「重力ピエロ」★★★★
加瀬亮 、岡田将生 、小日向文世 主演
森淳一 監督、2008年、119分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/98/445ce7705a47fa63b36687796e9123ca.jpg)
「春が二階から落ちてきた。」
「印象的な出だしで始まるのは、
ある家族の物語、
どこにでもあるようで、でも
見ていると分かる、
どの家族も唯一の物語を持っていると」
原作は読んでいない、
読もうかな思ったときには
ベストセラーとなっていて
「今さら」と思ったからだ。
映画を見ていて所々に
本の印象的な書き出しのような部分を見た、
そして映画はそれらをうまく取り込んで
上質な家族の物語を描いていた、
ミステリー仕立てになっているが
本筋は「家族」という単位の
なんとも強固で揺るがない
安心出来る場所を見せてくれた。
劇中で回想される家族で見た
サーカスでピエロの空中ブランコのシーン、
「大丈夫だよ、ちゃんと掴むからね」
ピエロが失敗して相手の手を掴みそこねそうになる、
でも大丈夫、観客はほっとする、
そしてみんなは知っている、
落ちたって安全ネットがあるしね。
そんなことを映画は解説はしない、
でも映画のシーンの間に
あれこれと考えるきっかけがあって
その自分だけの時間は
まるで読書をしているようだった。
自分のことを分かって欲しくて
回りくどい「放火」という手段で
DNAの構造を真似てみたりと、
作りこみ過ぎの部分もあるし、
事件から派生する人間関係などは
作り物と前提しても首をかしげる部分もあったが
そんなこと気にならないくらい
映画は常に心地良い緊張感に包まれ
ラストまで見せ切ってくれた。
面白かった。
★100点満点で80点★
soramove
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岡田将生は「ホノカア・ボーイ」に続いて今年二度目だが、
この映画のほうが存在感があったな。
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加瀬亮 、岡田将生 、小日向文世 主演
森淳一 監督、2008年、119分
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/98/445ce7705a47fa63b36687796e9123ca.jpg)
「春が二階から落ちてきた。」
「印象的な出だしで始まるのは、
ある家族の物語、
どこにでもあるようで、でも
見ていると分かる、
どの家族も唯一の物語を持っていると」
原作は読んでいない、
読もうかな思ったときには
ベストセラーとなっていて
「今さら」と思ったからだ。
映画を見ていて所々に
本の印象的な書き出しのような部分を見た、
そして映画はそれらをうまく取り込んで
上質な家族の物語を描いていた、
ミステリー仕立てになっているが
本筋は「家族」という単位の
なんとも強固で揺るがない
安心出来る場所を見せてくれた。
劇中で回想される家族で見た
サーカスでピエロの空中ブランコのシーン、
「大丈夫だよ、ちゃんと掴むからね」
ピエロが失敗して相手の手を掴みそこねそうになる、
でも大丈夫、観客はほっとする、
そしてみんなは知っている、
落ちたって安全ネットがあるしね。
そんなことを映画は解説はしない、
でも映画のシーンの間に
あれこれと考えるきっかけがあって
その自分だけの時間は
まるで読書をしているようだった。
自分のことを分かって欲しくて
回りくどい「放火」という手段で
DNAの構造を真似てみたりと、
作りこみ過ぎの部分もあるし、
事件から派生する人間関係などは
作り物と前提しても首をかしげる部分もあったが
そんなこと気にならないくらい
映画は常に心地良い緊張感に包まれ
ラストまで見せ切ってくれた。
面白かった。
★100点満点で80点★
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岡田将生は「ホノカア・ボーイ」に続いて今年二度目だが、
この映画のほうが存在感があったな。
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