長男が札幌に来ていた時に、いつも通り回るお寿司に出かけた
食べ過ぎるといけない旦那は、私と一皿を分け合いながら、
ゆっくり、ゆっくり楽しんだ
ふと、思いついて長男に聞いた
「そういえば、母もう一度くらい京都見物に行きたかったんだけど、
あんたが京都にいるって三月まで?
そうしたらその間に行かないといけないね…」
何の気なしに聞いたのです…というか、
純粋に京都の宿があるうちに、もう一度関西方面に行きたかったのです
今から振り返ると、あの時ちょろと空気の色が変わった感じがしたなああ
私、そこらへん鈍感だからなあんにも考えずに長男の言葉を聞いちゃったんだけれど、
「4年目をやらせてもらいたいんだけれど…」
と言ったんです
長男が今お世話になっているのは、後期博士課程
学部4年を終え入る大学院はたいていの場合、前期博士課程だそうで、
この2年間を終えると修士号をもらうことができます
その後3年間の後期博士課程、合わせて5年間で博士号を取ることができます
問題なのが、この後期博士課程
普通は単位を取ればOkですが、ここばかりは論文が通らないともらうことができません
3年の課程で、裏表で6年までは在籍することができますが、
その間に論文審査に通らなければ 満期退学ということになります
ふうううう、長男の場合、3年間に必要な単位は取れていますが、
論文が通っていないということのようです
理屈はわかっていましたが、
こうやって文章にすると、結構、あやつ首の皮一枚でふんばっているところなんだなあと
ちょっとハラハラして来ています
単位が取れていて、論文が通れば、3年在籍する必要もなく、
彼と同じ年に入ってもういなくなった学生もいるそうです
長男、清水の舞台を飛び降りる覚悟で話したのだろうなあ…
そんなことも気が付かず私は、
「あそう、じゃあ、まだ一年くらい、母 猶予あるんだね!
慌てなくてもいいから、いいやあ…」
でも、
「あんたお金大丈夫なの?授業料や奨学金はどうなるの?
結構返す分あるんでしょう?」
て、お金のことだけは聞いたんです!
それさえクリアしているんなら私は何も言うことないもの!
その件については来週説明を聞いてくるということでしたが、
ふと見ると、旦那が少々表情が固くなっていましたっけ…
旦那は、既定の期間に審査に通る論文を書き上げられなかったということが
どういうことなのかきちんとわかるのだろうと思います
私は、わからないからのんきにできます!!
仕方がないじゃないねえ、一生懸命やっていて通らないんだから、
頑張りたいって言っているんだし、
ま、いいや、
とりあえず末っ子より長く大学にいることはないようにするって言っていたし、
いいや!!