「借りぐらしのアリエッティ」★★★★
志田未来、神木隆之介、大竹しのぶ、竹下景子、三浦友和、樹木希林 声の出演
米林宏昌監督、94分 、2010年7月17日公開、2010,日本,東宝
(原題:原作・床下の小人たち )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/33/eb1623415b606dcb6c93f7805b1c0776.jpg)
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「ジブリ作品は最初から高いハードルが目の前にあり、
見る側もそれ相当の「何か」を求めて劇場へ行く、
いまひとつ、という感想を聞いていたので
それ程期待せずに見たが、
大きな感動みたいなものは無いが、
主人公のアリエッティの凛とした美しさは
それだけで見る価値があった、美しい物語」
美しいと感じたのは、
「滅びの美学」を感じるからか、
それでも実写でないアニメ作品ならではの
特徴的なところを期待してしまう、
この作品も今の技術なら実写は可能だ、
でも空いた時間を埋めつくすようなセリフの洪水も無く、
アリエッティが高い屋根から見た世界や
普通の人間の暮らしへの驚きなど、
常に彼女の視線は、何気ないけれど
見過ごしてしまいがちな小さな発見をいくつか教えてくれている。
彼女が何かを見つめる時の眼差しは
力強く、その姿は美しい。
小人たちは人間の住む家の軒下で暮らし、
日々必要なものをほんの少しずつ借りて過ごしている、
服のボタンや古い切手などが
小さな部屋の壁を飾っていて
凝った内装になっているが、
製作者も楽しんでこれらを作り上げたのだろうな。
「人間に見つかってはいけない」という規則を
アリエッティは破ってしまう、
新しく屋敷にやってきた病弱な少年に見つかってしまったのだ、
少年は強い好奇心で彼女を探すというより
およそ子供らしくない、さりげない接触を試みる。
好奇心旺盛な小人のアリエッティと
どこか生きることを投げているような少年の
わずかな時間の交流、
そして別れ。
この後二人はそれぞれどうなるのか分からないが
なんとかやっていくんだろうなと
ほのかに明るい未来も見せてくれた。
アニメの世界を見ながらも
結局自分達は作品のどこかに自分を
もしくは自分の考えを投影する、
普段と違う行動をとれば
今までと違う新しい出会いがある、
そして他人の考えに触れることで
自分の考えが微妙に変わっていくことも
実感として知っている、
この映画は滅びゆく種族を描いているかもしれないが
そんな先のことよりも
今、この現実をいかに過ごすか
たったそんな足元から、きっと全ては始まっている。
忘れられないほどの強烈なキャラはなく、
物語も淡々と進行していくが
それこそ実感としての暮らしがあり、
同じ繰り返しでも決して同じではないのだと
こっそりと(小人らしく)教えてくれる。
★100点満点で80点★
soramove
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ジブリ作品では自分が一番好きなのは「千と千尋の神隠し」
そろそろそれを超える感動に出会いたい。
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米林宏昌監督、94分 、2010年7月17日公開、2010,日本,東宝
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主人公のアリエッティの凛とした美しさは
それだけで見る価値があった、美しい物語」
美しいと感じたのは、
「滅びの美学」を感じるからか、
それでも実写でないアニメ作品ならではの
特徴的なところを期待してしまう、
この作品も今の技術なら実写は可能だ、
でも空いた時間を埋めつくすようなセリフの洪水も無く、
アリエッティが高い屋根から見た世界や
普通の人間の暮らしへの驚きなど、
常に彼女の視線は、何気ないけれど
見過ごしてしまいがちな小さな発見をいくつか教えてくれている。
彼女が何かを見つめる時の眼差しは
力強く、その姿は美しい。
小人たちは人間の住む家の軒下で暮らし、
日々必要なものをほんの少しずつ借りて過ごしている、
服のボタンや古い切手などが
小さな部屋の壁を飾っていて
凝った内装になっているが、
製作者も楽しんでこれらを作り上げたのだろうな。
「人間に見つかってはいけない」という規則を
アリエッティは破ってしまう、
新しく屋敷にやってきた病弱な少年に見つかってしまったのだ、
少年は強い好奇心で彼女を探すというより
およそ子供らしくない、さりげない接触を試みる。
好奇心旺盛な小人のアリエッティと
どこか生きることを投げているような少年の
わずかな時間の交流、
そして別れ。
この後二人はそれぞれどうなるのか分からないが
なんとかやっていくんだろうなと
ほのかに明るい未来も見せてくれた。
アニメの世界を見ながらも
結局自分達は作品のどこかに自分を
もしくは自分の考えを投影する、
普段と違う行動をとれば
今までと違う新しい出会いがある、
そして他人の考えに触れることで
自分の考えが微妙に変わっていくことも
実感として知っている、
この映画は滅びゆく種族を描いているかもしれないが
そんな先のことよりも
今、この現実をいかに過ごすか
たったそんな足元から、きっと全ては始まっている。
忘れられないほどの強烈なキャラはなく、
物語も淡々と進行していくが
それこそ実感としての暮らしがあり、
同じ繰り返しでも決して同じではないのだと
こっそりと(小人らしく)教えてくれる。
★100点満点で80点★
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そろそろそれを超える感動に出会いたい。
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