとか、シルクハットなのにダウン着て語るロジャー・アラムさんとか楽しいです。かなりビックリしたのはグロービー・ツリーが作り物だと言う事!いや~~あの杉の木はまるでティジュンズ家の守り神のような存在感だったので、本物とばかり思ってたんで、大道具係さん達がパーツを組み立てているのを見てショックでした。
本編、舞台裏ともに英語の字幕はついています。

以前私のブログ記事に貼った短い動画も、今見たらことごとく削除されていまして、イギリスはけっこう流出に緩いのかと思ってましたが、北米や日本、そしてニュージーランドでも5月上旬のようですから検閲も厳しくなったいるのですね。この特典舞台裏も動画サイトでは探せませんでしたが、イギリスのドラマ放送に合わせてテレビ放送されたドキュメンタリーはまだ見られますので、貼っておきます。内容はDVD収録のものとは違いますが、撮影シーンや原作者フォード・マドックス・フォードのことも取り上げられています。




パレーズ・エンド テレビ放送

2013-04-28 00:00:00 | パレーズ・エンド


この日のためにWOWOW入会して見ましたよ!
ベネディクト・カンバーバッチ主演「パレーズ・エンド」←これ全部がタイトル!

HBO北米版ポスター

今でこそ日本の雑誌がCumberbatchedなんて海外でも話題になっておりますが、
去年の8月下旬にイギリス放送された時、その直前の週にはクリストファーの顔が雑誌の表紙という表紙に並んだ写真を見たのを覚えております!!想像してください、あなたがキヨスクをふと見ると、各雑誌にクリストファーの顔がズラリと!イギリスのファン・ガールズはそんないい想いもしてたんだわ!

それから8か月、ついに日本のお茶の間に(WOWOWに加入していれば)。
しかもGW初日、土曜の午後に一挙放送です。これはいったい優遇されているのかいないのか。
今月見逃した方、来月再放送がありますので、今から加入しても遅くはありません。
再放送は、5/22(水)~24(金)16:00~ 全3話です。

さて今回、リアタイ鑑賞の皆さんのつぶやきでクリストファーへの愛の他に多かったのが①役者の声を聞いて意味もわかりたいから(吹替えじゃなく)ぜひ字幕放送を②ノーカット版お願いします、の2点でした。

①はただそのとおりなのですが、②はいったいどこでカットされたのでしょうね。日本放送されたのは、一挙放送とは言え、一応全体が3話に分割されたもので、北米版をもとにしています。しかし北米で放送されたものもカットシーン
があったかどうかは私もわかりません。

上のポスターや写真に書いてあるHBOとは、このドラマをBBCと共同制作した北米の会社です。パレーズ・エンドのHPもあり、とてもきれいなのでぜひ一見を!

会議室机にあわない!

しかし、BBC版の1時間×5話に慣れていると、なぜHBOは変な所で切って繋いで3話にしたの?!という思いを抱いたのは私だけじゃないと思います。理由はわからないけど、それでも、このHBOがなければこの高品質のテレビドラマは現実化しなかったと、脚本のトム・ストッパードも何かで(ううう、思い出せないけど)言ってました。製作を進めるにあたり、まだ無名だったベネディクトをアメリカの業界人は「ベネディクトって誰?」と言ったとは有名な話。そして日本版もHBO経由で作られたということは、文句は言えないのです。



あと吹替えで見て思ったのは、カットは残念だけど、うまくわかりやすく作ったのね、ということ。ホントは100年前の英語ってこんな言い回ししたの?って台詞も、すんなり話がわかるように平坦になってた。これはもう、文化やレトリックの違いというハードルがすでにある世界を見ている人が楽しめるよう理解しやすくなってる。それ以上の脚本のニュアンスを知りたい人はもう英語をちまちま解明するしかないのですね。その作業を去年の秋頃やってブログ書いてましたので、ご興味のある方は、カテゴリーParade's Endからどうぞご覧下さい。

クリストファーが笑顔だとほっとするね byばあや


4/29追記
hedgehogさんにご指摘いただきハッと思い出しました。
北米版は、英国版の1&2、3&4をくっつけて、1回目と2回目は2時間ずつ
そして最後は1時間、という全3回の放送だったんでした。
日本も全3話と知った時に北米版をそのままやると思い込んでしまって。
ですので変な切り方したのは日本版です。なんてこった・・・