あるお客様。
普段から、そむりえ亭では「らしく」お食事一皿ごとにグラスワインを召し上がっています。
彼はドクターでマアマア稼いでいます。
ですからお祝いの席などでは早くから(2か月程前から)希望を頂き「特別なワインをボトルで飲みたいのでそれを楽しめるコースを考えておいてください」という時もあります。
そんな彼がクリスマス時に某ホテルのレストランで食事をしたそうです。
で、クリスマスですので最初のシャンパンは奮発。
数万円のものを頼んだとか・・・
よくある話です。
で、足りなくなって「そろそろ白を飲みたい。モンラッシェ系ので勧めてください」とソムリエに伝えたそうです。
ソムリエが持ってきたのは80数万円のモンラッシェで「ただただ驚いて、二度と行くまい」と思ったそうです。
「数万円までは覚悟していたし、クリスマスだし・・・」と思っていたけれど、あまりの高額に驚いたのですね。
当然です。
簡単に察しがつきますが某社のモンラッシェ。
貴重なものです。
そういうワインを勧めるとしたら「いつも来られていて」「そういうワインを好むかたで」「予め伺っていて」初めてお出しできるものと「私は」理解しています。
そのソムリエが何故それを勧めたのか?
仕事に慣らされ金銭感覚が麻痺していたのか?
そういう値段の理由が「希少で貴重」ということを知らずにいたのか?
上司から「在庫を処理せよ」と言われていたのか?
そのゲストの恰幅がよかったので「客の値踏み」をしたのか?
いずれにせよ、そのお客様は二度とそこには踏み込まないでしょう。
高額なワインを在庫してはいけない、という事でも
勧めてもいけない、という事でも
ましても、そのワインに罪があるわけでもありません。
「いくらからが常識外か?」は店の通常の料金やスタイルによります。
そむりえ亭も安い店ではありませんが・・・・
しかし「80数万円が通常」ではありませんし「通常であるくらい、そのワインは潤沢」でもない。
サービス業の陥る傲慢です。
そむりえ亭のお客様が増えるからいいや!!と言いたいところですが、
ワインは恐ろしい
だからソムリエは嫌いなんだ
となっては取り返しがつきません。
私も気を付けないといけない、と思わされた話でした。
樋口誠
普段から、そむりえ亭では「らしく」お食事一皿ごとにグラスワインを召し上がっています。
彼はドクターでマアマア稼いでいます。
ですからお祝いの席などでは早くから(2か月程前から)希望を頂き「特別なワインをボトルで飲みたいのでそれを楽しめるコースを考えておいてください」という時もあります。
そんな彼がクリスマス時に某ホテルのレストランで食事をしたそうです。
で、クリスマスですので最初のシャンパンは奮発。
数万円のものを頼んだとか・・・
よくある話です。
で、足りなくなって「そろそろ白を飲みたい。モンラッシェ系ので勧めてください」とソムリエに伝えたそうです。
ソムリエが持ってきたのは80数万円のモンラッシェで「ただただ驚いて、二度と行くまい」と思ったそうです。
「数万円までは覚悟していたし、クリスマスだし・・・」と思っていたけれど、あまりの高額に驚いたのですね。
当然です。
簡単に察しがつきますが某社のモンラッシェ。
貴重なものです。
そういうワインを勧めるとしたら「いつも来られていて」「そういうワインを好むかたで」「予め伺っていて」初めてお出しできるものと「私は」理解しています。
そのソムリエが何故それを勧めたのか?
仕事に慣らされ金銭感覚が麻痺していたのか?
そういう値段の理由が「希少で貴重」ということを知らずにいたのか?
上司から「在庫を処理せよ」と言われていたのか?
そのゲストの恰幅がよかったので「客の値踏み」をしたのか?
いずれにせよ、そのお客様は二度とそこには踏み込まないでしょう。
高額なワインを在庫してはいけない、という事でも
勧めてもいけない、という事でも
ましても、そのワインに罪があるわけでもありません。
「いくらからが常識外か?」は店の通常の料金やスタイルによります。
そむりえ亭も安い店ではありませんが・・・・
しかし「80数万円が通常」ではありませんし「通常であるくらい、そのワインは潤沢」でもない。
サービス業の陥る傲慢です。
そむりえ亭のお客様が増えるからいいや!!と言いたいところですが、
ワインは恐ろしい
だからソムリエは嫌いなんだ
となっては取り返しがつきません。
私も気を付けないといけない、と思わされた話でした。
樋口誠