つれづれおもふ

思えば遠くに来たもんだ~ぼつぼつ語る日々の出来事

もう一つの用事は、

2019年09月25日 | 日記
叔母の墓参り

長く病んだ末亡くなった叔母だが、最期まではっきりしていたようだ

一人暮らしが長くとてもしっかり暮らしていたが、悪くなってからは、東京に住む従姉妹が付き添っていた
家族だけで見送りたいからと連絡があったので、
手を合わせただけで済ませていた
酒田に行くんだからと住所を送ってもらった


レンタカーのナビに入れて屋根が見える場所まではきたのだが、入口がわからない
ぐるぐる回って振り出しに戻ったら、あったんだな…りっぱなお寺が、


酒田の叔母は、若い頃とても怖い叔母さんだった
訛りも強く、聞き取りにくいのもあって子どもの頃は恐ろしかった

母が早く亡くなってからかな?
叔母たちがよく気にかけてくれて、 折に触れて様子を確かめてくれた、、、父が再婚するまでは、

姉は病気がそれほど見通しが悪くない頃には、退院できたらおばちゃんのところに行って住む と言っていた


手を合わせて、思った
一緒にいるかな?




トントン拍子に予定していた事が終わり、
後は東京に帰るだけ、それまでの時間酒田を楽しむことにした

まずは腹ごしらえ、





観光案内のチラシにあった地図を頼りにたどり着いたのは、趣のあるお蕎麦やさん

「おくりびと」の出演者やスタッフが足繁く通ってくれたとある、店内に置かれたカードを読みながらややしばらく待った

隣のテーブルから楽しげな地元の女性な会話が聞こえてきて、それが叔母の語り口と同じで聴き惚れた



きちんと仕事がされた蕎麦だった
美味しかった


本間様には及びもつかぬが、せめてなりたやお殿様

と謳われた本間家の、本間美術館に行った





別邸はすごかった

大正天皇の別荘として作られたが、大正天皇は上がられたことがなく、昭和天皇が皇太子時代に泊まられたそうだ

勢が尽くされた木造建築は、趣きがあり、
謁見の間からは鳥海山を借景とした美しい庭が一望にできた

即身仏は全国に16体あるそうだが、
山形県には8体あり、その内の2体が酒田の海向寺にある

旦那が観たいというので、ドキドキしながらついていった!



飾り気も何にもないお寺だが、
この入り口の向かい側に、



「おくりびと」のロケ地があった


即身仏、は、ありがたすぎて、ただ、ただ手を合わせ、子どもらの安堵をお願いした



海向寺は日和山の隣に建っていたので



酒田港を一望に観ることができた
この辺りは松尾芭蕉が歩いた土地で、詠まれた詩がいくつもあるし、逸話も多い



そして、これは私のリクエスト
「おしん」のロケに使われた





未だ現役で使われている米倉
素晴らしい風景だった




うちの旦那は小心者で、

6時の特急を取った上で、
4時にレンタカーを返す段取りで、
しかもその上3時にはもう時間がないとレンタカーを返しに行き、

荷物を持って酒田駅で、あなたはいつもこう!
と妻の罵倒を浴びることになった


レンタカーをナビを使いながら移動したのだが、
それはなれない道だからうまく行くはずがないのが、いちいち文句を言う
駐車場の案内の位置が悪いや、
入り口が見つけにくいや、
一日中それに付き合っていた私も我慢の尾が切れたのです

それで?3時間どうしたいの?

成田離婚てよくわかる!
もうどうでもよくなったんです!
そこは30年一緒にいただけのことはある、
旦那いそいそと動き出し、ロッカーに荷物を預け、歩いていける酒田市美術館の場所を確認した

しかし、案の定旦那は内容はさして興味がない
あれなら車返す前に寄ってきても良かった

と、これは旦那には言ってない

行きは飛行機で1時間足らず
帰りは新潟から新幹線に乗り継いで、
東京の家についたのが12時前
流石にヘトヘトでしたわ!

最後に、本間美術館で見た北村西望の可愛らしい彫像を、





寒風吹く山形のほっぺの真っ赤な女の子、
良い良い可愛い








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遅い昼の後は

2019年09月20日 | 日記



夫婦並んで爆睡した!

何しろ始発に乗って羽田に向かったから、
もう12時間動いていた

目が覚めたら、窓の外には酒田の街が広がっていた

ここも、鶴岡に負けずにこじんまりした港町だ

昼が遅かったが、漁港が近いから、
海産物を出す店を探して出かけた



魚が札幌と違う!
新鮮で美味い!

お勧めを聞いて、話題の、



のどぐろの塩焼きをいただいた



ほんと、喉のあたりが黒い

ついつい旦那様は出羽錦のぬる燗を頼んでいた

美味いなあ、札幌ではなかなかこういう店に入らないからなあ、
きっとあるんだろうけど、

お腹が空いてなかったからいい出会いがありました!



酒田には用事が二つ
効率よく回るため、レンタカーを借りた

雨がひどかった1日目とは違い、2日目は快晴で汗がにじむほどだった

はじめは酒田市役所

以前どうしたもんかと頭を悩ませていた私の祖父を調査してくださっている方、
なにがあったのか、あの雷のようにたくさんの書簡をおくりつけてきてから、パタリと連絡が途絶えた

高齢の女性だったから、体調が悪くなったのではないかと少しだけ心配しているが、
私は悪いがホッとしている

祖父が亡くなった時に私は10歳
わかるわけがない
この一年の間に叔母叔父が相次いで亡くなり、聞く人が居なくなってしまった

そんな状態ですが、あの時指摘されたことに放って置けないと感じたことがあった
酒田市の万里の松原に顕彰碑が立っている
その顕彰碑わきの案内板に書かれた学歴に誤りがあるというのです

たしかに、…違ってるんです

祖父の資料は戦前戦後のもので、他のものにも間違いが多い
これもどうしてこうなったのかはわからないが、意図的とか、意識的にとか、悪意があったものではなく、知らなかった、確認しなかったということだろうと思います
ですがあの時の指摘はそういうものではなく、そのことから祖父の功績を評価し直し、庄内の人の目を覚まさせるというようなものでした

少し腹が立ったので、しっかりと確認して書いてくださいと返したのだが音沙汰がなくなったので、
ではと、酒田市役所に間違いを直してもらおうと頼みにいったのです

これはかろうじて祖父を知っている私がやるべき事と考えました
費用負担もやむなしかなと腹積もりはしていきましたが、酒田市役所の方は間違いは直しますと快諾してくださいました

万里の松原を市役所の方に案内されて改めて行ったのですが、手入れの行き届いた綺麗な黒松林なんです

ご存知だろうか、山形県から秋田県につながるこの地の砂丘は鳥取砂丘より大きい
私が子供のころ親族が集まり祖父の話になると、
その没頭ぶりが話題のほとんどだった
寝ても覚めても砂防砂防砂防だったと、寝食を忘れて考え続けたようです

それは出た大学によって価値が変わるものではないと、私は感じています





続く


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裏日本と呼ばれた土地へ行く

2019年09月19日 | 日記


じゃあん、東京からだと飛行機が飛んでいます
朝6時50分発、飛行時間なんと42分!

あっという間に着いちゃいます



接続の良いバスに乗って、JRの駅まで向かいます






母の五十回忌と、姉の七回忌、
旦那に付き合ってもらい、やってきました

鶴岡は小さな地方都市です

来るたびに、その小ささを感じます
でも、小さい中に居心地の良さも感じるのです
ここに入り込める地盤や、仕事があれば、
いいなあと思うが、そうはいかない!

果物屋さんに行きお供えを頼み、
まだ開いていないカフェでコーヒーをお願いし、
時間を潰して寺に向かった

菓子は札幌から運んできて、
お膳と花はお寺に頼んだ

鶴岡も先日地震があった
お墓を心配したが、幸い墓は全て異常がなかったようだ
ただ位牌所はありとあらゆるものが散乱したらしいが、我が家のは被害がなかった

早めに寺に来て、それも確認していたら、
どうしたわけか空模様がおかしくなり、
ご住職が準備を始めたら、バケツのそこが抜けたような雨が降り出した

お経の間も止むことがなく、
これは、父親が何か怒っているんだと確信した次第です

なに?なにがだめ?

よおわからんなあ?

線状降水帯というのがかかったようで、このあとしばらく酷い有様だった

今回は酒田に用事があり一泊するつもりで来ていたので、お寺が終わったら少し鶴岡を観光しようかと言っていたが、雨がひどくて諦めた



酒田には羽越線で行く

昼は酒田に行ってからと、12時3分を待ったが、
これが雨のため徐行運転をしていて、最終的に55分遅れで入ってきた



ま、これも旅の醍醐味

腹っぺらし旦那に飴玉を舐めさせて、なんとかホテルのレストランのランチタイムに滑り込んだ

旦那と二人だから、あーだこーだと文句言いながら、気楽に動くことができる!

これが子供達が一緒だと、てんでバラバラの思惑で動こうとしないからもうたあいへん!
うちの場合、旦那がとにかく自分のペースでやろうとするから、何しろ時間に食事をしたい人だから厄介だ!

旅行先の食事は時に量が多いから、全てを付き合うのは至難の業
自分も付き合いきれないのに、子どもらの様子も見てて嫌んなっちゃうのよね…あの子らも大人なんだから、一人で回るとかして離れればいいのにしないしねえ??

なので、面倒臭いから、一緒に行こうと強く誘わなかった
旦那は一緒に行きたかったらしいが、私がね!

と、長くなってしまった…続く


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記憶にございません!

2019年09月19日 | 映画

 

笑った!笑った!笑った!!

 

 

ここのところ、うまくいかないことばかりで、

どうしたらよいかさっぱり見当もつかずにいる…

なんだか大笑いしたら、ま、いっかあ という気分がわいてきた

 

映画としてはどうかと聞かれるとよくわからないが、

全編笑いどころ満載で、とても楽しかった!

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8月の本

2019年09月16日 | 本・・・

本屋さんや図書館が近場にないと、

本が読めない!!

当たり前のことに苦心しています。

 

8月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2539
ナイス数:105

日本会議の正体 (平凡社新書)日本会議の正体 (平凡社新書)感想
韓国で読まれているというので、手に取った。結局そこも宗教がらみなんだと、ちょっと嫌になった。宗教がらみがすべていけないとは思わないが、少し偏っているように感じている。
読了日:08月31日 著者:青木理
あほうがらす (新潮文庫)あほうがらす (新潮文庫)感想
BSのドラマを観て、再読したくなった。やっぱり池波作品読み応えがあって面白い。ドラマもよく映像化していると思う。
読了日:08月28日 著者:池波 正太郎
忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)忙しい日でも、おなかは空く。 (文春文庫)感想
整った  ということかな。
読了日:08月21日 著者:平松 洋子
キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書)キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書)感想
この手の本は得意ではないが、読みやすかった。営業に特効薬はないのだろう、地道な営業がすべてなんだなと改めて思った。
読了日:08月20日 著者:田村 潤
味を追う旅 (河出文庫)味を追う旅 (河出文庫)感想
ありきたりの感想ではなく、この作家の感想を書き連ねていて、とても面白かった。ただ、食べ物に限定している話題なので、続けて読むといくらか飽きてしまい、少し読んでは間をあけてフレッシュな気分で次を読んだ。
読了日:08月18日 著者:吉村 昭
うちの子が結婚しないので (新潮文庫)うちの子が結婚しないので (新潮文庫)感想
なかばあたりまでこの本を読み始めたのは失敗だったかな?と思いながら頁を捲っていた。そのうち、女だったら経験のある“差別感”“区別感”を実に爽快に言い切ってくれ、本当にさっぱりした!そうなんだよ!そうそう、そうなの!!最高に気分がよかった!ありがとう!!
読了日:08月16日 著者:垣谷 美雨
史実を歩く (文春文庫)史実を歩く (文春文庫)感想
あの本はこういう取材の元に書かれたものなのかと改めて感じ入ってしまった。アシスタントや編集者任せではなく、実際に足を運び、街の情景や、川の流れ、などを感じた上で書く。凄いや!まだ読んでない本がたくさんある。読破したい。
読了日:08月08日 著者:吉村 昭
肉小説集 (角川文庫)肉小説集 (角川文庫)感想
母親の料理ってそんなにまずいものなんだと、己を振り返ってしまった。目の付け所が変わっていておもしろかったが、…少し個人的な感想になるが、男性の書くもので時折こういう「汚らしい」と感じる本がある。想像すると耐えられないと感じる描写なのだが、これも一つの描きようだと考えて頑張って読み進めることにしている。これはもう生理的なことなので、この本面白かったと感じているがもう二度と読むことはないだろうと思う。
読了日:08月02日 著者:坂木 司
正義のセ 4 負けっぱなしで終わるもんか! (角川文庫)正義のセ 4 負けっぱなしで終わるもんか! (角川文庫)感想
ゆうづうきかんちんのりーちゃんがいつの間にかなかなかの検事さんに育っていた。うむもう少し途中経過が欲しかったけれど、検事としての正義のセはここからがスタートかな?次作を期待します。
読了日:08月01日 著者:阿川 佐和子

読書メーター

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