本日の山陰の天気については最初の更新で書きましたので・・・
以下省略ということです(笑)
修理なんですが、一番難しい修理が残っているんです。
1/43のムルシエラゴSVなんですよ。
流石にこれはお金がかかりすぎると思いますのでお客様に現状を報告してから修理続行かどうかご判断をいただきたいかな〜と。
気がつかれている部分もあるかもしれませんしそうでない部分もありますからね。
最初にケースを開ける部分からですね。
レザーベースなのですが接着がおかしいですよね。
ゴム系接着剤が使われている様なのですが糸をひいて剥がれています。
理由はわかりませんが恐らくレザーの樹脂(人工的なものなので軟化剤が含まれていると思われます)の影響かと思われます。
レザーがフニャフニャしているのがわかりますでしょうか?
同じように前側も・・・フニャフニャしています。
前側は両面テープで金属プレートが取り付けられていますので余計に酷い感じがしますね。
しかも・・・・
レザー自体が変質しているのか車高が・・・0!!です。
レザーとミニカーが接触しているのです。
外したらどうなっているんでしょう??
もっと怖いのは・・・
フルディティールなのでドアがガルウイングで開くのですが・・・・中を見てびっくりです。
何と先日のNSXと同じでベタベタなんですよ。
しかも床やシートが表面が溶けて黄色く変色しています。
ステアリングも同様な状態なんです。
反対側も同様ですね。
しかし、フロントウインドウの中に見えるダッシュボード上側は比較的綺麗な状態に見えます。
ドアの内装も・・・右側は比較的綺麗なフラットブラックなんです。
でも左側は・・・・
褐色に変色しているのは先日のNSXと同じ感じです。
上下の違いがわかっていただけると思います。
ベース板ですが・・・
お客様に了解を頂かないと修理にかかることができませんのでケースに入れようかと思ったら・・・
気がつかなかった一番下のベース板の部分も崩壊寸前ですね。
最初のご依頼では・・・リアフェンダーにトリコロールカラーのSVの文字を入れてクリアーコートというお話・・・
こんな感じですね。
で・・・
PCでデータを作って・・・
印刷したのがこちらです。
でもPCデカールなのでクリアーコートは必須なんですよ、でないと触っただけで剥がれてしまう場合もあります。
そして・・・ふと気がついたのが、左のドア後ろのダクトの汚れ?
特にお客様には聞いて無かったんだけど・・・
と思って・・・とりあえず水をつけた綿棒で拭き取りました。
一番影響が少ないものから拭き取りに使うのです。
綺麗になりました・・・多分カビだったんだと思います。
たまにあるのです閉めっきりにしていたケースの中でカビが生えてしまうことがね・・・
ボディだけでなく上の写真でも下の写真でもステップ部分に近いレザー台座に白い斑点が見えますよね、これは全部カビなんです。
まあこのブログの写真をお客様にご覧いただくことになっていますので加工が続行するのかしないのか近いうちにご連絡をいただけると思いますのでしばらく待ちます。
ほかにもしなければならないことは沢山有りますから(笑)
明日はこの所保留していたNSX-Rの仕上げをやりたいですね。