CH OB会

CHで、古き良き時代を一緒に過ごした仲間達
「みんな元気なのかな? どうしてるのかな?」
なんて思う今日この頃です。

大阪くらしの今昔館

2006-07-09 18:49:34 | Weblog
OBのみなさん、今日は気軽に楽しめる大阪のミュージアムをご紹介しまーす。

8日(土曜日)かねてより「行ってみたいな」っと思っておりました”大阪くらしの今昔館”に行ってきました。
天神橋6丁目まで、いつものようにチャリンコでのんびりサイクリング。
天神橋筋商店街6丁目入り口横にある「すまい情報センター」ビルに入り、エレベーターで8Fへ



ビルの8F、9Fが「大阪すまいの今昔館」の会場になっています。
先日紹介しました「ぐるっとパス」を利用すると団体料金(1割引)の540円で、観覧できます。

受付(なかなか美人の受付嬢でした)を済まして、さらに100円を支払って、桂 米朝さんの音声ガイドシステムのポータブルプレーヤー(会場内のポイントごとに、米朝さんが、音声でガイドしてくれます)を借り入場。
8Fから長いエスカレーターで9Fへ、通路を歩いてまず目に飛び込んでくるのは窓越しに見える「江戸時代、天保の頃の大坂の町並み」
丁度、屋根の上から眺めているような不思議な感覚です。
すべて原寸大で再現されていて、これから観覧していく町並みの全貌をここで眺めることになります。
左手奥の方には、会所屋敷の屋根の上に「火の見櫓」が聳え立っています。 手前に「物干し」があります。
右手屋根の上には今で言う「サンルーフ」のような窓が三つみえ、太陽の光を屋内に取り入れることが出来る工夫がなされています。


さらに通路を行くと、やがてまちの入り口「木戸門」を潜り抜けます。

木戸門ー 江戸時代、町の入り口などにこうした木戸門が建てられていました。ある時刻になると、この門は閉められ町の保安の為に必要であったらしい。
     

表通り ここには「風呂屋」「建具屋」「小間物屋」「会所屋敷」「薬屋」などの店が、当時のままの姿で再現されています。
実際に店舗の中に入って、店内も観覧することが出来、内装もほんとにリアルに再現されてます。”天神祭り”(7月24日、25日、旧暦の6月24日、25日)が近づいてきたこの時期店の前には、家紋を染め抜いた幔幕が掛けられて、さらに町の紋をつけた「高張り提灯」、通りに面した町屋の格子や建具がはずされ店の間には、毛氈のしかれた「祭り見物席」が設えられます。

表通り(左右の軒下「高張り提灯」が、ほのかな灯りをともしている)


   


舟形山車「天神丸」-全長8メートル、全幅2メートル、全高3メートルの飾り船 江戸時代には、天満宮の神事ごとに飾られ天神祭りには引き出されていました。
大正15年をさかいに、天神祭りに登場することは無くなりますがその後所在が判らなくなっていました。

平成11年 75年ぶりに、天満宮の倉庫の奥から発見され現在大阪指定有形民族文化財としてこのミュージアムに保管されています。
「天神丸」の横に「ウルユス」と書いた看板が、見えます。これは、当時の「合薬屋」(薬屋)の看板で、「空」スをバラバラにしてカタカナ読みをすると「ウルユス」になります。すなわち、お腹の中を空にする”下剤”の薬なんです。

合薬屋の台所ー右に「走り」(今で言うシンクです)があります。シンクの向こう側には、井戸から汲んだ水を貯め置く水槽があります。



合薬屋の台所ー「へっつい」(今で言うガスコンロ)があります。薬屋のへっついは、4口ありなかでも茶釜は、いつでもお茶を出せるように常に沸かしていました。








表通りから路地を入って裏通りへ廻ると、より庶民的な”裏長屋”があります。(今で言うところの”平屋アパート”) 4~5家族が、共同井戸(奥さん達の、社交場)、共同便所を利用して暮らしていました。
その中の一軒で、義太夫節の師匠をしている男の家の中の様子です。
羽織が、見えます。改まった席に行くときに、この家紋入りの羽織を着ます。
行灯が、在ります。 燃料は、菜の花の種を絞った油です。
軒先には、干し柿が吊るされています。

9Fでの、”江戸時代の町屋ツアー”を終え8Fにエスカレーターで降りていくと時代は、一挙に明治、大正、昭和となり当時の
大阪庶民の暮らしぶりを、映像や緻密に作られた模型などを使って紹介しています。

中でも興味深かったのは、私が住んでいる旭区にある公園(城北公園)が、終戦直後の大阪での住宅難に対応するため、[城北バス住宅]が設置されていたことです
高度経済成長期には、鉄筋コンクリート造りの計画的団地が開発されました。
[古市中団地]
明治末期の初代通天閣と当時のアミューズメントスペース、「ルナパーク」
(いちばん下の画像です)


懐かしい、テレビ 




約1時間の”大坂、町屋ツアー"  江戸時代(天保)の頃、明治~大正~昭和へのタイムスリップ
年をとったのかな? ここのとこ、懐古趣味的なものに妙に、心のやすらぎを覚えるようになりました。

この日は、結構たくさんのお客さんで賑わっていたんですが、何故か”外国人”の団体さんが目だって多かったようです。
外国の人は、大阪人の昔の住まいと生活をどんな風に感じてるのかな? とか、この秋に公開される映画「メトロにのって」
を絶対に見なきゃアとか思いながら帰路につきました。


映画「メトロにのって」原作 浅田次郎 主演 堤 真一
(あらすじ)  長い間、疎遠であった父が、倒れたとの知らせを受けた日真次はいつもの地下鉄の駅から
突然昭和39年にタイムスリップ~さらに話は、終戦直後の時代に遡って展開していきます

「あなたは、父になるまえの父親をしっていますか?」
「あなたが生まれる前の母に、会いたいですか?」

心の琴線を震わせ、涙と感動の”ストーリーテラー”浅田ワールドを堪能出来ると思うとロードショウ公開の「10月」が、とっても待ち遠しく思われます。

OBの皆さんにも、是非この映画をお勧めします。

          by タケ
               
                        

        


  

















コメント (2)
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