ロイヤル・アルバート・ホールは、ヴィクトリア女王の夫君プリンス・アルバートの残した素晴らしい文化建築物です。英国ドラマ「女王ヴィクトリア」ではトム・ヒューズが演じた、女王様でなくてもうっとりしてしまうハンサムで正直で向上心の強いアルバートの遺産でスパークスを観れるとあっては、これを俺得と言わずしてこの単語を使う時は来るのでしょうか?!
と言うことで、麗しのアルバートの魂を注いだ仕事を見るため、そしてリハーサルなんてやってないだろうかという強い下心も加担して、昼間開催されている見学ツアー(有料)に参加しました。ツアーは午前中から30分おきに予約枠があり、一番遅くて午後1時半。これを知って夜7時ドアオープンなのにそんな早くに出演者が来るわけないとガックリ下心は弾ける。
でも昼間から来たおかげで上のような青い空の下のホールが拝めました。いやロンドンの夏の昼は長いので夜7時でもそんなには変わらないんでうけどね。。。そのお向かいがまた美しい王立音楽大学でした。
さて見学にはガイドさんがつき、このホールが庶民の教育を目的とした施設として作られたと尊いアルバートの意向や歴史を教えてもらえました。
テクニカル(音響や照明)リハーサル中でした。
上の写真はロイヤルボックス席のある階。1番底は日本と同じでアリーナ席、その周りがストール、その上にボックス席が3層にあり、さらにその上がサークル席、そしてさらにその上最上階は立ち席でギャラリーと言います。すごい高層ビル。
下がロイヤルボックスからの眺め。真っ正面ではないのです。この席にはステージ側から見える上部中央に王冠オブジェが付いていてそれとわかります。
ギャラリーからも眺めは良い。
そしてなんとロイヤルファミリーの控室も見せてもらえました。こちらはその部屋への入り口からの専用階段。
控室にはヴィクトリアとアルバート夫妻から代々の王様と女王様の肖像画が飾られていましたが、まだチャールズはいませんでした。いいよ急がなくて。
女王様はホールで映画のプレミアを見るのがお好きだったそうです。特にジェイムズ・ボンドシリーズがお気に入りだったとか!パディントンは?!
ツアーの後カフェでケーキを。左がロイヤル・チョコレートケーキ、右はロイヤル・フルーツケーキ。アルバート所縁のものと思うと王冠のついたものについ手が・・・
ツアーのおかげでロイヤルな部屋にも入れたし、なんとなく巨大ホールの土地勘が養われその後の本番の緊張も少し溶けたので、もしもチャンスがあったならお勧めです。