姉とは、
お友達のもも吉さんの少し前のブログに 「お姉ちゃん」と「姉」 という妹ならではの思いをつづったものがある。
姉と妹の間にある、どんなに大人になっても越えてはならない「境界線」のことがテーマだ。
私も妹で、同じ妹であるもも吉さんのいわんとする独特の感覚がよくわかった。
ところで、このたびの上京で、その姉との間にある「境界線」を向こうから崩してくるような・・・あれ、この人こんなだったけ?と、
姉との位置関係がこれまでと違っていることに気がついた。
昨年秋に一定の治療が終わり、その後50日に一度検査をし、今の状況を維持するために飲み薬が続いている。
入院はないにしろ飲んでいる薬は抗がん剤のため、その疲労は大きいようだ。
それでも33キロまで落ち込んだ体重が40キロ近くまで戻り、いくらかふっくらとし“生きている”という力強さを感じることができる。
思えばこの1年半、私は姉の具合の悪いところしか見ていなかった。ところがこのたびは一応、(健康だったときのようにはいかないが)今望むべく一番の状態であるわけだ。
それが結構あわただしい、騒がしい、せわしない、忙しい、散らかっている、云々云々・・・・・・その挙句すべてを放り投げてねじが切れたかのようにパタンと横になるので、いやあ、部屋の中が汚い汚い!
昔から片付けることが苦手な人で、散らかった部屋でも全然平気だった。だが、ちょいと度が過ぎている。
これではいつか“ゴミ屋敷”になってしまう。
薬を飲み続けているから仕方がないと言えば、仕方がないのだが、ちょっと目に余った。
30分かけていいことを10分でやってしまって、力尽きてしまうのだ。
「10分でやろうとしないで30分かけなさいよ」と、繰り返し繰り返し言った。
歯ブラシをしながら話をしようとするのでよだれがおちてしまう。それを目で注意すると、履いている靴下で拭いてしまう。
「だって雑巾取りに行ったら、疲れちゃうもの」 ふわあっとため息が出る・・・・・・。
おーい! おねえちゃあ~~~ん!
そこら辺はなんとかしようよ~~~
でも、こんなことでやいのやいの言える・・・・・おととしのことを考えたら幸せなんだよなあ、文句を言ったらばちが当たる。
でもなあ~~ねえちゃああん、頼むよお~~
めちゃくちゃ朝早く起きる姉の起こす音で、二階に寝ている私も目が覚める。朝4時半、お月さまがきれいだった。
写メを撮ったら、まだ付いていた街路灯とおんなじになっちゃった。
借りている息子のPCだとお絵描きができて、うれしくなり、おまけのお月さまです。
そして、今日はバレンタインデー!
ちょっと繁華街に出たら、デパートのチョコレート売り場が大変でした。
ああやって根気よく並んで選んでもらったチョコレートを受け取れる男の子というのは、どうなんだろう……?
なんかもやもやと不思議な気分だった。
とにもかくにも、皆さんが幸せな気分で今日の一日を過ごしたことを祈ります。
ハッピーバレンタイン!!