「トロッコ」★★★☆
尾野真千子、ブライアン・チャン、ワン・ファン 出演
川口浩史監督、116分、2010年5月22日全国順次公開、2010,日本,ビターズ・エンド
(原題:トロッコ )

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「本好きを自認しながらも
この作品の原作が芥川龍之介の同名小説とは
見終わっても、分からなかった、読んでないし。
映画は声高に伝えることもなく
淡々と進行していくが、
美しい自然と相まって、外の暑さをひと時忘れた」
台湾には二度行ったが
台北ばかりなので
この映画に出てくるような
山間部の風景を見ると
日本の田舎と変わらないなと感じた、
街に溢れる赤い看板も無く、
自分達と同じ様な顔をした人達の
静かな暮らしがここにある。
かつて日本は台湾を統治し
全ての台湾人の名前を日本名に変えさせ
日本語教育をし、
神社を作らせ、お参りをさせたという。
その名残で年齢の高い人達には
今も日本語を話せる人も少なくないようだ。
急死した台湾人の父親の遺灰を届けるため、
日本人の母親と小学生の兄弟3人で、
台湾中南部の小さな村を訪れる。
玄関先で年老いた祖父は
お骨の入った箱を杖で叩いて
「こんな姿になって帰って来て、お前は」と声を荒げる、
親より先に死ぬことは台湾では大罪であり、
こうして怒りを露わにすることが
ひとつの習慣だという、
自分達にも分かりやすい
通じるものがあると感じた。
タイトルのトロッコは
かつて日本へ良い材木を運ぶために
山奥からレールが敷かれ
中には現在でも使われている
そんなトロッコが象徴的に使われている。
日本からやってきた兄弟は
最初はゲームばかりしていたが
暫くすると外へ出て遊ぶようになる、
ほんのわずかの間に
兄は兄として成長したことが
画面から伝わってくる、
丁寧に彼らの表情を追ったことが功を奏している。
何か強烈に伝えようとしていることは無く、
淡々と日々が過ぎていく、
どこにでもありそうな小さな出来事が
家族の心に積み重なり
そうして目に見えない絆が結ばれていくのだろう、
外の暑さをひと時忘れる
そんな爽やかな作品だった。
★100点満点で70点★
soramove
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川口浩史監督はこれが初監督作品、台湾を舞台にして苦労も多かったと思うが
かなり良い作品に仕上がったように感じた。
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川口浩史監督、116分、2010年5月22日全国順次公開、2010,日本,ビターズ・エンド
(原題:トロッコ )

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この作品の原作が芥川龍之介の同名小説とは
見終わっても、分からなかった、読んでないし。
映画は声高に伝えることもなく
淡々と進行していくが、
美しい自然と相まって、外の暑さをひと時忘れた」
台湾には二度行ったが
台北ばかりなので
この映画に出てくるような
山間部の風景を見ると
日本の田舎と変わらないなと感じた、
街に溢れる赤い看板も無く、
自分達と同じ様な顔をした人達の
静かな暮らしがここにある。
かつて日本は台湾を統治し
全ての台湾人の名前を日本名に変えさせ
日本語教育をし、
神社を作らせ、お参りをさせたという。
その名残で年齢の高い人達には
今も日本語を話せる人も少なくないようだ。
急死した台湾人の父親の遺灰を届けるため、
日本人の母親と小学生の兄弟3人で、
台湾中南部の小さな村を訪れる。
玄関先で年老いた祖父は
お骨の入った箱を杖で叩いて
「こんな姿になって帰って来て、お前は」と声を荒げる、
親より先に死ぬことは台湾では大罪であり、
こうして怒りを露わにすることが
ひとつの習慣だという、
自分達にも分かりやすい
通じるものがあると感じた。
タイトルのトロッコは
かつて日本へ良い材木を運ぶために
山奥からレールが敷かれ
中には現在でも使われている
そんなトロッコが象徴的に使われている。
日本からやってきた兄弟は
最初はゲームばかりしていたが
暫くすると外へ出て遊ぶようになる、
ほんのわずかの間に
兄は兄として成長したことが
画面から伝わってくる、
丁寧に彼らの表情を追ったことが功を奏している。
何か強烈に伝えようとしていることは無く、
淡々と日々が過ぎていく、
どこにでもありそうな小さな出来事が
家族の心に積み重なり
そうして目に見えない絆が結ばれていくのだろう、
外の暑さをひと時忘れる
そんな爽やかな作品だった。
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soramove
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川口浩史監督はこれが初監督作品、台湾を舞台にして苦労も多かったと思うが
かなり良い作品に仕上がったように感じた。
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