「次はいつ?」
あうと必ず別れ際に必ずそう聞いてくれる東京の友人A。
彼女、引っ越し慣れしている。
ご主人が転勤族で、現役時代は3年から4年の周期で日本全国引っ越して歩いた。
お子さんが三人いて、転勤先で高校生になり、そのたびに子どもを置いて動いて回った。
今は三人とも仕事についてそれぞれの場所で生活をしているが、
北は青森、南は九州にとばらばらになってしまっている。
当然彼らが引っ越すとなると「お母さん」の出番で、
とうとう単身赴任になったご主人との分と、見当がつかないほど「引っ越し」をしている。
私の親も転勤族だったが、私は子どもで、
大人になってからの引っ越しは数えるほどしかない。
しかもこのたびの引っ越しは、生活を続けながらその日にすべてを移す・・・という、これまで私がやったことのないものだった。
思いつく限りのことはしていたが、不安だったためAに助力を頼んだ。
彼女はこういう時一つ返事でホイホイと飛んできてくれる。
ありがたい!
これがまたすごかった!!
引っ越し当日は来られないからと、前日前々日と来て荷造りをしてくれたのだが、
まああああ、すごい!!
台所と風呂場の物を、最低これだけあれば生活は維持できると、
次から次へと段ボールに詰めていった。
割れ物用に引っ越しやさんがパッキンを持って来ていてくれたが、
「ゴミになるだけだからこれが一番なのよ」
と持ち込んでくれたのはキッチンペーパー、引っ越し先で外したらあとは使えばいいという。
カラーのガムテープを何色も差し出して、
「これでふたしたら引っ越し屋さん一目でわかる」
最後に残す食器は捨ててもいいものにするのだそうだ。
極論紙皿でもいい、使って捨てればそれでおしまい・・・
などなど彼女の長年の蓄積によるアイデアはどこもそこもすべてにあった。
ほとんどの荷物が箱に詰められて運ばれるばかりになった。
びっくりポンだった!
当日はまた別の友人に荷ほどきの手伝いに来てもらった。
彼女も「いいよ」とすぐ飛んできてくれた。
いい友達に恵まれている。
感謝
今日はここまで、