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酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

はるかな尾瀬 その⑤

2007-06-19 14:23:44 | ハイキング 尾瀬




「道の駅沼山」を出発する時、

尾瀬には似つかわしくない音がします。

一人の男性の背中にぶら下がっている鈴の音が、大きく耳に響いてきました。

あれでは、鈴ではなく鐘。

野鳥の鳴き声がかき消されてしまいます。

クマどころか野鳥までもがびっくりです。

幸い私たちはその男性を見送ったので、その後出会うことはありませんでしたが、

尾瀬にはツキノワグマが生息していますので、

勿論、尾瀬保護財団では注意を呼びかけています。

でもね、限度がありますし、真昼に大勢のハイカーがいるところには

クマも怖くて出て来れないでしょう。

詳しくは尾瀬保護財団の「ツキノワグマ保護管理活動」をお読み下さい。

ツキノワグマのほか、可愛いオコジョや植物を食い荒らすシカもいます。



「はるかな尾瀬 その⑤」

尾瀬沼に到着した私たちは、シラネアオイをデジカメに収めたり、

おトイレ休憩をした後、再び三平下を目指して歩き出しました。

普通、ツアー客は尾瀬沼から引き返すのですが、

Yさんは、どうしても三平下まで連れて行きたかったようです。

ひうちが岳をバックにして集合写真が撮れるいいスポットがあることと、

実は、東電小屋というんでしょうか、東京電力が運営してるんですけど、

そこの“花マメジェラート”が凄くおいしいのです。

Yさんが私たちに奢ってくれました。

おにぎりとデザートの“花マメジェラート”で午前の疲れがすっかり吹き飛びました。

戻りはほとんど同じコースなので、割愛しましょう。



最後に、尾瀬で出合った花々を掲載して、“まとめ”としたいと思います。

関心のある方は、どうぞクリックしてください。

マイヅルソウエンレイソウ高嶺桜ニッコウキスゲとワタスゲタテヤマリンドウ

ミヤマカタバミ・山荷葉(サンカヨウ)・サンカヨウ(つぼみ)リュウキンカ

シナノキンバイショウジョウバカマギョウジャニンニク・ヨブスマソウ

ツバメオモトトガクシショウマ水芭蕉

道の駅沼山へたどり着いた瞬間、思わず大きな声で「ばんざい」と叫びたくなりました。

万が一、途中で具合が悪くなってヘリコプターの出動を要請した場合、

驚くなかれ、ナント100万円はかかるそうです。


帰りは桧枝岐で“裁ち蕎麦”を食べ、

途中の道の駅で“南郷トマト”を買い求めて帰宅の途につきました。


<おまけ>4年前の秋の写真。

当時の私にはデジカメの保存の技術がなかったので、お粗末になってます。


尾瀬沼畔のシンボル 三本唐松


沼山峠にて (前列左端が私)


<参考にさせていただいたHP>

写真家 新井幸人さんのHP「尾瀬の四季」

尾瀬沼畔 長蔵小屋のHP 

東京電力のHP  野鳥の鳴き声を聞くことが出来ますよ。


                   はるかな尾瀬  完


【追記】カフェテラスのanikobeさんの2005年3月の記事「尾瀬への旅」もどうぞ読んでくださいね。


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29 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遥かな尾瀬… (ba-ba)
2007-06-19 22:14:50
若い頃会社の友人達が「尾瀬に行く」と言って楽しそうに計画をたてていましたが、歩きに自信が無い私は羨ましくても「行きたい」とは言えませんでした。
「尾瀬」「五色沼」憧れの地です。
50余年後にブログで詳しく拝見できて嬉しいです。
ブログって本当に素晴しい!と思います。
有難うございました。
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力作でした! (オヤジな私)
2007-06-19 22:33:30
なるほど、過ぎたるは及ばざるがごとし。。
いくらなんでも鈴も大きければいいというものではありませんね。
これでは騒音被害です。熊もあきれていることでしょう。
草、花のご紹介も丁寧にしていただきました。
時間と労力が大変だったでしょう。

4年前と全く変わらない、いっこんまさんでした。

尾瀬の全容が解明された5部作です。
力作ブログに乾杯です!

ありがとうございました。
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やっぱり行かなくちゃっ! (ルレクチェ)
2007-06-19 23:01:12
こちらからはバスで現地まで行き歩くと言うバスツアーが人気です。1度行ってみなくちゃ!って思いました。
いっこんまさんの『はるかな尾瀬』がとってもわかりやすいガイドブックになってる・・・本屋さんに並べたら売れますよっ!

ご主人様、今月と来月こちらに?お仕事ででしょうか?
雪国と言えども・・・蒸し暑いところです。
何かお知りになりたい事あれば遠慮なく聞いてくださいね。
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本当!よくまとめられましたね。 (うめもも)
2007-06-20 08:20:03
大作ですよ。いっこんまさん。
尾瀬を一度歩きましたが、平原だとあなどると痛い目にあいます。軽装だったので、その時は引き返しました。
正しい選択でした。アップダウンもあるコースですもんね~。
だって、このいっこんまさんの記事で雪があるんですもん。
「どんだけ~~~!」標高高いのか?

シラネアオイ、可憐です。
そして、水芭蕉!やっぱり尾瀬のシンボルマークですね。

尾瀬の空気を吸わせていただきました。
いっこんまさん、ありがとうございました

「はるかな~尾瀬~~遠い空」♪⇒口ずさみつつサル・・・ウッキー。
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尾瀬へ (たぬき猫)
2007-06-20 21:44:29
はるかなる尾瀬より無事にご帰宅ご苦労さんでした。

その③で国立公園大山とは全く異なる尾瀬の素晴らしさを感じました。

この大作を読み是非この目で確かめたいとの意欲が湧いてきました。

小学生に負けないように、観光資料を求めて検討して見たいと思います。

しかし、尾瀬保護団体のツキノワグマの情報を見て、6月に早4回姿を見たとの記録に驚きました。これはヤバイゾと

カナダ旅行で、朝食の時に
「外に出ないでください、クマが出ています。」と放送があり、窓越しに見るとごみ置き場で餌をあさっていました。

これからの旅を不安に思いました。

観光地のトイレは何処も同じですね、西安の旅で1日砂漠を回った時も、これがトイレかと思われるところでも料金を払って使用しました。

自然環境を守るためには覚悟が必要ですね。

多くの画像を取り込まれた記録有難う御座いました。 

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☆ba-ba様 (いっこんま)
2007-06-20 23:03:51
ba-baさん、お晩です。
GWには息子さんたちが会津方面へ来られましたよね。お孫さんからも会津の楽しいお土産話があったのではないかと思います。
ba-baさんはITサークルの皆さんと仲良くやってらっしゃるからうらやましいですよ。それにba-baさんのブログではいろいろ学ばせてもらってます。
今回私のこんなつたないブログがba-baさんに喜んでもらえて本当に嬉しいですよ。ありがとうございます。
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☆オヤジな私様 (いっこんま)
2007-06-20 23:05:37
週に2回投稿できれば・・・と思っていましたが、
今回は感動が薄れないうちに、どうしても「あれも書きたいこれも書きたい」と思うことがあり、計画性のないままこのような形になりました。
写真は撮ってきたもののYさんの説明を頭に記録できませんでしたので、もしかしたら間違いがあるかもしれません。(無責任ですね)

4年前からまるまるぽっちゃりな私です。
今度は美浜さんにお会いするかもです。
7月初めまでのダイエット作戦。明日から・・・。
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☆ルレクチェ様 (いっこんま)
2007-06-20 23:06:48
そちらからはバスツアーがあるんですね。
それはいいですよ。天気予報などでチャンスを狙ってくださいね。
あははは。考えてもみませんでしたが、ガイドブックなんていわれると、嬉しくなっちゃいます。
最低2冊は売れるでしょうね。ルレクチェさんといっこんま。

ありがとうございます。
夫は消防関係で山古志村の現地視察です。
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頑張りましたね (さっちゃん)
2007-06-21 09:21:36
尾瀬に行って来ました。ちょうど長蔵小屋の周りにごみが埋めてある騒動中でした。行った時期が違うと咲いている花も全然違うのですね。私達のときは水芭蕉は終わり日光キスゲ満開でした。感激は良かったのですが・・
帰りにはへとへとでした。
帰ってからは筋肉痛で。体力なし、運動不足の典型状態でした。鈴を付けていくのでなく帰りにおみやで鈴を買ってきました。天気良くて大勢での登山落後者はありませんでしたか。
もう直ぐ工事も終わりそうです。
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☆うめもも様 (いっこんま)
2007-06-21 11:26:24
うめももさん、おはようございます。

大作なんていわれると恥ずかしいですが、思ったことをつらつらと並べただけのつまらないブログです。
そうそう、侮るなかれなんですよ。
それでも昔よりは随分歩きやすくなりましたね。
うめももさん、残念でしたね。その後は行かれましたか?
今回ブログに掲載できなかった数多くの植物に出会いましたが、その中でもやはりシンボルは“水芭蕉”ですね。
(仙台の芭蕉の辻には水芭蕉はありませんが・・・)

尾瀬のキーンと澄んだ空気、そちらへ届きましたか?
あははは、いつも楽しいうめももさん、最高~~。
しかし、うめももさんの周りには不思議なことがありますね。
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