amazonプライムで無料だったので鑑賞。
傑作だと思う。
配役がいい。
これは芸能に疎いのでよくわからないが、沖田、芹沢、とか俳優が良い。山崎も良い。もちろん土方役の岡田准一も良い。
ロケーションも良い。
ロケしたところ探して回りたい。
あと、時代物の映画を観ていて、つまんねえな、と白ける要素が極力はぶかれている。
殺陣は下らない演技してないし、刀がぶつかったら火花散ってるし、刀身に血がべっとりついているし。
土方が、近藤に、俺が隊規を破ったらどうする?問われて、切腹だ、ただしそのあと俺も腹を切るがね、っていうシーンも良かった。
近藤が戦意を失って土方を振り切って官軍に投降するシーンも良かった。
近藤はそれまで土方くん、と呼んでいたのに、トシ、と呼び方を変えて袖を掴んで引き止めようとする土方の手を外させる。
でも、確か近藤が大久保大和と名乗って投降したのは流山の江戸川沿いだから平坦な土地のはずが、映像が高地・山地だったので最初は甲府の場面かと思った。
あと、フランス軍のブリュネ氏も描かれているのも良かった。
また、松平容保が士道に殉じた人物として扱われているのも良かった。もう少し豪胆に描かれていればなお良かった。
帰省した際に、京都守護職が置かれた吉田山に登った時、ここは会津人の聖地です、って札が掲げてあるのを見て感動したことがある。
司馬遼太郎の原作にかなり忠実なのだが、土方が過去を振り返りながら筋を進める、という点も工夫があって良かった。
ラストシーンは原作だと具体的なイメージが掴めなかったが、うまくイメージ化してあって、ああそういう風に土方は乗り込んで行ったんだ、とイメージが掴めた。
なぜかわからないが、酷評している方もネット散見したが、傑作だと思う。
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