ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

いいお休みでした。

2014年09月24日 02時14分09秒 | 日記
今月は久しぶりに5回のお休みを頂いています。

私は夕方は店に出掛け毎月の支払の振込作業と事務用品の買い物。



ひと段落ついたところで、ある店の御主人の新しい展開を聞いておりましたので進捗状況を伺いにまいりました。


私などはそむりえ亭の運営で青息吐息ですが、その方のバイタリティは憧れます。


決して多店舗展開を目指してらっしゃるのではありません。
昔からやりたかったことを奥様と二人で成し遂げようよとしておられるのです。

「利益ではない」とは中々言えない話ですが、その方は「やりたいこと」であって利益は眼中にないようです。

まだ正式にオープンされていませんが「練習台になってくれ」という事で美味しいものと素敵な空間を味わわせて頂き、恐縮するとともに「心の栄養」を頂いた気分です。



オープンしましたら是非紹介したい店ですが
御主人の意向で「しずかにゆっくり」とやっていきたいとのことですので、しばし詳細はお待ちくださいネ!!

                             樋口誠

お知らせを何点か・・・

2014年09月23日 03時01分47秒 | スケジュール
ヒマな9月もお陰様で残り一週間ほどです。

何故かヒマな月に限ってお断りする日が多く、偏りの多い結果になるのが不思議です。

さてお知らせを何点か・・・・

1:今日23日(火)はお休みを頂きます
2:24日(水)はガス工事の為オープンが20時となります
御容赦くださいませ!!!


3:来月のことですが10月26日(日)はABC朝日放送様とソムリエ協会がタイアップしまして
ABC社屋のある「ほたるまち」にてイベントを開催いたします。
「2014酔都ほたるまち第2弾 関西女子的昼酒のススメ」と題して
以下の内容を予定しています。(詳細は検討中)
関西で活躍する人気女子ソムリエたち10名が集結
シャンパーニュ、フランチャコルタ等々が沢山出展!かつ手頃な価格で飲めます。
ワイン業者20社による約200種類のワイン有料試飲会
ABC女子アナと堂島クロスウォークがコラボした特別メニューが登場
ABC女子アナウンサーによるトークショー
関西の女子ジャズヴォーカリストらによるコンサート
一般社団法人日本ソムリエ協会関西支部による上級ワイン講座etc・・・

どうぞ万障お繰り合わせの上、大阪福島のほたるまちに集結してくださいませ!!
入場料は2,000円の見込みです。
私も出番がありますよ!!


3:これまた先の話ですが
11月5日(水)にそむりえ亭にてワインメーカーズディナーのオファーを受けました。
ブルゴーニュの老舗です。
10月に入りましたら詳細をアップ致しますので、スケジュールのご確認をお願い致します。



どうぞ宜しくお願い致します。

                     樋口誠

ブラインドテイスティング

2014年09月22日 02時00分01秒 | ワインの事
先日、ソムリエ協会の2次試験が終わったことはお伝えしましたね。

その試験の中にブラインドテイスティングというのがあります。

つまり銘柄の判らないワインの性質を見極め、品種、産地、年号などを推測するというものです。

試験は最初のステップであって誰か一人が優勝するコンクールではありませんので複雑なもの=多品種がブレンドされ種品種が判りづらいもの、希少品種で世間にすくないものなどは出ませんし、回答はマークシートですから決して難しいものではありません。

今日、このテーマを取り上げたのは試験での話ではなく……

よく「私はどこそこのワインしか飲まない。理由はあそこの国のワインは重すぎるから」とか「あそこの国のワインは薄っぺらいから飲まない」などという人が少なくないのです。
そういう事が全くないとは言いません。
気候風土が違うのですから、出来具合は左右されるのです。
或いは品種適地も違いますから、種の差もあるでしょう。
国の経済的な理由で高級感も違いますね。

が、どこの国のワインでもブラインドで出すと「えっ、そうやったんや」と間違えるワインは沢山あります。
難しいのです。
逆にいうと「間違えさせることは簡単」でもあります。
世界大会でも当たらないのです。
という事は私も・・・・・


また、味覚は先入観に支配される、とは研究された答えです。

一度、先入観を取り除く作業をすると、どこの国のワインでも受け入れられるのですね。

あ、イタリア料理屋でイタリアワイン、ドイツ料理屋でドイツワインとビール、は当然のこと。
でも飲み手側であるお客様はフランス一辺倒などにならずに色々な国のワインを分け隔てなくやって頂きたいな、と思います。

                          樋口誠


勉強と修練

2014年09月21日 02時44分20秒 | スタッフ
昨日は土曜日。
この前、曜日特性で「土曜日は一番忙しいが、最近はそうでも無い」的な事を書きました。

事実、昨日は直前まではそれほど予約が多くなかったのですが、気が付けばカウンターだけで3回転目に突入する忙しさでした。
有難い話です。

今日は日曜ですが、お陰様で早い時間は埋まりました。



しかし昨日の忙しさと今日から暫くの忙しさは訳が違います。


というのは今日から関谷君がフランスのワイナリーに勉強にいくのです。
30日から再び出勤しますが、それまでは私と鹿子木君で留守を守ります。


ま、前任の三宅君は彼らが来るまで1年3か月程同じ状況でやっていましたし、前店長の竹中君が2回にわたり、入院で半月、一ヵ月と休んだ時も三宅君は一人で私のアシストをしていましたから、出来る筈なんです・・・・・

しかし、こういう機会が人を成長させます。
キッチンの坂本君が、長く一人でやっていることからするとホールの二人+私というのは贅沢すぎるのかもしれない位です。
ある意味、修練の機会です。

片や海外でワインの勉強、片や店の留守番をしていつも以上の動きの中で自信を鍛える。
私が書くとイジメに聞こえるかも知れませんが、人数がいると身につかない事も多いのです。

来月は逆転して鹿子木君がイタリアのワイナリー研修に参ります。
ということは関谷君が留守に頑張る、という事です。



という事で今日からの10日間ほどは、いつもと違いバタバタすることになります。
サービス速度も落ちることはあっても速い事はないと思います。

御容赦ください、とはお客様に向かっての言葉としては適切ではないかも知れません。
必死で頑張る鹿子木君を見守って頂ければ幸いです。



な~~んて言いながら彼らに育ってもらって私が海外に行ける日を楽しみにしている樋口なのです。

さ、今日も張り切っていきますよ!!!!!

ティルブション=ワインオープナー

2014年09月20日 02時45分27秒 | ちょっと休憩
先日、ソムリエ仲間のFB友達でもある人がFBの投稿でティルブションの選び方、というか使い方について一言書いていました。

私もそれに大きく頷きました。

ティルブションは道具です。
使い勝手が大事なもの、なのです。
が、ついつい高級なものを買ったものの、ちゃんと使わず、つまり使いこなせていない人が多いのです。

私の知っている限り、超有名ソムリエでも1,000円位のものを使っている人は少なくありませんし、昨年東京で行われた世界大会でもカナダ代表はお安いのを使っていました。

私はソコソコ高いのを使っていますが、年に3000本位抜く身には持ち手のカーブが柔らかいもの、キャプセルを切りやすい(自分なりに)ものを探した結果がそうなのです。

ちなみに仕事以外でティルブションを使う時は様々なものを使いますが、ナイフが切りやすく、スクリューの形状が確かでコンパクトなものを選ぶと安くても馴染むのも早いと思います。
毎日何本も抜く人はナイフとスクリュー+持ち手の丸さで手にかかる負担が違います。

私の場合、購入後しばらくの間はなじませるのに手間をかけています。
道具なのですから当然ですね。




先日、ソムリエ呼称試験の2次試験が終わりました。

間もなく新しいソムリエと呼ばれる人が多数誕生することになります。

ワインの知識のみならず、技術、そして何を言ってもホスピタリティが最重要です。

が、それをスムーズに展開させる為に「男は道具を磨く」のですね。


私は以前からティルブションのコレクターでして、ある本の一角に色んな角度で様々なティルブションの使い勝手について書いたことがあります。(その本は現在は出ていません・・・・)

お若い方でティルブション選びにお悩みの方は一声お掛け頂ければサジェスチョンさせて頂きますよ!!!
あ、商売ではありませんので気軽にどうぞ!!!

                樋口誠

そむりえ亭の曜日特性

2014年09月19日 02時04分10秒 | スケジュール
曜日特性。

ホテル時代は明快でした。
土曜日が圧倒的に忙しく、日曜がそれに次ぎ、木金がそこそこ忙しく火水は普通で、まだハッピーマンデーが無かった月がヒマ。

そむりえ亭も最初の頃は似た感じでしたね。

土曜日が忙しいのはこの6年のデータでも変りません。

しかしそれ以外の曜日は読めません。
いや土曜日も「圧倒的」ではなくなっていて、場合によってはヒマな時もチラホラです。

で、予約の無い月曜や火曜にパニックの様な入り方になったりと……


昔から水商売と言われるように「みずもの」の商いですから、今に始まった訳でもないのでしょうが、ま、いつになっても難しいですね。


一応、曜日別の売り上げ日報みたいなのを付けていますが、着実に曜日の差が無くなっているのです。
それだけ聞くと「安定してええやん」なんですが・・・・・・・


と、ちょっと愚痴っぽくなりましたが、ヒマな読みが逆に忙しくなるのはオーナーとして大歓迎です。



ちなみに今日金曜は早い時間は満席になりました。21時頃に空きが出ると思います。

で、明日土曜は今の所、ソコソコ空いています。予定通りに「土曜はヤッパリ忙しかった、と言いたいもんです。



今日も頑張ります!!!!

グラスの事(番外編)

2014年09月18日 02時45分17秒 | 食・レシピ
グラスの話はワインの世界では当たり前の課題になっていますし、私もココにも書いたり、営業でもお話しする機会は粗糖あります。

が、実はあちらこちらで「そんな良いワインをオマケの様なグラスで・・・・」という話を聞きますし、逆に安い小さなグラスの方がよさそうなワインを大きすぎる高級グラスで飲んでいる、という話も聞きます。

店の事情は様々あってソムリエが勝手にグラスを仕入れることは出来ません。置き場所の問題もあるでしょう。

が、昔に比べて「ワイン別グラス」的なもののチョイス幅は広がり、お安いものも増えています。


私の知人がある地ビールの団体の仕掛けをしていますが、そこでは数年前からワインと同じくグラスでアロマが変る、という投げかけをしていますし、大手ビールのCMでもこれまでのピルスナーと違う提案をしてますね。


グラスを気にしないワイン、或いは食生活もあります。

BBQで気軽なワインを紙コップでやる。
いいですねえ。

暑い時にお安いワインに氷を入れ、ソーダで割ってタンブラーで飲む。
これもいいですね!!

しかしソムリエが必要な店=多数の様々なワインを在庫する店ではせめて4、5種類のグラスがあると一段と美味さを感じて頂けます。


な~~んて言いながら「えっ」という違う結果もあったりします。

そむりえ亭で使っているグラスと「似たグラス」で少し角度が違うだけで答えが違ったりするものです。

面白いものですね!!!

そむりえ亭でのグラスの選択は自信をもってお出しできますが、それ以外の場合は皆さんに教えて頂きたいと思います。


ちなみに「現地で昔から使っているグラス」は意外と合わないことがありますね。
昔のグラスの選択肢が無かった時代の、しかも地元消費用のワインのコンビとしてはアリ、しかし昨今の「昔とは違うでえ!!!!」と造られたワインの場合は一歩踏み出したほうが良いようですよ!!!!


ま、試してみる、に尽きますね。

「ワイン命」じゃありません・・・・

2014年09月17日 01時34分29秒 | ちょっと休憩
昨日は試験のお手伝いでした。

若い皆さんの懸命さを感じながら、私も頑張らねばと刺激をうけました。



さてソムリエをやっていると「ワイン命ですね!!」とか「ワインが恋人ですか?」などと言われることがあります。
しかし、まったくそんなことはありません。

ソムリエは職業であって愛好家ではないんです。

勿論、ワインは嫌いってことはありませんがビールも日本酒も焼酎etcも大好きですし、なにより美味しいものを頂くのが好きなんですね。

で、それを自分ではなく他人様に経験して頂きたい、「それをもっと美味しくサーブしたい」「折角のアレを台無しにしたくない」という仕事なんです。


どこの何といういうワインが好き、とか苦手とかも全くなし。

そういう意味では「不幸な出会い」がない訳ですから幸せですね。


また「ワインが主役」ではなく「料理が主役」と思っています。


どうにか今日も料理とワインをお勧めできる。

いい仕事です。