壊されています。
理由は、敷地をひとつに隣接する隣の小学校の増築のため。
テニスコートの隣には小学校のプールがあります。
その場所に校舎を増築し、テニスコート付近にプールをうつすそうです。
入学児童数が増加の見込みで教室が足りなくなるからだそうな・・・
なんともなあ~~
この付近には歩いて15分圏内に3つの小学校が隣接している。
その小学校の卒業生が入学するのが、この中学校。
うちの子どもたちが小学校にお世話になっていたころは、どの小学校も児童数が減少ぎみで、
閉校にしようという話が何度も浮き沈みしていた。それが隔世の感がある。
マンションの新築が相次ぎ、子どもの数が増えたのだ。
喜ばしいことなんだろうなあ・・・・・・・・・?
この地で子育てをして四半世紀、そういう子ども数の増減を肌身に感じてきた。
団地でうわっと子どもの数いても、ひとなみ終わると次がいない。
新しいマンションができて、たくさん子どもがいる場所が移る。
小さな校区内で、集団下校の班の大小の変遷を観てきた。
対症療法でしかない『教育』を感じてしまう。
人材を育てるということを、この国はどう考えているのだろう?
いや、国でなくてもいい、この地域の人はどう考えているのだろう?
末っ子が通う中学校、とにかく部活の数が少ない。
男の子が入ることができる運動部が4つ。女の子のものは2つ。
文化系に関しては、合唱部と美術部しかない。
部活がこの年頃の子どもたちのすべてとは言わないが、
偏差値の高さに好奇心を抱くことの少ない感のあるこの子たちに、
どんな生き方でも、楽しく笑って生き生きと前を目指そうとする限り、
必ず道は開けるという簡単な理屈を、手から手へと伝えるには、・・・・・・・
もっともっと意識を持たなければ伝えられないのではないかと、不安を抱く。
札幌でも教育熱心と言われる地区がある。
公立中学校を成績順に並べたら札幌市内で1位2位に入る中学校の脇を通った。
夏休みのため運動部が一生懸命に練習をしていた。
テニスコートは5面、サッカーコート、野球のダイヤモンドも取ってあり、
ナイター設備も備えられ、校舎からは吹奏楽部の練習の音が聞こえていた。
家についたら目の前にある、たったひとつしかないテニスコートにパワーショベルが入っていた。
子どもを育てる ということ。
考えてしまう。
なぜ、地域でこんなに違うのだろう?
国が悪いとか、市が悪いとか、ではなく。これはきっと、ここに住んでいる私たちが選んでいることなんだろう?
机にかじりついて問題を解く。そればかりが“頭をよくする”術ではないということを、
この頃、妙にはっきり理解できるようになった。
アナログナ意味で 楽しい そういう思いをこの年頃にたくさんたくさん経験させる。
それが 人を育てる一番簡単な方法かもしれない。