つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

魔方陣

2011年06月13日 | 子育て

来週、初めての定期テストがある末っ子。学習予定表なるものを作り、これぐらいの点数をとるぞと目標も決めて机に向かっている・・・ようだ。

「お母さん、これ一緒にやろう」と持ってきたのは数学の宿題プリント。提出は火曜日になっている。

常々、中学に入ったら母に勉強を教えてもらえると思わないでくれと言ってあるが、あいにくと娘の定期テストは今週から、志望校に一歩力が及んでいない娘はなんとかしたいと頑張っている。その娘の相手を英語だけはなんとかなる旦那がしている。やむなく末っ子は、私に聞きに来たようだ。私にきちんと教えられるか、ちょっと困ったなあと思いながら内容をみたら“魔方陣”だった。

ようは“ナンプレ”というやつ。“三方陣”から始まっているがそこは学校の勉強だから、次の段階は“正の数”“負の数”を使ったもの。それから“分数”を使ったもの・・・と進んでいく。最後に何も数字の入っていない“四方陣”なのだが、最後のこの問題でギブアップしてしまった。

“ナンプレ”であれば根気よく数字を当てはめていけばいいのだが、これは数学の問題。きちんとした理屈があるはず。根っから理系拒否の私の頭では、その理屈を見つけだし説明することができなかった。娘の方が一段落した旦那を捕まえプリントを渡す。ところが、旦那も残念なことに文系・・・三人額を寄せて考え込んでしまった。最後の手段でPCを使って検索した。http://www.ne.jp/asahi/suzuki/hp/houjin3.htm だが、方法は分かったが理論は理解できなかった。

ジブリ映画「おもひでぽろぽろ」で主人公のタエ子ちゃんが、小学校5年生の時に分数の割り算に納得いかずテストで酷い点数をとってしまう場面がある。まさにそれだ。私も分数の割り算は理屈はわからず、方法を覚えて乗り越えたタイプ。大人になった今、ゆっくり考えて理解できるようになった。

魔方陣・・・分数の割り算と同じだ!・・・とりあえず、末っ子にはPCで検索した数字をうつさせ、正直に先生に話して説明を受けてくるように言った。先生はどうやって子どもに教えるのだろう・・・それが楽しみだ。

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それから・・・

2011年06月13日 | 日記

一昨日、“ヨサコイ”を観た後、誘われるままにその友人K宅に行った。
“ヨサコイ”にはうちの末っ子、友人T君の他に、同級生やらその弟君やらがぞろぞろ並んでいた。

「お父さん、今晩泊りなのよ!皆一緒にご飯食べていってもらおうと思って、楽しいから…ね!」
“ヨサコイ”のお誘いのメールの後にこんな電話が入った。それならと急いで、山菜の始末をして旦那と娘の夕飯の準備をして、先に行った末っ子の後を追った。友人Kは、一人っ子のわが子がもまれて育つように小さいころから友達を家に誘うように心がけている人だ。そのついでと言ったら彼女に叱られそうだが、親も誘ってくれる。

Kとは、PTAの執行部を一緒にやった。全国大会の当番校に当たっている年で、本当に大変だった。何が大変だったかというと、私と彼女は「監査」を引き受けていたのだが、会長や副会長の代りに「市P」や「道P」の会合に出席するように求められた。午後から始まるその会合に出るために、まだ小学校低学年だった子どもの心配をし、わけもわからず出かけたが、会長・副会長が出ている「区P」の会議に出席していない私たちには、そこで何を話し合っているのかさえ分からず困り果てた。いやあ、この話は語れば長いのだが、その時、私たちに「全部私にやれと言われても無理です」と仕事の分担を要求して譲らなかった副会長が、今、中学校でさらっとその続きをして、しかも「区P」も「市P」も役員を気楽に引き受けている姿を見ると、喧嘩を吹っかけてやりたくなる。

そんな苦労を共有した仲間だった。その後の時間、上の子ども達の子育てで悪戦苦闘する私を見かね、末っ子の面倒をわが子とあわせてしてくれた。それは私だけではなく、T君の周りの子どもすべてに平等に心を砕く人だ。そんな人なので、ぞろぞろと、とうに背丈を追いぬかしたでっかい男の子たちをひきつれて行くのについていった。Kは私と違い、子どもサイズの服でも着られるくらいの小柄な女性だ。
「おなかいっぱい食べるのよ」と大鍋でラーメンを茹でては、腹ペコの男の子たちに山盛りにつけられたどんぶりを渡していく。これぐらいの男の子たちの食べっぷりは本当に気持ちがよい。あっという間に汁まで飲み干す。休む暇なくお代わりを用意する。汗かきかき手伝いをし、一段落ついたところで私には缶ビール付きでラーメンが出て来た。

昼間、山を歩き回り休みなく動いた疲れがビールでほどけたのか、いやあ、Kの優しさだよなあ。聞き上手なのです。愚痴った、愚痴った・・・一回、話の糸口がほどけたら、雪崩のように話していた。姉のこと、ばばのこと、子どもたちのこと・・・。帰りに一緒に連れて帰ってと頼まれた子もいたのだが、気がついたら9時を回っていた。

ちょっと申し訳ないなあ・・と思いながら、すっきりした自分がいた。
友達ってありがたい。私は、いつでもどこでも友人に恵まれている。

コメント (2)
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