つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

もどっておいで、●やちゃん

2012年12月27日 | 徒然に、

次女から電話があった。

この間まで一緒にいたのに、早いなあと思いながらあれやこれや話をするが、

少々様子がおかしい。 振る話題に乗ってこないし、いつも以上にぼそぼそと話して聞きとりずらい。

昨今耳が遠い私は受話器に耳を押しつけて、もっとはっきり喋れやと半分イカっていた。

ところが、やっと泣きながら話しだしたことは、とんでもない話で仰天だった。

 

あのね、昨日、お見舞行ったの ●やちゃん。 

学祭のころ (11月初め) 盲腸で入院したの。

それから盲腸は手術したんだけれど、なんだかで退院できていなくて

ずうっと学校来ていなくて、もうお正月で、みんなで遊ぼうって言っていて、だから、

いつ学校出てくるのって、友達と聞きに行ったの・・・

そしたら、●やちゃん、意識無くって・・・・お母さんが・・・もう戻らないって・・・

大学にも行けないって・・・・

●やちゃん、手がふやふやしていて、だらんとしていて、

お父さんとお母さんといて、話をちゃんとしてくれて、

だから意識がもう戻らないんだって本当のことだって思って、

お父さんに、●やちゃんと一緒にうつった写真があったらもらえないかって言われて、

探したんだけれど、

あたし ●やちゃん 本当はきらいで、一緒に写していなくて、

で、みんなに話して、夏に写したビデオとかあって、それを集めてDVDにしようってなって、

 

●やちゃんきらいだったの・・・・

 

でも、いつまでたっても大学に来ないから、いつ出てくるのかなあってそう思って、・・・

そんなにこたえているわけじゃないんだ。

今だけ、涙が出るの・・・・

 学祭、いけないから写メ送ってって言われて、

何枚か送って、その時はちゃんとやり取りして・・・それが最後だった・・・

平気なんだよ。今だけ涙が止まらないの・・・

 

 

 

何がどうして二十歳にもならない娘さんがそんなことになったのかわからないが

もどっておいで●やちゃん

これからじゃないか・・・・あきらめないで、あなたにはとてつもない広い広い未来があるんだから、

戻っておいで、●やちゃん・・・

 

どうしてもうまくいかないというのであれば、あったこともないおばさんだけれど一生懸命祈るよ。

貴女が目を覚まさないのなら、

貴女が仲間たちと素敵に過ごしている夢をみるようにと、精いっぱい神様にも仏様にも

八百万の神様に祈っているよ!

でもでも、それでも思う。 戻っておいで・・・

 

 

 

 

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おしかったこと・・・in Tokyo

2012年12月27日 | 徒然に、

「それじゃあ、母も観光に行ける?」 と長男の話に目を輝かせていた件がある。

学校が好きでもう2年勉強するという長男に、目の玉飛び出るほどの話が舞い込んだのだ。

来年5月から賞味2カ月某国で、気象観測のためのプログラムに研修員として参加させてくれるという。

その某国は、スキューバダイビングでも有名なパラダイスだ!

わああああああい! 絶対遊びに行こうと決めていた。どんなことがあっても行くぞ!

と、友人たちにもうれしくなって、あのね、あのねと話していた。

本人もどういう研究なのか詳細を知らなかったうえでの報告で、

勝手に私が想像の船を走らせただけなのだが・・・

 

そう  「船」  なのだ。

 

日本を出港しパラダイスの某国に寄港するが、必要な資材や物資を積み込んだら、

その後一ヶ月半、某国沖合の決まった海域に停泊し、毎日気象観測するという・・・・

あれれれれれ・・・・・?ということは、それは、海外旅行になるの?

「だって出国するし、入国するんだし・・・」 と、長男の弁。

気を取り直し、写メとかいっぱい送ってほしいなあと頼んでみたら、

「あのね、船の上でね、携帯の電波とか届かなくてね。

だから、一日に一回日本とこうしんするらしいんだけれど、それも凄い費用がかかるから、

まず、個人的にどうのということはムリだね!」

うーむむむ、お楽しみは最後にとっておくのねえ・・・・。

 

ところで説明を聞いてきたら、まるまる二か月船上での生活で、参加したたいていの人が太るそうだ。

そりゃあそうだ。 どんなに大きな船でもたかがしれている。

「養鶏場の鶏だね!」と感想を言ったら、怒られた。スーツケースを買わなければというので、

「あんたね・・・海の上で、パンツ三枚にシャツ三枚、ゴム草履にタオルの一枚もあれば事足りるでしょう?

どこか遊びに行くつもり?」にも、不本意な表情。

 

しかし、日本の国にはそういう地道な観測を続けている人たちがいるんだと思った。

決して表舞台にはでてこない。 国力 ってこういうものなのかもしれない。

ちょっと肩すかしをくらった長男の海外派遣ばなしだが、これはこれでめったにない経験。

とても、面白そうだ!

 

 

 

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