Studio_Rosso1/43自動車模型製作日記2

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

もう一台の製作を開始しますそしてNSX-Rの修理を仕上げます

2023-12-02 20:36:13 | 1/43 WOLF-FORD WR7 1979

本日の山陰は・・・朝出勤の時にはまだ雨が降っていまして途中スーパーで買い物をしてから出勤したのですが雨は降るし風は寒いし(笑)
こんな所(スーパーの駐車場ですが)で12月を感じられるって・・・やっぱり今年は暖冬とか言われていますが山陰は寒い所です。

厨房係は多少ドタバタしましたがそれでもなんとか乗り切って・・・(汗!!)

午後からは本業を始めます。
今日はなんと昨日に続き制作開始です。

キットはThis Way UpのWOLF -FORD WR-7 1979です。
ロータスがロータス78でウイングカーをサーキットに持ち込んで各社追従するようにウイングカー全盛の時代になっていましたね。
この時代くらいまでのF-1カーは大好物でして・・・毎月父が買っていたカーグラフィックを読むのが大好きだったです。
この時代のマシンにはボディカラーや形状に個性が感じられまして大好なんです。

まあ前置きはこれくらいにしておきまして・・・
もう随分前にお客様から送っていただいたキットはこちらです・・・。
少しお手つきですが・・・お客様がご自分で組もうとされたのかな〜?
まあどうせ外したり削ったりしますので当方は「新品のキットでないと作らない」などと言うことはありません。
多少欠品が有っても部品は作りますし予備のキットから探し出して複製もできますからね〜。

インストを眺めながらどこから手をつけるのか・・・考えましょう。
インストではエンジンから組み立てるようになっていますが・・・これが正しい訳ではない場合も多々あります。
組み立てながら色を塗ってまた組み立てて・・・簡単に完成するようなら良いのですがガレージキットの場合プラモデルと違って仮組の作業が必要なのです。
一度仮組みをして分解し塗装して組み立てます。
ですから仮組みも分解の必要な部分は接着にするのかハンダ付けにするのかと言う判断が必要なんです。

私の出した結論は・・・・
お客様も手をつけていらっしゃったボディからにします

形状や構造が正しいのか検証しながら削って組み立てます。
最終的に組み立ての順番なども考えながら行いますからなかなか大変です(笑)

このキットの場合下からアンダーパネル・アルミモノコック下側・サイドポンツーン上側パネル・アルミモノコック上側・フロントノーズ上側とエンジンカバーが層のように重なる構造です。
サイドポンツーン上側パネルよりも上側はサスペンションを取り付けてエンジンを載せてコクピットも入れてから被せる構造になりますからこの辺りに分割線を考えておいた方が良さそうですね。

ボディパネルの合わせを確認しますが・・・コクピットとエンジンカウルの間には盛大に段があります。
元々こうなのか?確認作業が必要ですね。
普通気流の妨げになるような段は無い筈なんですけどね〜気流を生かすウイングカーですからね〜。

もし違っていたら今のうちに直しておかなければなりません。

サイドポンツーン上側パネルより上側の構造物の位置を正確に決めるためにサイドパネルをアンダーパネルにハンダつけしました。
この部分がズレてしまうとなんとも格好が良く無いので塗装の問題がない限り先にハンダ付けをするのが得策のようです。
接着でも良いのですが私は上側の部品を取り付ける場合に両側に開くような力が掛かるのでハンダ付けにしています。

ハンダ付けはサイドパネルの前側と後ろ側をピンポイントでハンダつけしておきまして角度を調整(前後から見て垂直になるように)下側をハンダ付けで本付けです。
気をつけなければならないのはサイドポンツーンの下側にスカートが着きますのでその取り付けの足が入る穴を潰さないことですね。

続いてセンターのアルミモノコックとアンダーパネルの部分に段がありましたので出来るだけ削り合わせてフィットさせます。
完全に合わせようとしますとアンパーパネルが無くなってしまいそうだったので最後は瞬着で仮止めしておきましてヤスリで下面を削りました。
大事なのはアルミモノコックの高さなのです。
上にこんな感じでエッチングのパーツが載りますのでサイドパネルとの高さが揃うように高さを設定しています。
またキットによって少しづつ違うかもしれませんが真鍮のエッチングの後ろ側上側に飛び出している部分にはアッパーパネルが入り込む凹みがありますがその凹みはハンダで埋めておきます。
そしてそこに入る真鍮板も少し削って入りやすくしておきます

アッパーパネルの手前側が少し浮いていますが・・・
上にホワイトメタルの部品を置いたときに少しズレちゃったみたいです(笑)
本来は綺麗に収まります。
気をつけなければならないのは塗装の厚みが加わりますから少しクリアランスを広めにしておくことですかね。

続いて・・・・上の写真の部分にフロントカウルの上側とエンジンフードを載せてみました。
エンジンフードの前側・・・やはり気になりますね。
これで正しければ良いのですが・・・検証が必要ですね。

リアウイングを取り付けます
アッパーパネルの後ろ側にはまたエッチング製のリアウイングステー(?)がつきますこちらもハンダ付けで強度を稼ぎます。
リアウイング本体はメタル製なので重量があるのです。

これでいかがでしょう?

大体形状がイメージできますね。

今日は準備段階だけの予定だったのに・・・もう仮組み始まっちゃいました(笑)
あまりにも部品がバラバラだったのでイメージを膨らますには組み立てるしかなかったと・・・言い訳しときます(爆笑!!)

そしてNSX-Rの仕上げです。
確か11月26日にリアウインドウの塗装をしてからブログに出てなかったはず(笑)
この間何もしていなかった訳ではあありません。
ペット板とプラスチックを接着する接着剤をテストしたり色々あるのです。
裏をブラックで塗っているためにシンナー系のものは使えません塗ったブラックが溶けてしまうから。
瞬間接着剤もダメ・・・白くなる恐れがあるので。
残るは最近流行りの模型用クリアー接着剤かエポキシ系接着剤なんですが・・・どちらが良いのかテストしていました。

結果はエポキシ系でした。
と言うのもこのように開閉しますからヒンジとウインドウの接着部分に力が加わることもありますので・・・難しいのです。
だからミニカーメーカーは一体で作っていたのでしょう。

リアウインドウを閉めますと・・・こんな感じです。
違和感はないかな!?

斜め後ろから・・・
大丈夫か!?

こんな私に修理をご依頼いただくお客様に感謝です。
明日はお客様にご連絡を入れて返送の相談をさせていただきましょう。

明日はP4とフェアレディのホイール交換の予定(あくまでも予定です)
うまくいけば良いけどね・・・(笑)