Studio_Rosso1/43自動車模型製作日記2

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床板の補強

2023-12-30 23:15:39 | 1/43 Ferrari 330P4

本日の山陰は曇り時々晴れの天気です。
まあ12月なので一日中快晴という様な天気にはならないんですよ・・・山陰はね。
でも今日は比較的暖かでしたから・・・12月としては異例なくらい暖かでした。
そんな年末の午前中は町内会の仕事です。
地元神社の掃除と飾り付けでした。
余分だったのは木を切って欲しいという事でチェーンソーを取りにガレージまで帰った事ですかね。
最初からわかっていたら昨日持って帰っていたのですが・・・
予定していた電動のノコギリのバッテリーの電気が足らなかったらしく・・・途中で止まってしまいました。
まあ予定通りカットできましたから町内会の仕事としてはOKなんですけどね。

お昼にはアトリエの方に戻りまして昼食を取ってから本業にかかります。
昨日の最後の部分で左右が変だった部分を再び検証します。
下の写真ではリアカウルが少し手前にずれていますがホイールとの関係は良さそうなんですよね、でも反対側は後ろに下がっている様にしか見えません。

リアカウルを外して上から見ますと・・・
サイドシルからタイヤまでは同じ距離感に見えます。

カウルのホイールアーチを測ってみますと
基準は前側の上下分割線の高さで測ります。
この高さですと・・・17mm

左側は17.5mm・・・
たかが0.5mmですが大きいということはその寸法の違いで右側後輪が後ろに寄っている様に見える可能性がありますね。
つまり右側よりも左側の方がホイールアーチが前後に長い可能性があるのです。
だったらホイールアーチを削ればいいと思うでしょ?
実はそう簡単にはゆかないかも・・・

というのもこのホイールアーチの後ろにはスリットのエッチングを接着しなければならないのですホイールアーチの後ろ側を削れば確かに同じ様に見えるかもしれませんがスリットのエッチングの取り付け位置も後ろにずらす必要があるかもしれませんね。

確認で左右の上下分割部分の寸法も測ってみますが・・・どちらも7mm。

う〜んやっぱりホイールアーチの大きさが違うのが原因の様ですね。

実はもう一つ問題がありました・・・
このP4の床板ですが厚みが1mmほどのホワイトメタルの部品なのですが・・・これが結構柔らかくてクニャクニャしているのです。
仮組みがかなりやり難いのです・・・
変だな〜と思いながらもブログを書いているときにインストを確認したいことがありまして自宅にあった同じキットを開けてみました・・・
下の写真で気がつかれました?

床板の部品の色なのです・・・私の自宅にあるキットはこの床板が真鍮ロストワックスでできているのです。
つまり最初はこの真鍮ロストワックスだったけど途中でホワイトメタルに変わったという事なのではないかと・・・組み易さかそれともコストダウンか・・・よくわかりませんが部品の素材が変わっていることは確かですね。

これだとやはり仮組みには治具を作らないとどこが狂っているのかよくわからないのです。
で・・・治具を作るにはもう一つ問題があります。
床板がサイドステップよりも上側に上がっているのです。
まあステップを作り直した影響もあるかもしれませんが・・・。

シャーシの厚みを増して調整してやる必要があるのです。

この床板の下側には1枚のエッチングを貼る様になっていますが・・・それはあまりにも薄くてこんな具合です。
指で摘んでいますが・・・見えますかね〜??

これではあまりにも薄いので

ホワイトメタルの板をロールで潰して1.0mmのホワイトメタルの板を作りました。
下の写真では1.5mmなのでもう少し潰します(笑)

で切り出したのが下側の板です。

上側はエッチング板ですね・・・メタルの板をカットするときに型紙にしました。

エッチング板のようにリベット表現は難しいですけどね・・・

ホワイトメタルならではの加工をします。
刻印を使って文字を刻みました。
そして削り合わせています・・・上の板と重なった部分はまだ綺麗に削られていませんけど・・・
小ビス4本でシャーシに取り付けました。
少しはそれらしく見えてきましたね。

今夜は親戚を集めての忘年会なのでこの後準備です。
続きは明日です・・・治具まで作れると良いですけどね〜。