本日の山陰は天気予報では雨が降ると予報が出ていましたが・・・意外と穏やかでちょっと拍子抜けです。
昨夜は雨が降っていたと思うのですが(音だけ聞こえてました)朝も雲が多めでスッキリした天気ではありませんでした。
そう言えば・・・自動車趣味人の献本をいただいております。
袋は破れていましたが中身は大丈夫でした。
アトリエの方に置いておりますのでご自由にご覧ください、もしもハートに響きましたらお近くの書店で定期購読してくださいね(笑)
少しだけ内側を・・・ご覧いただきましょう。
イギリスのSMTS社を取材されたようでして・・・
SMTSと言いますと・・・私的にはロータスヨーロッパのキットかな〜
完成品で一番良いのはメイクアップのLSJ時代のものになりますが、キットと言いますとSMTS社かプロバンスムラージュ製キットくらいしかピンと来ないんですよね。
お昼頃になりますとこの天気ですよ(笑)
今日も午前中は雑用が多くてね・・・なかなか本業の集中というのは難しいです(笑)
先日、中国の方から注文をいただいたアクリルケースの支払いにコンビニに行ったり自宅に資料を取りに戻ったり(これは自分が悪いんだけど)と結構忙しい。
もう一つ忘れてた・・・夕方病院に行かないといけなかった!!
まあこれは書類を撮りに行くだけなんでね簡単ではあるのだけど。
そして午後からは本業です。
例によって今日も修理部門からです。
少し前に窓の浮きを修理した117クーペですが。
お客様からもう一つリクエストをいただいていまして・・・。
もう少し車高を下げて欲しいと・・・
実は最初に制作した時にもかなり下げているのですが・・・(笑)
まあこれはイメージの問題ですからね。
一つだけ問題があるのは、車高を下げる場合ミニカーをベース板から外す必要があるのです。
が・・・メイクアップさんのシールが封印のように・・・(笑)
これをカットしても良いのか・・・
当時の私・・・そしてメイクアップ担当者・・・そして多分ご覧になっているだろう植本社長の気持ちが入った封印なんですよ(滝汗!)
模型の修理とかはまだ簡単なのです・・・直せばいいのです。
でも人の「気持ち」とか「思い」とかそんな部分まで思いやって修理をするというのはなかなか難しい。
でも今回やってしまいました。
ダメもとでメイクアップさんにシールを都合していただきました。
まあ私、今でも正規!?代理店でやらせて頂いています、また元メイクアップのモデルフィニッシャーをしていましたので全くお付き合いのない方が頼まれるよりも条件的に良かったかもしれません。今回は特例措置で他の方がご依頼いただいても企業の責任以上の部分ですから難しいかと思います。
しかも何よりもお客様のためにね頑張る訳です。
この117も元は私が制作したものなのでご了解をいただいたと思っております。
と言う事で心置きなくシールを剥がしてミニカーを取り外しまして分解しました。
車軸が通る部分はレジンの色が見えていますね。
確か車高は低めと言うことで削った記憶があります。
本当ならこれ以上低くするのはどうかな〜と思うのですけどね、まあお客様のご希望なら仕方がありませんが・・・(笑)
もう少しだけ削りました。
でもこれが限界かな〜これ以上下げますとボディの裏側部分にシャフトが干渉します。
そして触っていたらドアの下側のモールが外れてしまい・・・マスキングテープで支えておきました。
後で接着します(笑)
そしてベース板の裏側のメイクアップさんのステッカー(別名封印か!?)を完全に剥がして掃除しました。
粘着はラッカーシンナーで拭けば綺麗になりますがベース板を傷めるかもしれないのでエナメルシンナーで掃除をしています。
多分普通の方の大部分はこれで車高調整は完了してメデタシメデタシ・・・と思われるかもしれませんが、実は違います。
車高が変わると言うことはベース板とミニカーの間のクリアランスも変わりますからスペーサーの調整が必要になるのです。
旋盤で削って対応します
そしてスペーサーを削ると言うことは車体を止めるためのビスの長さにも影響があるのです。
スペーサーを削った寸法だけ止めビスも短くしています。
でないと・・・最悪の場合ボディを突き破ってしまう恐れもありますからね〜。
これでメイクアップさんからステッカーが届けばお客様の元に帰っていただく事ができますね。
さて本日の本業は・・・330P4に戻りましょう。
サイドステップの部分を真鍮に置き換えましたがボディ下側の絞り込みが少し甘かったのも修正しましたのでシャーシの幅も少し詰める必要が出て来ました・・・
レジンのサイドステップ部分よりも下のホワイトメタルの部分は出っぱっていますのでここは削る必要がありますね。
この部分を削りますとレジンのスッテップ内側のパーツが薄くなってしまいまして強度がなくなってしまいます
なのでなくなった部分にはプラ板を貼って強度を保ちます。
両サイドに白いプラ板が貼られているのがわかりますかね〜!?
シャーシ側を削ったせいかボディは素直にシャーシの部分に収まりました。
続いてリアカウルです。
この部分もセロテープで巻かれていまして多少変形していますのでボディセンターとの繋ぎ目が変形していますね。
加熱して治す方法もありますが余計な部分が変形してしまったら困りますから・・・ここはパテで修正したほうが良いかな〜と。
センターボディの方にマスキングテープを巻きましてパテを盛りました。
これ1回で全て完了とは思えませんが、ボディ修正の第一歩です。