私の一番新しい友人と昨日初めて会った。彼女とはネットで知り合い、メールのやり取りが続いていた。そして一泊二日という弾丸ツアーで札幌にお姉さんとやってきたそのひとと、大通で待ち合わせをした。
私は大柄だし、年齢的にも物事に動じない風になってきているが、見た目とは裏腹に結構人見知りで小心者。いまだに外出前になるとトイレが近くなる。きりきりと何度も間際までトイレに通うようなところがある。昨日も実はもうハラハラドキドキだった。もしかしたら、ネットを介して抱いている私の印象と、まるで違う人かもしれないと一抹の不安があった。ところが明るく気さくな彼女は、そんな心配をした自分がバカバカしくなるほどまっすぐ私に向き合ってくれていた。話しだしたら、もう洗いざらいどの話題を振っても手ごたえを感じた。私の方が10歳近く年上だが、こういうつきあいに年齢は関係ないのだと本当に思った。本当にいくら時間があっても足りない感じだった。(彼女の方が大人なんだな・・・きっと!)私の話を疑わずに聞いてくれ、自分はこういう経験があると聞かせてくれた。
一番の彼女の目的は、大都会の中をかっぽかっぽと歩く観光幌馬車に乗ることだった。こんな機会でもないと、観光客目当てのこの乗り物に乗ることはないだろうと、お願いしてご一緒させてもらった。二階席は大型バスを悠々と見降ろし、ぐいっとひっぱる銀太君の足取りに心が躍った。おとなしくて力強い銀太君は、隣を走り抜けていく車にびくともせずに堂々と進んでいく。赤信号で止まると、隣の車を覗きこむような仕草もする。うちの車はステップワゴンで背が高いから、あそこまで覗きこまれたことはないが、お薦めは普通の背の低い乗用車だ。いやあ、銀太君の引く馬車。あれは札幌もんも一度乗るべきだ!
最後に、方向音痴の私は札幌の街に不案内なので、あれこれご案内できなかったのが残念だった。また、来道すると言っていた!少しずつでも歩けるようになって、この次の時には褒められるようになろう!! 乗って楽しかった銀太君の歩みのように、ゆっくりと確実に、そういう年月を重ねられる友人になりたいと思った。