JAふらの やまべ北の国からメロン(撮影:2012.7.21)
あれは春彼岸明けの3月24日だった。
怪我をして家で不自由な生活をしているEさんと、体調を崩して療養中のYさんのお見舞いのため、
たまたま乗用車の後ろにあった軽トラで出発した。
Eさんの手首の怪我は、
庭を歩いていて、薄氷の上に一歩踏み出し…
あっと思ったその瞬間、地面に手をついてしまったのだとか。
「怪我ってそういうものなのね。あっと思った時はもう遅いんですよね」
等々おしゃべりし、
「じゃ~どうぞお大事に~」と、また急いで軽トラに乗った。
次はYさんちへ向かうのだが、
国道にすべきか山道にすべきか迷い、結局、昨年の震災以来通ったことのない山道を選んだ。
ちょっぴり寂しいけど、対向車がない分、のんびり走りながらあちこち見渡せるのがいい。
木々がうっそうと茂っていて、しかしそこを抜けると、目の前には田圃道が開けてくる。
ずっと向こうの西の方の山並みのてっぺんには未だ未だ白い雪が残っていて、
「わ~~っ、眺めがいいな~っ」
「写真撮りたいなぁ~」とか思いつつ・・・・・
すると、ん?! タイヤが地面についてないっ。
真っ直ぐの道を走っていたはずが目の前には一面の田んぼが。
ふ~~~~~~~っ!?(or)ひ~~~~~~~っ!?
(この先どうなっちゃうんだろう、あ・た・し~~)
頭のてっぺんから奇声が…
その声に驚き、と同時にブレーキを踏んだのだろう、
ドスン!と落ちて、ガタン!
そこで軽トラが止まった。ふ~~~~~~~っ。
後で見ると、1.5メートルあるかないかの所からすい~っと落ちて、
側溝にドスン!とぶつかり、
トラクターなどの出入り口になっている所へガタン!とぶつかって軽トラは止まった。
そんなわけで、昨夜m子さんにやってもらった全身マッサージが大なしか?
と思いきや、
骨折はおろか打撲も打ち身も擦り傷さえもなく、信じられないくらいに元気だった。
駆けつけた夫に後始末を頼み、何事もなかったかのような涼しい顔で家に帰ると、
何も知らない義母が、いつものように部屋で静かにテレビを観ていたので、
その点もホッとした。
秋の車検までには買い替える予定にしていた山吹色の軽トラック、
予定よりちょっと早めの買い替えになったけど、
怪我がないのが何よりということで許してもらえた
<おまけ>夫の片腕として、活躍してくれることになったワンボックスカー君
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