袖振り合うも多生の縁

「袖擦りあうも多生の縁」とも書きます。

若い頃は「多少の縁」と勘違いしていましたが（汗）



7年前に独立を決意してからというものは、この言葉が雨の様に心に降りかかります。


僅かな事が人の縁として実に深く前世から繋がっている、或いは何回生まれてきても再び現れる縁。

この年末年始は改めてそれを実感しました。


そむりえ亭のお客様の繋がりの面白さは時折書いていますが、自身に於いてもそうなんです。

例えば今ヘルプできている向井くん。


お店に来ていた「若いお客様」でしたが、今はそむりえ亭で研修し、また助けてもらい、そして彼の店の船出。
自分の時を思い出し、自分の今後にも再び生きてきます。
手繰ってみると幾つかの繋がりがあるものです。

この前のテレビでそむりえ亭を紹介してくれた同級生は実は高校時代は喋ったこともないのですが今や親友。
縁は異なもの。
偶然の様で必然の要素は沢山見つかるのです。


先日、ある所で知り合った友人は不思議なくらい仲良しになっていますし、ある業界の人と僅かな繋がりから新しい分野のご縁も頂きました。



仕事に穴は空けれませんから限られた時間で頂いた縁を繋ぐ、というのは大変です。
また全ての縁に向き合う事も無理だろうとも思います。

ですが、「この縁は!!!!」というものは何時でも出会えるわけではありませんね!!


自分のペースを壊すわけにはいきませんが、少し重い腰を上げるのがこの春の課題だな、と・・・・・



いやいや、そむりえ亭を大きく変えるつもりはありませんよ!!

ボチボチと良いご縁に向き合いたいと思います。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　樋口誠