Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

イミテーション・ゲーム写真展

2015-03-19 19:37:00 | ベネディクト・カンバーバッチ


映画「イミテーション・ゲーム」の写真展が行われています。無料です。

日程: 3月16日(月)~22日(日) 午前11時~午後9時(最終日は午後8時まで)

場所: 東京・原宿 表参道ヒルズ 地下3f の中央あたり

大きなポスターのアランくんの純粋な瞳は吸い込まれるように美しかったです。何度も写真では見たことある図柄でしたが、本物のポスターとはこんなに奇麗なんだと思いました。そして嬉しいのは壁の花アランくんが後ろ手にお迎えしてくれること。一緒にパチリできます。










イミテーション・ゲーム脚本

2015-03-17 11:01:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
「イミテーション・ゲーム」のアメリカでの配給会社ワインスタイン・カンパニーがサイトに脚本やサウンドトラックを掲載してくれていました。

コチラ → 

脚本はDL可能、音楽はスマホやPCで聞くことができます。

映画賞関係者に向けてのサービスのようですが、こうして公開してくれるなんてありがたいありがたい。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

2015-03-13 18:27:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
今日から日本の一部の劇場で公開が始まり、全国で順次公開なのでネタばれほぼなし。

プロデューサーのテディ・シュウォーツマンはグレアム・ムーアの脚本を読んで「実に面白かった。歴史的に重要な事実がたっぷり盛り込まれ、魅惑的だが正当に理解されていない人物が主人公だ。(略)セリフは高度に様式化されていた」「これは世界が知るべき物語だ」と、製作に乗り出した。/公式ページのプロダクションノートより

彼の思いは、これを読む前に映画を見た私にとてもよく伝わってきました。

敵国ドイツに知られては裏をかけないため、その存在そのものが極秘だったエニグマ解読作戦。その解読に成功し第二次世界大戦でイギリスの勝利を導きながらも、人間関係を築くことが苦手だったために敵をつくり葬られたアラン・チューリング。彼のことと当時の戦争作戦のことが、外国の一般人である私にも、よ~~くわかりました(チューリング・マシーンの仕組みを除く)!

軍事歴史や数学のことは難しそうで取っ付きにくい題材なのに、こんなわかりやすい話を書いてくれた脚本家グレアム・ムーア。(彼は「The Sherlockian」というミステリー小説を書いてて親しみが持てる)さすがのアカデミー脚色賞です。

そしてやっぱりベネディクトのチューリングがいいキャラだった。殴られればワッツ先輩、自信のほどはシャーロック、ツイードの服はピーター・ギラム。

シャーロックを初めて見た時、まずキャラとしてのシャーロックと作品としてのシャーロックを好きになって、それから中の人へと興味が動いていったのを思い出しました。チューリングもそれくらいかわいい。

だから彼の功績を世の明るみに出して後世に伝えなくてはと思えてしまう。まんまとプロデューサーの意図どおりに感情が動きましたです。

台詞はそんなに多くないと思うんです。だからと言って覚えてるわけでもないんだけど、現代で言うアスペルガーらしき、人の言葉を文字通りにしか理解できないチューリングが、仕事チームに自分の気持ちを伝えようとする行動、理解できないジョークを丸暗記、ジョーンを守ろうとつく嘘、などなど、彼の言葉がとても深く響く。

話は戦時下の国家機密活動だし、スパイ絡むし、チューリングはコマンダーのプライド逆なでして恨み買うし、ゲイなのにジョーンと婚約するしで、相当ドラマチックなんだけど、感動的に盛り上げる魂胆が見えない上品なつくりだったのが、かなり気に入ってます。


先日アカデミー賞にてグレアム・ムーアの「人と違っててもいいんです」というスピーチがとても好評でしたが、やはりこの映画を見てから聞けたら、もっと感動してただろうなあ。




ところで、この「イミテーション・ゲーム」が製作決定した頃に、脚本のグレアム・ムーアを検索しました。彼のウェブサイトを見つけて、彼の著作がシャーロック関係だったことに「お!」と思い、有名な仕事はなかったけど、「軍事機密に葬られた数学の天才」という難しそうなテーマを、彼のような若くてサイトを見る限りポップカルチャーのセンスのあるアメリカ人が書く、ということを知り安心したのを覚えています。ところが、あのサイトをまた見たいと思って探したんですが、彼がアカデミー賞をとって有名になって情報が増えたせいなのか、見つからないんです・・・むう・・・。

ベネディクトご成婚おめでとう

2015-02-16 19:56:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
一昨日はベネディクト&ソフィーさんの結婚式&披露宴が、イギリス南部のワイト島にて行われたと英各紙が報じてました。婚約発表のように本人からの報告や写真が公開されたら「おめでとう」を言うつもりでしたが、今日になってもないので、プレスのキャロルさんの発表にて当面はそれを正式発表と考えていいのかな。

Happy Wedding to a great couple!!

Best of luck in married life

   and Sweets are forever!!

(素敵なお二人へ結婚おめでとう!!幸せにあふれた結婚生活を送って下さい。そしていつまでもお幸せに!! )




勝手に仮想恋愛で充実していた胸のうちが、すっかり癒えたわけではないんですが、
公の場で見せた二人揃って輝いた顔を見れば、ずっと結婚して子供が欲しいと言ってた
坊ちゃん、本当によかったね、と思う気持ちも本当です。

婚約までは、新聞広告という期待通りのカッコいい発表を見せてくれたので、
結婚後初めての出演となるであろうアメリカのTVでも
「これぞ英国俳優!!」とアメリカと世界のコレクティブが惚れ直すような姿を見せてくれるのを
またまた勝手に期待しますですよ!



ところで、まったくの余談ですが、2/14バレンタイン・デーは、私の義理の両親の結婚記念日でもあります。



ホビット/決戦のゆくえ 感想

2014-12-09 20:26:00 | ベネディクト・カンバーバッチ
結局、ダーリンが提示した方法は自分で部品を交換するとか、壊れているハードドライブの部品を秋葉原の安いお店から買うとかでした。水や電気の配管なら彼にできることは知ってますけどもね~。

色々調べているうちに正規のアップル代理店以外の修理でその後に問題があっても、そのお店は責任はとらない、正規店も修理を受け付けないことがわかりました。

ということで、紆余曲折の後、家から近い正規店にタクシーで持ち込み、アップルストアの全部込みサービスよりは20%ほど費用は安くなりました。(でも今後同じことが起こったら、即全部込みサービスで早く直してもらいますけどね!)

コンピューターが全快して我が家に帰ってきた!・・・ことはきたんですが、
初期化されたので前と同じに直ぐ使えるわけではなくて、しばらく大変そうです。
しかし、大きいスクリーンで色々見られるのは、いいものだなああああ~



そこで、ブログ復帰記念に、せっかく「ホビット 決戦のゆくえ」試写を見て来れましたのでネタバレしない感想をちょこっと書いておこうと思います。明々後日には全国公開なんですものね!

会場は、有楽町の「よみうりホール」でした。5時半開場のところ4時50分に着きました。ビルの7階なので、エレベーターで上がっていたら3階にてドアが開き、試写会スタッフの方が「最後尾はこちらです」とのこと!呼びかけてくれたのでそこで降りることができました。ビル4階分の列ができていたせいか、予定より10分くらい早く入場が許されました。3D眼鏡をいただき、広い会場で真ん中の良い席に座ることができました。

「思いがけない冒険」ではビルボかわいい~
「竜に奪われた王国」ではスマウグかわいい~キーリかっこいい~
のみで過ごしてきたようなホビットシリーズも最終章となりますと、オークがなるべく画面に現れてほしくないのは同じですが、個人として覚える気もなかったキーリ以外のドワーフ達がかわいく見えてきて、いつも不機嫌で内面まで知りたいとは思わなかったトーリンに目が釘付けとなってしまいました!

そして「決戦」ですので、醜いオークとトロールの群れさえも必然性があるとやっとのこと納得。「思いがけない冒険」ではひたすら闘いが終わってほしいと念じていたのにすごい進歩です。

結局最後までトーリンのことは私は理解しきれていなかったと思うのですけれども、ドワーフ、ホビット、人間、エルフ、オーク、etc.とあれだけ別の種類の生き物が入り乱れる物語ですから、ここまで各種族(オーク以外)に感情移入できれば上出来だと思いました。原題の5 armies(5軍の闘いとでも言うの?)は世界史で習ったヨーロッパの民族大移動と、第二次世界大戦以降の内線や紛争を含む宗教戦争やテロを思い出させます。

そして最後になっても物語的には序章が終わったというだけですから、やっとホビットの全体がつかめたところで今度は「ロード・オブ・ザ・リング」を見ないと消化不良というメビウスの輪に投げ込まれたのです。