つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

娘へ

2012年02月22日 | 子育て

「貴女の人生は25日で終わるわけではなくて、その先もずっとずっとあるの…

母は25日よりも貴女のその長い人生が大事だから、学校に行くのをやめない?」

「学校でないと勉強できない」と目を三角に、口を真一文字にして通っていた娘に提案した。

あっけないほど簡単に頷いた彼女に、ああ苦しかったんだと思った。

ごめんね・・・そんなにつらかったんだね。早く気がついて言ってあげればよかったね。

ここから先、貴女に役に立つことをどれだけ言ってあげられるか分からないけれど、

母がかますはったりに、一昨日より昨日、昨日より今日と、貴女が明るくなってきたのを感じています。

任せておきなさい。母は勉強はさっぱりだけれど、結構いろいろ経験済みだよ。

貴女の様子をみながら、そこん所の話を少しずつしていくから・・・

胸をはっていい。 貴女の頑張りは周りのみんなが知っている。 貴女が貴女を認めなかったら、貴女が一番かわいそうだ。

貴女はそれだけ頑張ったんだ。 「私に答えられない問題はない」くらいの気持ちを持てば、必ず答えを導き出せる。

「誠実に裏打ちされた精一杯のはったり」をかましてくればいいの!

その精一杯は、必ず試験官の目に留まるから。

だって、彼らは何千、何万もの答案をみているの!プロなのよ!

貴女が本物だってことを必ず見抜くわ。 それは間違いない。 大人ってそういうものだから・・・。

大切な娘へ、何よりも、貴女が生きる人生が一番大事で、合格することはその次の出来事。

貴女が胸張って生きることが、一番一番大切なことなのですよ。 

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新参者…東野圭吾

2012年02月22日 | 本・・・

我が家の「図書委員」がまた本を提供してくれた。

東野圭吾はたくさん本を出しているせいか、若干当たり外れがあるように感じている。
だから、面白そうだなと思ってもなかなか手がでない。図書委員、なかなか便利だ。

この本はテレビドラマも結構人気が出ただけあって、なるほど原作が面白い。
そして何より、原作に忠実にテレビ化したのだなあと感じた。 本がしっかりしている。
私はあのドラマを観て、人形町に行ったことがある。人形焼き屋の暖簾をくぐり、卵焼きを探しに歩いた。
小粋な街並みを思い浮かべながら、本の頁を繰った。

物語の作りもしゃれていて、ジグソーパズルのようにその時起こったすべての出来事を、ピースを埋めるように進んで行く。
でてくる登場人物一人一人に物語があって、それがすれ違うことで出来事が起こり、事件があった。
有川浩の「阪急電車」にも同じような不思議な感覚を持ったが、この本にもなんとも心のひだを騒がせるものを感じた。

先に映像を受け入れてしまったので、読み物としての印象を持つことが無かったのが残念。
これは仕方がない。 でも 「麒麟の翼」 は本を読んでから観に行こうかな・・・。

コメント (2)
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