つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

立教新座中学校・高等学校校長先生のメッセージから

2011年10月04日 | 子育て

卒業式を中止した立教新座高校3年生諸君へ。

東京から帰ってきてすぐ、娘の通う高校で保護者対象に「進路講演会」というものが開かれた。そこで配られた資料の中に立教新座中学校・高等学校の校長先生が、3月の震災の直後に書かれた卒業生へのメッセージがとりあげられていた。
旦那曰く、その時期ネットの中では結構とりあげられていて、その人たちの中では周知のメッセージだそうだ。
私はこのたびがお初で、こういう意識をもった先生がいて、きちんと子どもに発信しているのに驚いた。

立て続けにこういう話題で申し訳ないと思う。

10月3日付けの朝日新聞“声”欄に「教師が希望を持てる学校現場に」というものが載った。

9月末に「ベテラン教員 すり減る意欲」と題されて、生きがいを失い早期退職者を生む教員の実態を取り上げた記事に対する元教員の方の声だ。本当にこの方の言う通りなんだろう。一生懸命やられる先生ほどすり減るんだろうなあ・・・・・・うーん。

この15年4人の子どものおかげで、教育現場を身近にしてきた。10年前と比べても、教員が子どもと向き合える時間が少なくなってきているように保護者の立場であっても感じている。でもだがしかし・・・・・・保護者は、わが子が学校に通って初めて教育の流れに身をゆだねる。これでいいのかと思っても、その時わが子は学齢期を通り過ぎているというのが大抵の親が経験することではないだろうか。そんな一過性の相手だ。教員が「世間がこういっているから」「保護者がこう言っているから」とそれをいいわけにしては、教育のプロなどあり得ないことになってしまう。
目の前の子どもをどう育てるか。動かせない何かがなければ続かないだろう。
教育現場をもっともっとオープンにして、自分の目の前にいる子どもとの関わりに責任を持ってもらいたいと思う。
世間に何を言われようと、保護者がどう言ってこようと、目の前の子どもの将来について力を持った言葉で語ってもらいたいと思う。受験テクニックは予備校に任せておけばよい。


大学には 「海をみる自由」 があるんだよというのは、予備校では教えられないのだから・・・・・・。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする