Sofia and Freya @goo

イギリス映画&ドラマ、英語と異文化(国際結婚の家族の話)、昔いたファッション業界のことなど雑多なほぼ日記

緑の桜

2023-04-03 17:54:36 | 近況

今年の桜は、有名な土地なら六義園の夜桜、皇居外濠の飯田橋カナル・カフェのボートデッキなどを楽しみメジャー気分を味わいましたが、近所の神社の緑色の八重桜がとても可憐で可愛く、自分だけの宝物を見つけた気になれました。

上と下がその緑色の八重桜ですが、光線のかげんや葉っぱの色が写ってるようにも見えますけど、本当に黄緑色と白とピンクが混ざってお空のブルーに映えていました。

あと、こちらは黄昏時で行燈が灯っているのにまだ空が青い幻想的な公園。偶然出会える花は贈り物をもらったように嬉しいですね。他に人がいないと自然の存在を大きく感じられて心が満たされます。


マリー・ローランサン展とエゴン・シーレ展

2023-02-23 10:44:41 | 近況

フルタイムバイトの傍ら素人アーティストとして生きているので暇さえあれば絵を描きたいのですが、アウトプットを続けていると頭が真っ白になったり単純にiPadを見つめ続けるのは体に良くないので、気になるアーティストの絵は重い腰を上げて見ることに決意した今年です。

意外にまとめて見たことがなかったマリー・ローランサン。彼女の活躍した時代はシャネルなど女性ファッションデザイナーも出現して(それまで女性はお針子中心でサロンに自分の名前を出す人はいなかった)ピカソやコクトーなど美術界の巨匠たちとコラボしてバレエのステージを作り上げるなど現代の走りのような時代だったのでそれを包括的に展示していました。

逆にいうとローランサンの絵は見足りなかったけど、どちらかというと甘めの絵が得意な私にとっては「そのテイストはもういいよ」な気分でした。彼女の描く人物も目が大きくて鼻の存在が希薄、少女マンガの大先輩、しかもドラマチックというよりキャンパスマンガのような単純な線が、当時の西洋ではすごく新鮮だったのではないでしょうか!!

彼女の絵を見ていて思い出したのはフジタで、同じ時代のパリの雰囲気ですが、フジタは器用な日本人らしく細い面相筆の黒い線を使ったのがフラットな色塗りにいいスパイスだったんだなあ!と改めて思いました。

もうひとつはこれ

ローランサンに比べたら激しくダイナミックですが、繊細な柄きちっと描いた線の絵はとても好み。

激しく暗い色使いの油絵はよくわからないけど、彼の世界の線を捉える目はいいセンスだなあと思いああいう美しい線と形を少しでも描けるようになりたいと思いました。

しかし100年前のスペイン風邪のせいで亡くなったとは初めて知り、28歳で亡くなったなんて惜しいなあ。もっと長生きして年取ってからはどんな絵を描いたのかも見たかったです。

彼の時代のウィーンのポスター、パリのアール・ヌーヴォーとも違うけど、ちょっぴり「字をデザインする/絵の一部として描く」という点が共通してて、グラフィックデザインと絵画のミックスみたいで刺激的でした。パリに比べて圧倒的に暗くて線も太く前衛的なのは意外でした。ウィーンも華やかな空気のイメージがありましたので。


ウサギの絵

2022-12-26 11:30:52 | 近況

娘のクリスマスプレゼントとして絵を1枚描きました。

彼女のボーイフレンドが飼ってるウサギですが、ニュージーランドから飼い出した子ウサギのころからいつも写真や動画を送ってもらって私も見ていました。

今年ブラウニーというパパになったばかりの子が死んでしまって、生まれた4匹の子たちのうち2匹は里子になって他所のお家の子になり、2匹はママであるスノウイーと一緒に残っていたのですがブラウンの方の子は弱って死んでしまいました。

それでブラウニーとスノウイーと4匹の子供たちが全員揃っていた時が残りますようにと描いた絵です。

動物を描くのは特に得意ではないけれど描きだしたら子供たちが勝手に動き出してなんとか1枚の絵になってよかったです。

 


ピカソとその時代/ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

2022-12-06 20:40:29 | 近況

絵を描くようになってから人の絵が気になります。ので今更、巨匠たちの絵も確認したいな〜と上野の西洋美術館に行ってきました。

概要は公式サイト見ていただければ良いので、個人的な感想だけ・・・

ピカソの絵柄の顔が好きだと気づきました。少女マンガちっくじゃありませんこと・・・?それって私に取ってはかなり重要です。ということは、顔をどう描くかが自分にとっても重要なんだ・・・修行せな。

今時のデジタルのお絵描きもしたいと必要なものを買おうかなあと思ってた矢先にロンドン行きを決めてしまったので、サーチャージ代に14万円払ったらすっかりデジタル絵が遠のいてがっくり・・・してましたが、ピカソも紙にインクや水彩で描いた絵もあると気づき、それがなかなか好みだったので少し嬉しくなりました。そりゃピカソがデジタルもやってたらすごいのを残してたでしょうけど。

こちらはパウル・クレー。

20世紀前半をメインにピカソ、クレー、マチス、ブラックが多かったです。

その中でもクレーのどこかカワイイ感じは今の好み。昔はマチスが好きだったんだけど、あの大胆な色と筆遣いはインパクトはあるけど私が描きたいものとは違うな、と。

常設展の方でこういう特集もやっていたので、そちらも見ました。企画展のチケットで常設展も見れてモネなど巨匠の作品がなかなかのボリュームです。当日券でも常設展示は¥500で入場できるの、国立偉いです。やっぱりフジタはいいな、とか前にも常設展見たけどまたここでも別の目で見れる。

上のポスターのドラクロワがメインでしたが、下のシャセリオーのがエッチングの中で大胆な線が新鮮でした。

西洋美術館はル・コルビジェの建築だったと思い出させる空間


秋バラと茶室

2022-11-09 16:54:02 | 近況

薔薇の見ごろは5~6月と決まっていると思ってたら、旧古川庭園では秋にも薔薇フェアがある知り行ってきました。

期間は11/11までなので見ごろも終わりそうなのかな?と思ったらまだまだ散る気配はありません!

写真のピンクの種は「クイーン・エリザベス」。お花の方は元気に咲いています(ホロリ)。

東京の紅葉は今、これからって感じ。光のフレイルは天使の輪と呼ぶのだそうで、お天気よくて写真にたくさん写りました。

日本庭園はキチンと見どころを計算して作っているのが、その中を歩いて移動すると同じものが視点の変化で別の絵に見える体験からわかりました。

そして、今日初めて入ったのがこちらの茶室です。

茶室への小さな門があり、そこは「お抹茶」券を購入すると入場できるシステムです。お菓子付きお抹茶は通常700yenですが、季節限定で500yenになっていてラッキー!薔薇フェアで込んでいるのに、なぜ通常より値段が下がるのかは謎ですが、迷わずお茶をいただきに。

見た目もよい和菓子。お花と葉っぱの2個付いてきて抹茶の苦みと調和、正直言うとお菓子の甘さとのバランスからお抹茶はもっと飲みたかったです。

障子以外のドアはなく、戸締りはどうしているのかわからない、一般民には忍者屋敷のようなお茶室です。

英国式屋敷の秋バラも良きですが、やはりここは本場としての日本庭園も楽しむのが粋です。