Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

スウェーデン人ランナーの涙

2012-02-29 14:38:00 | 国際結婚・家族のこと
東京マラソンのゴールは、東京ビッグサイトです。
そこに、ランナーと応援した人たちのミーティング・ポイントがあります。



ゴールした選手は、出発地点の新宿で預けた荷物をここで引き取り解散します。

最寄りの「ゆりかもめ」か「りんかい線」の駅を目指して歩く大人数の中
私達一家と、友人一家も歩いていました。

そこに「Do you speak English ?」と話かけてきた女の人がいました。

その人は、このマラソンのためスウェーデンから来ていた人で
新宿の出発地点すぐ近くのホテルに泊まっているので、
バッグはホテルにおいたまま走り、ゴールしてみたら一文無しだったのです。

それを聞かされたJは、すぐにお財布から1000円札を出して渡しました。
「あ~、もうこれで今日泣くの何回目かな~」なんて涙を流していました。

言葉の通じない、知らない土地でひとりぼっちでお金がないのは心細いことですよね。

だらだらとゆっくりとしか歩けない最寄り駅までの途中、Jは、
「このあと渋谷で打ち上げパーティーがある、よかったら参加したら?」
とうちの連絡席やパーティー会場のバーの名前などを教えました。

たったひとりで日本に来ていたその人、42キロ走った後とは言え、
Tシャツに短パン、生脚に、マラソン参加賞のタオルを肩にかけたままでした。
そりゃスウェーデンは北国ですけど、その格好で手ぶらで参加するとは・・・
1歩日本を出たら、自分の常識は他人の常識とは限らない。


打ち上げのバーにあった、ニュージーランドのお酒。おいしかった!


パーティーは渋谷と表参道の間、つまり、けっこうどっちの駅からも歩く
Pink Cowというお店でした。
青山通りから入ってけっこう歩く、わかりにくい場所の地下。

そこに、生脚でホテルに帰った彼女はやって来ました。
1000円をJに返しに。

Jはそんなつもりでパーティーに誘ったわけでもないですけど、

差し出した1000円。
返って来た1000円。

プラスマイナスはゼロではなく、
寛容と感謝のあたたかい気持ちが残りましたsmile



なぜかTOKYOマラソン

2012-02-27 11:24:00 | 国際結婚・家族のこと
テレビでも見たことのない私が「東京マラソン」観戦をしました。
夫Jの応援のために、自分のバレエクラスも犠牲にして・・・

いやもう、カルチャーショックです!!
こんなごっついアリスちゃんが走っている・・・



ピカチューもマリオもワンピースも富士山も東京タワーも走っていました。

そりゃ「東京」マラソンですけど、
2005年のトリノ・マラソンが唯一のマラソン体験だった私、
沿道に配置された「チア・ダンス」や「太鼓」「ブラスバンド」を
前日の夕方に知りびっくり仰天、なんだその出しものは~~?!

ただでさえ混雑が予想される都内を、
ランナーを先回りして地下鉄駆使して待機するなんて・・・
トリノでは人の車に乗って移動しただけだったのになあ~

待機は・・・・・できませんでした!!
ランナー早いです。待機じゃなくて、もう「追っかけ」に!
コースのため道路規制もあります。
こっちも走って回らないと、Jに追いつかないのです

それでもなんとか2カ所でJを発見して「がんばれ~~~」コールできました。
は~~~symbol5



up
コチラ、打ち上げパーティー会場のバーにて
たぶん、マイクを発見して「AKBごっこ」ができると思ったM
Jの友人Pさんのご子息Aくんと。
渋谷と青山の狭間のバー、Mが言うには「ここは日本人がいない場所だね」
そういうおまえは何人だsymbol5

さて、
6時起きでマラソンのためにまる1日費やすとは、想定外だった私。
なぜこのような愛あふれる行動にでたか?

そ、それは・・・symbol1こそ今のわが家に要注入だからなんです。
L. O. V. E. ・・・・投げキッスsymbol4じゃなかった(←ふ、古すぎ・・)

先週、Jは今の会社を辞めることになりました。

どうも、会社の上司とうまく行かない、と私がJから聞いたのが2月9日。
そして事態解決のためイギリス本社の上司も交えてのミーティングが2月22日、
結果、事態修復不可能、辞表提出23日。
は、速・・・

9日に話を聞いて以来、気が重くずっと胸に鉛をかかえていました。
経済的な不安と、自分を否定されたようなつらさ。

でもJ自身その鉛をかかえながら働き続けるのはよくないから
その環境を変えるには、転職するほうがいいけれど、
こんなご時世に仕事あるんだろうか・・・と。

第一ショックも癒えぬうちに、本番ショックに見舞われてむかえたのが、
26日の「東京マラソン」だったというわけです。

私の仕事を増やしたかとて一家の経費が払えるほどの収入にならないし、
Jには、つらかった日々の疲れを早く癒し、また元気で頑張ってもらわないと。
お父さん、子供にはこれから増々お金かかるの、わかってる?(←かなり怪しい)

あまりの急展開、Mと私の両親に話すのはこれからです。
実はこれが、1番気が重いです。

高度成長時代の体験者の両親は、
どうしても終身雇用制度の信者をやめられないんですよね。
心配するだろうなあ~

そしてこれからのことも、善意で色々アドバイスしてきそうだ。
とんちんかんなことを本気で言って来ますから。

そしてJ自身は、すでにフランスへ旅行したくてたまらないんですよ。
失業する人間が、次の仕事の心配より海外旅行に心を奪われている・・・

政府の失業手当がしっかりしている国の人は、失業/転職への恐れはあまりありません。
終身雇用という概念じたいがまずないしね。

どうして堅実で心配性の家庭で育った私が、こんな快楽追求者と結婚したんでしょうね。
















Toshiko Cave さんの帽子

2012-02-24 16:31:00 | ファッション
ちょっと、ここ最近つらいことがあって、日記を書けませんでした。

が!!きょうは、とっても素敵な「Toshiko Cave」の帽子展を見て、
お天気と同じく心もあったかくなれたので、ご紹介したくなりましたsymbol1

実はToshikoさんはロンドンでママ友として出会いました。



でも、こんなにまとめて作品とポートフォリオを見せてもらったのは初めてで、
いつもその謙虚で誠実な笑顔と会えるだけでも楽しみだったのですが、
美しい作品から伝わる美意識と輝かしい経歴も知ることができましたsymbol7



Toshikoさんは東京とロンドンでファッション/帽子の勉強をされ、
ロンドンでは在学中に数々のコンペで賞をとり、
卒業後はフィリップ・トレイシーなどの下で修行をしたそうですsymbol7

フィリップ・トレーシーと言えば、マックイーンのショーにも作品を
提供したことがある、そう、オートクチュールです!



Toshikoさんの作品も、既製品とは言え、ハンドメイドの1点ものですから、
ほぼオートクチュールですsymbol7



up
この1番上のシックなベージュのなんて、60年代までの映画女優が冠っていそう!



up小鳥さんの乗った帽子と言えば、マリー・アントワネットを連想するのは私だけ?



upこういう、頭を全部覆わないタイプの、オブジェっぽいのを見ると、
イギリス仕込みだなあsymbol7となぜか感じます。

だって、イギリス人って仮装好きだし、マッド・ハット屋もあるし、
正統派では、競馬場のロイヤル・アスコットの帽子もあるし・・・・yellow12

downでもこんな繊細でかわいいのもsymbol4



downこちらもリボンの騎士になれそうでしょうquestion2kirakira2


タラリラッタsymbol7リッタラッタokanラ・ッタ・ターsymbol7

この帽子ちゃんたち、冠ってみるとまた印象が違うんですよ。
私も、本気で欲しくなりましたもの。
きょうはいろいろ試着させていただけましたが、自分で言うのもなんですが、
けっこう、似合っていた、と驚いています!
おそらく、帽子のクオリティに、肉体年齢が追いついたような気がしますase

Toshiko Cave
帽子特設展/小田急百貨店 町田店 1F 化粧品売り場のおとなり 2月29日まで



屋上にはこんな贅沢な空間 sun ゲーセンもペット売り場もなし

カールさまロザリオ?!

2012-02-18 02:00:00 | ファッション
なんか、ここのところ、ネタになりまくっている
ファッション・デザイナーさん達・・・・



「スポンジ.ボブ仕様のココ・シャネル」

シャネルは故人ですので、アイコン化もわかりますけど、



「スポンジ・カール」って。。。
ご本人は、喜んでいらっしゃるのかな ? ? ?

「シンプソンズ」もいます



真ん中は、同じくカールさま、右はアナ・ウィンター(アメリカ・ヴォーグ編集長)
左はブロガーさん。
ブロガーがこのふたりと並ぶこともすごい気がする。。。

そして!

ネックレスにも!!


カールさまロザリオ!!

ロザリオ仕様はカール・ラガーフェルドのみですが、

私が欲しいのは、コレですsymbol1


イヴ・サンローラン

できれば70年代バギーパンツのがよかったんですが、
このさい贅沢は言わず、手に入るものなら受け止めたいと思いますsymbol4

パリのクリエイター Defiles from Paris の作品です。

冬眠あけ

2012-02-17 08:57:00 | いろいろ
クラウディオは、すでに沖縄へ飛んで行きました。
 
                     

うちで国内線の飛行機とるのにちょっと手伝ってわかったことですが、
成田発スカイマークでオンライン購入だと、
なんと片道 ¥14800・・・!(羽田だとプラス1万円)
沖縄行きの切符は高いと思っていましたが色々あるんですね!?

クラウディオは日本に5週間滞在の予定ですが、
来る前にちょっとイタリアとロンドンにいたその前、
5週間キューバの旅をして来たのだそうです。
しかもそのうち2週間は自転車で移動したという・・・

その前は、イタリアはサルデニアに購入したという大きな家の世話で
ずっとサルデニアにいたということです?!

こんなパワフルな人生送ってる彼はなんと私と同じ年だと判明しました。
私の、密かな「いい年こいてるわりに私がんばってるんだから」という自負も
おもいっきり後方にぶっ飛びました。

彼はロンドンにも家を持っていて、部屋を貸してるし、
気だてがよく行動的、だがなぜ
・・・・・・・・独身なんだろう?
カミングアウトしてないゲイなのかしら????

sun

ふたつ前の日記にて、冬の弱音をはかせてもらい、
クラウディオを見て、襟を正し、
さあ、冬眠から醒めねば・・・と

谷中のParisbonbonへと
数ヶ月もおとりおきしていただいていた品物をむかえに行って参りました。



左側はベビーカーなどにつけるおもちゃと布製フォトフレーム/右側がおくるみ
こんなにかわいくラッピングしていただいたので、
人様へのプレゼントですが、こっそりおひろめ・・・heart

そして、こちらは堂々とおひろめしてもいい、
私めがいただいたプレゼントです・・・heart
bonbonオーナーさんからのパリのお土産?! ああ・・・嬉し涙yellow22


フェルトの表紙のノート/天使ちゃん/ハンドクリーム

天使ちゃんは、なんとお守りなのですねkirakira2



「大小の災難を遠ざける守護天使!」
・・・・・・というようなことが書いてあるのかな?

わ~いheart 連れて歩かなくちゃ・・・・
ミナミさん、ご加護をありがとうございますsymbol1