見上げるような大男になりつつある末っ子。
静かな反抗期は続いている。
続いているが、学校が進路について三者で懇談するから、よく話し合っていて欲しいというから
「どうすんのさ?」と尋ねた。
聞いたって、ホワホワしているから答えられるわけがない。
昨日、届いた学級だよりには
「来年焦って泣くようなことがないように、今から焦ろ」と書いてあった。
そんなこと言ったって、後悔はあとにするもんで、先には絶対できない。
先月あった定期テストの時、
試験翌日から答案が戻っていたのに、声をかけるまで見せなかった。
“青春”だなあ~~と思ったけれど、釘刺さなければいけないとガツンと意見した。
上の子どもたちは、高校に入ってから一度か二度そういうことがあった。
だが、中学で回避しようとしたのは彼がお初だ。
次女などは、あっけらかんと零点の答案を見せたことがある。
自分自身も含めて初めて見た零点の答案用紙。感激ものだった。
彼女の名誉のために付け加えると、科目は物理。それにしてもひとつくらいわからなかったのかと思った。
末っ子に冬期講習の誘いが、いつも行っている塾から入ったが、
「ま、いいや」と今回はパス。
本人がいいと言っているもの、無理やり説得するほど親切な親ではない。
今までの経験からすると、挫折は経験しないよりしたほうが心がふとくなるようだし、
トントン拍子に進学校に進んでしまうと、お子さんはおいても
親御さんで勘違いしているようなそんな人を多く見かける。
でも、それも含めて教育なんだなあと、このごろ思う。
何を話せばいいんだろう・・・良くも悪くも、本人次第で、
そのことから導き出される結果だって、引き受けるのは本人でしかない。
親はただそばで見守ってやるしか、できることはない。
そんなこと先生に話したって、許されないんだろうなあ~~
一つでも偏差値の高い高校へ、そんな姿勢を示すべきなんだろうなあ・・・?