「貴女の人生は25日で終わるわけではなくて、その先もずっとずっとあるの…
母は25日よりも貴女のその長い人生が大事だから、学校に行くのをやめない?」
「学校でないと勉強できない」と目を三角に、口を真一文字にして通っていた娘に提案した。
あっけないほど簡単に頷いた彼女に、ああ苦しかったんだと思った。
ごめんね・・・そんなにつらかったんだね。早く気がついて言ってあげればよかったね。
ここから先、貴女に役に立つことをどれだけ言ってあげられるか分からないけれど、
母がかますはったりに、一昨日より昨日、昨日より今日と、貴女が明るくなってきたのを感じています。
任せておきなさい。母は勉強はさっぱりだけれど、結構いろいろ経験済みだよ。
貴女の様子をみながら、そこん所の話を少しずつしていくから・・・
胸をはっていい。 貴女の頑張りは周りのみんなが知っている。 貴女が貴女を認めなかったら、貴女が一番かわいそうだ。
貴女はそれだけ頑張ったんだ。 「私に答えられない問題はない」くらいの気持ちを持てば、必ず答えを導き出せる。
「誠実に裏打ちされた精一杯のはったり」をかましてくればいいの!
その精一杯は、必ず試験官の目に留まるから。
だって、彼らは何千、何万もの答案をみているの!プロなのよ!
貴女が本物だってことを必ず見抜くわ。 それは間違いない。 大人ってそういうものだから・・・。
大切な娘へ、何よりも、貴女が生きる人生が一番大事で、合格することはその次の出来事。
貴女が胸張って生きることが、一番一番大切なことなのですよ。