Studio_Rosso1/43自動車模型製作日記2

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明日から寒くなる?みなさんご用心を!!

2023-12-16 19:47:01 | 1/43 Ferrari 330P4

本日の山陰は曇り時々雨の天気でしたね。
空は厚い雲に覆われています。
気温は昨日よりも下がった感じですがまだ寒くて大変って感じではありません。

今日は朝から本業です。
まずは修理!!
少し前に作ったものですが・・・

ボンネットにドライバーが落ちたらしく・・・塗装が欠けていますね。
まあピンポイントなのでボンネットだけの塗り替えで治りそうですね。
ちょっと厄介なのはメタリック塗装だと言うことでしょう、調色でまた悩みそうですね。

塗装が欠けた部分を軽くペーパーで均しまして周囲の塗膜の状態を確認します。
こう言うパターンでは周囲の塗装もダメージを受けていて浮いている場合もありますからね。
今回は大丈夫そうです。
凹んだ部分にグレージングパテをつけます。
凹みが小さいのでポリパテまでは必要ないと思われます。

少し加温してパテを硬化させましょう。
そして余計な部分を削らないようにマスキングテープで養生します。
で・・・600番のペーパーで削って均します。

続いてパテと塗装面の繋ぎ部分を滑らかにするためにウレタンサフを筆塗りします。
エアブラシでなぜ塗らないの?って思われるかもしれませんが広い面では無いのでこれで十分なんですよ。

余計なマスキングの必要もありません。
この後また少し加温して硬化促進です。

パテとボディカラーの間の部分にフェザーエッジが出来るように研磨して整えます

そしてまた調色です。
これが一番大変な作業ですよ。
色が合わないと先に進められません・・・。
メタリックカラーなのでメタリックの調子まで合わせようとしますとかなりの時間がかかります。
実車の板金屋さんは大変な仕事ですね〜。

部分的に塗ってみて色の調子を確認します。
プラ板には塗って確認はしていますがそれでもね〜心配なんですよ。

パラ吹きして周囲のカラーと同化させていますので艶が出ません・・・艶がないと色が違って見えてしまうのです。
こんな場合どうするのか・・・
水に少しだけ(ほんの少しですよ)中性洗剤を入れて塗装を塗った部分につけてやりますとクリアーの代わりに艶が出てきまして色がはっきりわかります。

このテストでOKですといよいよ本格的に塗装します。
ボンネットの周囲をマスキングして全体をブラックメタリックで塗装します。
そして硬化したらウレタンクリアーで仕上げます。

今日はここで修理は終了ですね。
塗料が硬化しないと先に進めませんからね〜。

続いて制作編です。
今日は330P4です。
今日はセンターボディとシャーシの合わせから行いましょう。

昨日と同じ写真で申し訳ありません・・・スマホが充電中で・・・(笑)
センターのシャーシ部分にはレジンのコクピット部分がありましてその下にはホワイトメタルのシャーシがつきます。
しかしそのまま組みますとメタルの部分がシャーシよりも少し幅が広いので出っ張っているのです。
まあこれが元々の設計なら良いのですがボディのステップ部分が決まらないとその判断ができません。
ボディのステップ部分は完成していますのでシャーシとのすり合わせをしてみます・・・。
昨日も削ったのですがどうも上手くいかない。

ボディのサイドの部分・・・特に下側の絞り込みはキットのままではちょっと足らないように見えましたので少し大きめに絞ってみました。
すると、当然ながらシャーシの幅を沢山削らなければならなくなります。
ステップ部分のシャーシ側は左右で厚みが違うので下の写真に左側はペラペラです。
右側ももう少し削らなければなりませんが・・・一旦削ってプラ板で補強してやらなければならないかもしれませんね。
しかも右側はもう少し削ったほうが良いみたい・・・。

こんな感じで左右を補強します。
ボディのステップの方も少し削ってバランスを取らないといけないかもしれません。
この時代のキットは左右が全く違うので補修のプラ板も右側は0.3mm、左側は0.5mmでバランスを取ります。

これでやっと一体化しました・・・
昨日も入るには入ったのですが、塗装の厚みとかを考えると調整が必要だったのです。
センターボディはなんとかなりそうです(笑)

問題は曲がっているフロントカウルとリアカウルですね。
まずはリアから・・・
リアカウルの下側の前側ですが例のセロテープで巻いてあったために内側に曲がってしまっています。
ボディ面との合わせも悪いし・・・
お湯につけて直しても良いですが全体が狂ってしまう恐れもありますからお湯につけるのはやめておきましょう。

仕方がないのでパテで面を合わせます。
センターボディ側にはマスキングテープを貼っておきましてリアカウル側だけパテを盛ります。
まあ前側にも付いてしまいますけどね・・・。

実はこれ2度目のパテ盛りなんです・・・
1度で全てうまく行くわけではありませんからね〜。

パテを付けますと硬化するまで触れないのでここで自動的に(!?)本日の作業は終了ですね。
明日は削ってから前側のカウルを合わせましょう。