酒酒楽楽

酒店のオバちゃんが、商工会活動や家族のことなどをマイペースで綴っていきます。

はるかな尾瀬 その②

2007-06-14 21:13:47 | ハイキング 尾瀬

 
     (至仏山とリュウキンカ)


尾瀬へ行く3日前、尾瀬保護財団から

「はるかな尾瀬」創刊号が送られてきました。

自然保護関係の役を務めている夫が、尾瀬の友の会に入会したのです。

グッドタイミングでした。裏表紙には

みんなの尾瀬を
みんなで守り
みんなで楽しむ

   
     「尾瀬ビジョン」基本理念  とあります。


前置きが長くなりました。その①の続きです。

基本理念をしっかりと抱いて、急いで出発しましょう。



登山道入口は、少しじめじめしています。

案内人のYさんによると、

尾瀬以外の雑草の種が靴底についているのを、

取り除く役割をしているそうです。

その後、暫く木道の階段が続きます。

一気に登ると胸が苦しくなりますが、

Yさんの説明を聞きながらゆっくりと歩いていましたので

思ったより息切れがしませんでした。


テレビのニュースなどで尾瀬が紹介される時は

湿原の木道を楽しげに歩いている場面ですが、

尾瀬は平らなところばかりではなく、アップダウンもかなりあります。

ですから、装備は登山と同じでなければなりません。

くれぐれもお間違いのないように・・・。

Yさんによると案外あるんだそうですよ、勘違いが。

そして、「騙された・・・」と言うそうです。


それから、この日はまだ木道脇のあちこちにこのように雪が残っていました。

1週間前には木道にも雪が残っていたそうです。


(ブナ林とクマザサ)



枝折れ?ではありません。

未だ雪にうずもれた高嶺桜です。



沼山峠の頂上は1784メートルです。もう少し頑張りましょう。

先頭は案内人のYさんです。今年で3年目です。

Yさんはリタイア後、森の案内人になるために熱心に勉強をされました。

講習の日に大雪に見舞われ、それでも二本松までようやっとの思いで

たどり着いたと聞いたことがあります。

高山植物に詳しいYさんから丁寧な説明を聞いたのですが、

右から左へ~~左から右へ~~とみんな流れていってしまいました。

それは冗談として、植物についてはその③でまとめてUPしたいと思います。


さて、木道の値段を聞いてびっくりしました。

なんと、1メートル平均12万円もするそうです。

それを何年か周期で取り替えるんですね。



そうこうしているうちに沼山峠に到着です。

正しくは頂上(1784メートル)より少し下ったところに

尾瀬沼が見下ろせる絶好の地点があります。



ブナ林が伸びてきたので、尾瀬沼は少ししか見えません。

伐採は絶対に許されませんので、我慢してくださいね。


<注意事項>

○尾瀬では木道から下におりてはいけません。
○植物を採取したり折ったりしてはいけません。
 (修復するのに30年かかります)
○ごみは持ち帰らなければなりません。

その他尾瀬保護財団の「尾瀬のマナー」をお読み下さい。


                 その③へつづく・・・


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10 コメント

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尾瀬いいなあ~ (りょうママ)
2007-06-14 23:09:52
いっこんまおば様、こんばんは♪
今朝はお電話でいっこんまおば様のお声が聞けて、とても嬉しかったです。良い一日の始まりになりました。ありがとうございました。
素晴らしい景色を眺めながら歩くのって、心も身体もリフレッシュできて最高の気分ですね。また休憩に飲むお水やお茶の美味しいこと・・。
私も毎日、息子と一緒に阿武隈川沿いのサイクリングロードを散歩しています。息子もだいぶ体力がついて3~4キロ平気で歩くようになったので良いライバルになりつつあります
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思い出しました! (栃tomo)
2007-06-14 23:26:17
そうです!

木道に出るまでは、結構キツイ”アップダウン”がありますよね!
苦しい時間でもありますが…その苦しみの後には…最高の景色が広がっているんですから。(苦笑)

雪まだ残ってますね。
一度、雪の多かった年に出掛けましたが…雪があったので逆に平地を歩くような、意外に淡々と歩けました。この時は確か「三条ノ滝」まで行きました。

懐かしい思い出が蘇ってきました。
あぁぁぁ…「尾瀬」行きた~い!

その③も楽しみです。
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尾瀬に行けたら (たぬき猫)
2007-06-15 10:41:52
其の1を読ませてもらいました。
早朝の出発ご苦労さんでした。

車で2時間半、相当の距離があるのですね。

通過地点の湯の神温泉郷や田島の地名を見て
去年の大内宿や塔のへつりへの旅を思い出しました。

あの街道も今は新緑で綺麗でしょうね。

晴天に恵まれて最高でしたね、旅は何と言っても天候が第一ですから。

40歳台初めに東京に下宿していた時、グループで尾瀬行きが計画され楽しみにしていましたが、
当日が雨で中止になり、其の後在京中には予定が立たなくて実施できませんでした。

現在の体力ではどうだろうかと、ブログを見ながら地図を取り出して老妻と話し合いました。

其の3を楽しみにしています。
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ますます行きたくなりました (オヤジな私)
2007-06-15 12:05:49
なるほどYさんの説明で納得しましたよ。

じめじめした地面は、靴の底から雑草の種が紛れ込むのを防ぐためだったのですね。
いいアイディアです。

やさしい文章で尾瀬の雰囲気を伝えていただきました。なんといっても尾瀬は6月ですね。
今年は無理でも、いつかまた。
木道をゆっくり歩いてみたいものです。

その木道が1Mで12万円!
大事にしなくてはいけませんね。

その3を待っています。
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尾瀬~! (ちょびママ)
2007-06-15 13:51:21
ここは是が非でも行きたい場所なのですよ。
十数年前に仲間内でいく機会があったのですが
私、間際で体調を崩してしまい泣く泣く皆をお見送り。
旅から帰った皆の写真を眺めながら羨ましいやら悔しいやら。
いつか行くぞ!とリベンジを誓いながら今にいたってます。
その3も楽しみにしてますよん!
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☆りょうママ様 (いっこんま)
2007-06-15 21:03:11
りょうママさん、今晩は。お元気で何よりです。
私もりょうママの可愛くて弾んだ声を聞いたら安心しましたよ。りょうくんも幼稚園に大分慣れてきたようですね。サイクリングロードを歩く二人を想像してます。
今のうちにもっともっと子育てを楽しんでくださいね。

前の晩ににぎったおにぎり3個。朝食として車の中で2個、残りは尾瀬沼畔できゅうりと一緒に食べました。美味しかった~。動いた後は何でも美味しいね。
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☆栃tomo様 (いっこんま)
2007-06-15 21:37:54
tomoさん、こんばんは。
ツアーで来られる方の中には、安易な気持ちで来られる方も多いんだそうですよ。そういう人たちのためにちょっと警笛を。
湿原まで来ればもう楽勝ですね。平坦な木道になりますから、木道脇の花々をじっくりと見ることが出来ます。
tomoさん、7月の尾瀬もいいですよ。
ニッコウキスゲやワタスゲが待っています。
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☆たぬき猫様 (いっこんま)
2007-06-15 21:46:32
たぬき猫さん、今晩は。
そうなんですよ。塔のへつりや大内宿へ行くあのルートです。

たぬき猫さんはウォーキングや卓球など、運動をしてらっしゃいますから楽に歩けますよ。
普段全く運動してない私でも歩けたんですから。
ただし、体が慣れるまでは5分くらいの間隔で小休止を取られたほうがいいかと思います。
その辺のことはガイドする人がちゃんと心得ているようです。
秋の草紅葉の頃もいいですね。是非おいで下さい。
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☆オヤジな私様 (いっこんま)
2007-06-15 22:14:45
オヤジな私様、お晩です。

群馬県の鳩待峠の方は、別な方法をとってるようですよ。
入口にマットが敷いてありその上を歩きながら靴についた土を落とすのです。

オヤジな私様、尾瀬へ行かれる時にはどうぞ福島県側からお入りくださいね。
季節的には秋もいいですよ。

嬉しいことに、谷田川小学校の5,6年生が来月初めに尾瀬へ行くことになりました。
その④に書きたいと思います。
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☆ちょびママ様 (いっこんま)
2007-06-15 22:22:04
ちょびママさん、今度こそどうぞおいで下さい。
桧枝岐には民宿が沢山ありますし、尾瀬沼畔にも長蔵小屋など宿泊施設があります。
桧枝岐の桧枝岐歌舞伎も有名なんですよ。

あ、ちょびママさんにはもう一つ大事なことを。
マナーの一つに「ペット」のことがあります。
残念ながらチョビ君は連れて行けませんので・・・。
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