Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

ジャミー・ドジャーズ

2013-03-31 16:03:00 | イギリス


ロンドンの友達R子さんが遊びに来てくれていました。
お土産リクエストを聞いてくれたので、この記事を書いて以来食べたくて仕方がなかった「ジャミー・ドジャーズ」を買ってきていただきました!ああ、このジャムのネチネチ感と粉っぽいビスケットのコンビが懐かしい。そして私の甘党にあきれたのか?これまた懐かしいCARAMELというスコットランドのお菓子も下さいました。これは、ウェハースと、その名の通りカラメル?キャラメル?トフィーのようなものがバームクーヘン状に層になったものをさらにチョコレートでコーティングしてあるバーなのです。

そしてジャミー・ドジャーズは、ドクター・フーの好物のひとつである、という事実は単なる偶然です!

DVDの方は、実はちょっと長い話になります。シャーロックでモファットさんのファンになり、それで彼の作品であるドクター・フーも見てみたいという気になりましたが、私にとってのドクターは、ロンドンに住んでいた時に放映されてたデヴィッド・テナント。幼稚園や小学校低学年の娘の友達が持ってるオモチャ。お菓子&オモチャ売り場で見る顔だったのです。同じ子供に人気のキャラであるスポンジ・ボブの横にこのドクターのイースター・チョコが並んでたり、雑誌の棚にもボブ・ザ・ビルダーなんかと一緒に並んでた。テナントさんの端正なお顔立ちがスーパーの棚で浮いて見えて実はあまり好きではなかったのです。(ごめんなさいいいいい!!!)

そこで私はDWを見るなら新しい方のマット・スミスの方がファニー・フェイスで抵抗ないので、まずはマットさんの登場する5thシリーズを買ったのです。その6枚組DVDの1枚だけ見終わった時に、このシリーズの布石が、3rdシリーズにあるというアドバイスを聞き、むむ・・・それはそっちも見たいと思い、なぜか敬遠していたテナント/ドクターにも手を出すに至ったというわけです。

好きなキャストやスタッフの作品はなるべく正規に買いたい私ですが、ごめんなさい、敬遠していたという心の影の部分が、あまぞんUKのマーケットプレイスに手を伸ばさせてしまいました。UK内送料込みで£10.11=\1500くらい。これを、R子さんに、スースケースで運んでいただいたのです。ありがとう!!夫のソックスのリクエスト(日本ではサイズが小さい)に10足くらいも買ってくださったし・・・・T.T

一流であるはずのブリティッシュ・エアウィイでさえもチェックイン荷物は23㌔までというご時勢に、アシアナで飛んで来たR子さんは、何と30㌔まで許されたそうです!イギリス旅行を考えているみなさん!!直行便でなくても、アシアナだとDVD/BRや本など重いものもたくさん運べて、トランジットのインチョン空港ではシャワーも無料、wi-fiも使い放題ですよ!


Happy Easter piyoこのイースターバニーも買って来てもらいました。
あと数時間でイギリスは夏時間だけど、気温は-1~6℃だそうです・・・・


Timbuktuを終えた感想

2013-03-27 15:24:00 | Cabin Pressure
Timbuktu和訳はこの下の記事です↓


手作りMJNクルー人形 Etsyで買えます

マーティンとMJNの将来がかかったシリーズ4が終わって
突発的に始めた日本語訳、当初はその Yverdon-les-Bainsと、
マーティンの家族が出て来るWokingham 、
リヒテンシュタインのお姫様の登場するVaduz 、
この特にお気に入りの3つのエピソードだけにするつもりでした。

が、シリーズ4は全体でひとつの大きなお話にもなっていて、
雨の中アイルランドの林で動けないマーティンとキャロリンの会話、
雪降る中国の空港で機内に合宿状態となって発覚した
ハークの引越→スイス航空の国際化→パイロット募集
マーティンとお姫様のおつき合い、などなど、
3つのエピ以外に重要なストーリー展開の要因が散りばめられていました。

そこで6話中5話やったんだから、ええい、ついでだ!と
やっと訳した0401Timbuktu、うーーん!
このお話ではダグラスとマーティンの絶妙の友情に胸熱!!
やはりそれも、0406への流れをつくる必須要因でした。

キャロリンにやられたフリしてタリスカーの在処を白状するマーティン、
実はダグラスと結託していたのですね。
「バーリン・デーにはダグラスを敵に回さない」とMJNの5年間で
学んだマーティンは、ボケ役のフリをしてキャロリンを騙したのです!
ラストのダグラスの「Martin?」に答える「Certainly, Douglas.」
成長したな~~、マーティーーン!

0406のインタビューでの会話を思い出しましたよ。
面接官「上司が強く出れば出るほど君は大胆になった。どうやったらできる?」
マーティン「・・・僕は鍛えられているんです。」
MJNの5年間で学んだことは、タリスカーだけではなかったんですね!!









Neverwhere感想

2013-03-24 13:36:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
美しい限定本
リンク先の下の写真もぜひ見てね

Neverwhereラジオ放送は最終回を終えましたが、まだBBCサイトで聞けますね。

ベネリントン(天使イズリントンbyベネディクト)の怪演にも驚かされ、以後、ルシファーとガブリエルの名を聞いたらイズリントンの友達として思い出してしまうんでしょう。でもイズリントンには「idiot」「 bloody」呼ばわりされてるから仲良しではなかったんでしょうね。

さてベネリントンのおかげで、またいい作品に出会えました。ドラマにも本にも。
ドラマではスコッツマン・マカヴォイ君のたよりない魅力爆発でしたし、
監督・音響のダーク・マッグスがドラマの前後に色々語ってくれて
「この仕事のおかげで11月から休みもとれなかった程忙しかった」と
彼の作品に対する愛を知り、私のドラマへの親近感も湧きました。

さらに今回のドラマには原作本のようなものもあり、それも作品理解を助けてくれました。厳密には原作ではなく、日本語版の解説(中野善夫)によると、最初の企画はBBCのテレビドラマで、脚本はニール・ゲイマン。しかし彼はその出来に満足せず、その後自作を改めて小説として出版したのが本作なんだそうです。

その解説にゲイマンの言葉として「少年が大人になる話だ」と出て来ます。
確かに主人公リチャードは、キャリア志向で美人のフィアンセの見繕った一張羅を着せられ言いなりになっていた、かわいい見栄えのいい男から、地下世界でのタフな経験を経て、欲しいものは何なのかをフィアンセではなく自分で選ぶ男へと成長します。

でもそれが、地上ロンドンの価値観で見ればまったく逆の話。リチャードはスコットランドの田舎から出て来てロンドンの証券会社で働き、美しいフィアンセは大英博物館で上司の報道王(マードックより汚いと描写されている)の天使コレクションを企画、レセプションにはケイト・モスも来るという成功者。フラットはFlat Four, Newton Mansions, Little Camden Streetとあり、マンションとあるのでなかなかのフラットに一人暮らしの地位だったんです。

本では、地下から戻って来た時には、オフィスに個室が持てるポジションに出世し、フィアンセも前よりやさしくなってるけど彼女ではなく新人のブロンドの女子社員にもアプローチされ、フラットもより高級な場所に住めるようになっていました。でもリチャードはそこに価値を見いだせなくなっていて、自分でドアを作って地下世界に戻ってしまうんです。

これは、大人になるのと同時に、お金と住み心地のいい家があって、家庭を持って、という一般の「成功した大人」を否定することではないでしょうか?そこにニール・ゲイマンの意地を感じます。自分の意思で道を選び、既成の価値に惑わされるな、という。これ、簡単そうでなかなかできませんよね?つい、そこそこ生活できるなら、つまらない仕事も我慢して、さー家でDVD見て現実逃避だ!となりがちですもん。

さて、この心を刺激する世界に案内してくれた、天使ベネリントン!
本では人称は「It」です。天使に性はないですもんね。美しい堕ちた天使。
この存在は何なんだろう?
もうひとつ本の解説にニールの言葉があります。「<変異>の物語」である、と。
最初この言葉は、少年から大人への変異かと思ったんですが、と同時に、
天使から悪魔への変異。
これはパワーと美の象徴だったフィアンセがそうじゃなくなる、
ストランドでの個人オフィスもペントハウスのフラットもいらなくなる、
というこの物語すべての変異の象徴だったのか。


ベネリントン(複数)の歌がありました。輪唱になってます。いいな複数。

最後に小さな疑問:
地下世界から、もとの世界のロンドンに戻る途中でリチャードは、3000年前のロンドンでドアに会う。そこへ行く時、電車を降りたのが、セント・パンクラスに似た駅でした。今ではユーロスターの発着駅として、大陸への玄関として生まれ変わったその駅の裏の方は、旅行客は決して行かない、都心なのにもの佗しい工場跡のような地域で異次元へのドアがいかにもありそうな所だった。ネバーウェアが書かれた1990年代にももっと寂しかったんだろうか。私が住んでいた2000年代、ドラッグ中毒者が一掃されたばかりと聞いたけれど。


ネバーウェア後、Banksy/バンクシーのネズミを見てももう嫌じゃなくなった。




生写真デビュー

2013-03-23 14:32:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
雑誌SCREEN3月号の応募者全員サービス「生写真」が届きました!!



私はこのブログを、ベネディクト・ファンじゃない方も読んで下さってる前提で、
知性品位を失わないよう書いて来たつもりでした。ファッション系や
ローズベーカリーなどの検索ワードで来て下さる方もいらっしゃるし(かなりごめんなさい)
リアルの友達もまだ訪れてくれてるとしたら顔を合わせられないことは書けないとも
一応思ってるし・・・その緊張感も、これに応募した時からはち切れていたに違いありません。

はい。

私は全プレやポスター欲しさにSCREEN、シャーロックのシール欲しさにMovieStarを買った人間です。娘のMにはAKB48の写真や本・CD・DVDを買うには吟味してお金を有効に使いなさいと教育しているのに。女の子は小学生でも目敏く背表紙が赤(SCREEN/MovieStar)の雑誌が増えていることや、TSUTAYAさんで雑誌を買った時もらったファミマの割引券などを見つけて「なんの本?」「なんで持ってるの?」ときいてくるのです~~~私がこんなにベネディクト税を納めていることがばれたらAKBグッズも買わされるに違いない。

きょうはツイッターで同じ都内の方の「写真届いた!」つぶやきを見たので、もしやウチにも?!と郵便ポストを見に行ったら案の定うちにも届いており、家族の誰にも見られないでその封筒をこっそり隠せました。嬉しくて、迷っていた最新5月号の「生写真」も応募しようと応募用紙を見て、新たな危機を発見!今月号は、カンバーバッチさんとアン・ハサウェイと2種類のサービスがあるので、応募券=送付用の自分の住所・氏名を書く用紙がこのようなことになっている・・・

左:今日着いた方 / 右:これから応募する方


ベネディクト・カンバーバッチと明記されている!!!

この用紙を貼られた封筒が私の不在時に届いたら、もう隠せない!
夫は、筆跡で私とわかるほど日本語を読めないけど、カタカナは読めるのです。
娘も名前は覚えてなくても、きっと中身を聞いて来る。

ファンだということは隠してないのですけど、写真にポスター、シール集めは
ちょっとだけ・・・知られたくない小心者。



2冊のNeverwhere

2013-03-20 20:03:00 | ベネディクト・カンバーバッチ


現在6エピソード中3までが放送されたBBC4ラジオドラマ「Neverwhere」
本を読んでいます。だいぶ前に原書の方は買ったけど、Cabin Pressureだの
Casanova放送だのもあってこれは英語では追いつかない!と和書も買いました。

これがかなりの正解なんです!3/16に第1回が放送になる前に読みたいと
日本語で読み始めたら、速く読めるのはいいんですが、よくわからない部分や
不思議な日本語が出て来る時、原書に戻って確認できるので、正確にも読めるのです。

その部分とはどういうところかと言いますと、

①主語
私も自分で和訳に挑戦してみて思ったのですが、日本語には主語を全部入れると
くどくなるので省いても意味が通る時は省くのですね。でもこれが、訳した人には
明らかでも読者には誰のした行為なのか不明なことがあるのです。

②固有名詞
この本の場合、キャラクターの名前も、原典を確認したくなるものが多いです。
???な名前もあるし、ラジオで聞く時に知っているといいと思って。
ヴァンデマール氏(うじ)・・・これはMrがなぜ「うじ」なんだろ?
クループ氏(うじ)・・・これも
老ベイリー・・・この老には(オールド)とルビがありました
伯爵の宮殿・・・こっちもアールズ・コートとルビ
→この2つは地下鉄駅名でしかも単語の意味をかけてるからやっかい

③天使の声の描写
何と言っても、前半ハイライトの天使イズリントンの登場場面での描写です。
「とてつもなく美しいものだった。声は低かった。」
ここで私は、あ~~!声は低い!低いのね!だからベネディクトなのね!と
1人盛り上がったのですが、念のため原書を見たら・・・・
「It was very beautiful. Its voice was quiet.」
日本語で、音が小さいことを、音が低い、という方いらっしゃいませんか?
私はそれは間違いじゃないかと密かに思ってるんですが、困るなこの混乱。
ちなみにラジオではIts voice was quietは囁きになってましたね。

さて実はラジオでラストに驚きたいと、本は最後の少しを残し読むのをやめてます。
あと3話残ってる・・・・読むのを我慢できるだろうか。

ラジオは上のリンクから放送分が聞けます。
第4話は日本時間3/21 3:00am