soramove

読書と旅行と柴犬のブログ
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「GOEMON 」前作CASSHERNから進歩が見えた

2009-05-10 18:30:14 | 邦画
「GOEMON 」★★★
江口洋介 、広末涼子 、大沢たかお 、ゴリ 主演
紀里谷和明 監督、2008年、128分




「石川五右衛門の話をベースに
大胆に脚色し、歴史上の人物も
交えて時代劇のようで
時代考証も何も取っ払った
不思議な映画だった」



前作「CASSHERN」は見所の
全く無い駄作だったが
今回はそんな先入観を持って見ていると
全体のトーンや色彩は同じと感じながらも
ちゃんと映画として成立していて
驚いた、

ただ作りこみ過ぎの凝りに凝った映像は
好みが分かれる所だ。

大作映画で見かける壮大なセットや
夥しい軍人の数や民衆の様子など、
一部で映像的に目を奪われるところもあった、
このあたりは「人間の心」や「本質」を
描くことに固執して
TVのドラマと殆ど変わらないものを
作るくらいしかできない邦画の
こじんまりとした貧乏くさい映像とは
明らかに目指す所の違いを見せてくれた。


ただし、ラスト付近の五右衛門のセリフは
ちょっと恥ずかしかったな、

彼の気持ちを直接語らせることじゃなく、
映像や演技で分からせて欲しかった、
あんな直接的な言葉で言われたら
それまで積み上げたものが
全部薄っぺらなものに感じてしまうのが
分からないのだろうか?
誰か助言する人はいなかったのかな。

絶賛はしないけれど
見る前に思っていた「どうせくだらないだろうな」
そんな気持ちは見終えた後は無かった、
映像センスはあるのだから
脚本と演出あたりに心を配れば
次の次あたりには、良いものが見えられそうな気がした。

★100点満点で65点

soramove
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初めは見る気さえなかったが、大画面で見る価値は
充分にあった映画だった。

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