3月8日(木)~5月16日(日)まで、天保山「サントリーミュージアム」にて
生誕100周年を記念した「ダリ展」が開催されています。
「3月早々には行きたいな」って思ってたんですが、やっと今日実現出来ました。
自転車で天保山まで行こうと思ったんですが、どうも雲行きが怪しく仕方なくバスと電車を乗り継ぎ
中央線「大阪港」まで行ってきました。
サルバドール・ダリ(1904年生~1989年没)は、20世紀を代表する「シュルレアリスム」(超現実主義)の
画家として有名なんですね。
皆さんご存知だと思いますが、
「知らんぞ!ダリってダレ??」って言う人はどうか想像してみてください。
漫画「おそまつ君」に登場する、「イヤミ」。
その「イヤミ」の目玉をギョロメにし、
さらに「口ひげ」をもっと太く長くしてみてください。
「サルバドール・ダリ」が、現れますね。
現れたかな??
彼は、スペイン・カタルーニャ地方の生まれで彼が生まれる9ヶ月前に同じ名前の兄が死んでるんですね。
兄の生まれ変わりとして育てられたダリは、兄の写真を見るたびに、自分が死んでしまったかのような錯覚を覚え
自分が死んで腐敗していく様子を思い浮かべ死に対しての強い恐怖心を抱いていました。
そんな恐怖心は、例えば作品「焼いたベーコンのある柔らかい自画像」の中で表現されています。
柔らかく腐っていくダリ自身の姿はかろうじて松葉杖で支えられ、顔にはその肉を食らう蟻が這い回っています。
食べるというイメージから横には、焼いたベーコンが置かれています。
1920年代ダリの画風はまだ確立されてなく、印象派の影響を受けていました。
彼独自の画風を確立したのは、1929年詩人ポールエリュアールの妻「ガラ」との不倫の末の結婚の後のことでした。
見方によって違った姿が現れる「ダブルイメージ」の技法
(代表的な作品「イメージが消える」「ビキニの三つのスフィンクス」)
特異なモチーフ(焼けたベーコン、蟻の大群、溶けた時計、ハエの大群、)を使って、
非日常の精神世界を写実的に描き出す彼独特の画風。
とっても興味深く鑑賞することが出来ました。
作品(「焼いたベーコンのある柔らかい自画像」「記憶の固執」「幻覚剤的闘牛士」など)
興味のある方、「サルバスタイル.コム」で絵画鑑賞してください。
右のバナーをクリックしてくれ~~!
「シュルレアリスム」は、「超現実主義」と訳されます。
その特異な画風から「非現実主義」と誤解されがちなんですが、正確には全く反対で「とっても現実的って言うことらしいんです」
つまり、理性、常識、秩序、主観、意識などから解き放たれた状態で偶然出来たものにこそ
「超現実」が出現するって言うことらしいんです。
ですから、絵画を鑑賞するにしても「そんな視点」で観ないと画家の意図するものが伝わってこず、
単に「不思議な絵」ってことになってしまいます。
今回「サントリーミュージアム」で開催されている「ダリ展」には、サブタイトルとして「創造する多面体」が表記されています。
「ダリ」は絵画のみならず、その芸術活動は文字通り「多方面」にわたっています。
グラフィックス、挿絵、舞台衣装、香水の瓶、商業デザイン、雑誌の表紙、ETC
その才能、「恐るべし」です。
それと、それと、皆さん「チュッパチャップス」って知ってます?
あの棒の付いたキャンディーなんですが、その「チュッパチャップス」の「ロゴ」はなんと「サルバドール・ダリ」の
作品なんですね。
知ってました?
by タケ
生誕100周年を記念した「ダリ展」が開催されています。

「3月早々には行きたいな」って思ってたんですが、やっと今日実現出来ました。
自転車で天保山まで行こうと思ったんですが、どうも雲行きが怪しく仕方なくバスと電車を乗り継ぎ

中央線「大阪港」まで行ってきました。

サルバドール・ダリ(1904年生~1989年没)は、20世紀を代表する「シュルレアリスム」(超現実主義)の
画家として有名なんですね。
皆さんご存知だと思いますが、
「知らんぞ!ダリってダレ??」って言う人はどうか想像してみてください。
漫画「おそまつ君」に登場する、「イヤミ」。
その「イヤミ」の目玉をギョロメにし、
さらに「口ひげ」をもっと太く長くしてみてください。
「サルバドール・ダリ」が、現れますね。
現れたかな??
彼は、スペイン・カタルーニャ地方の生まれで彼が生まれる9ヶ月前に同じ名前の兄が死んでるんですね。
兄の生まれ変わりとして育てられたダリは、兄の写真を見るたびに、自分が死んでしまったかのような錯覚を覚え
自分が死んで腐敗していく様子を思い浮かべ死に対しての強い恐怖心を抱いていました。

そんな恐怖心は、例えば作品「焼いたベーコンのある柔らかい自画像」の中で表現されています。
柔らかく腐っていくダリ自身の姿はかろうじて松葉杖で支えられ、顔にはその肉を食らう蟻が這い回っています。
食べるというイメージから横には、焼いたベーコンが置かれています。
1920年代ダリの画風はまだ確立されてなく、印象派の影響を受けていました。
彼独自の画風を確立したのは、1929年詩人ポールエリュアールの妻「ガラ」との不倫の末の結婚の後のことでした。
見方によって違った姿が現れる「ダブルイメージ」の技法
(代表的な作品「イメージが消える」「ビキニの三つのスフィンクス」)
特異なモチーフ(焼けたベーコン、蟻の大群、溶けた時計、ハエの大群、)を使って、
非日常の精神世界を写実的に描き出す彼独特の画風。
とっても興味深く鑑賞することが出来ました。
作品(「焼いたベーコンのある柔らかい自画像」「記憶の固執」「幻覚剤的闘牛士」など)
興味のある方、「サルバスタイル.コム」で絵画鑑賞してください。
右のバナーをクリックしてくれ~~!

「シュルレアリスム」は、「超現実主義」と訳されます。
その特異な画風から「非現実主義」と誤解されがちなんですが、正確には全く反対で「とっても現実的って言うことらしいんです」
つまり、理性、常識、秩序、主観、意識などから解き放たれた状態で偶然出来たものにこそ
「超現実」が出現するって言うことらしいんです。
ですから、絵画を鑑賞するにしても「そんな視点」で観ないと画家の意図するものが伝わってこず、
単に「不思議な絵」ってことになってしまいます。
今回「サントリーミュージアム」で開催されている「ダリ展」には、サブタイトルとして「創造する多面体」が表記されています。
「ダリ」は絵画のみならず、その芸術活動は文字通り「多方面」にわたっています。
グラフィックス、挿絵、舞台衣装、香水の瓶、商業デザイン、雑誌の表紙、ETC
その才能、「恐るべし」です。
それと、それと、皆さん「チュッパチャップス」って知ってます?
あの棒の付いたキャンディーなんですが、その「チュッパチャップス」の「ロゴ」はなんと「サルバドール・ダリ」の
作品なんですね。

by タケ