駿台海外校・駿台国際教育センター【公式ブログ】

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SUNDAISM 昭和5年・駿台広告

2010年02月14日 | 全般・イベント

ちょうど今から80年前(昭和5年:1930年)に掲出された駿台の広告です。
 
「我学界の弊風たる詰込主義を排し、専ら基本原理の了解に努め、之が運用の玄妙を授け、以て推理及判断力の涵養増進を期す」
 
この「詰込主義を排し」とは、決して「詰込むこと」を排するのではありません。「詰込む」だけに終わる風潮を排しているのです。このように、ややもすれば、受験テクニックらしきものの詰込みをもって「学習指導」していると錯覚する風潮は、昔からあったようです。
 
しかし、当時も今も、駿台は基本原理に精通する授業を行い、思考力・構想力の養成に努めてきました。創立以来のこの教育理念は「SUNDAISM」として継承されてきたものです。
それは、学生一人ひとりに対する愛情、すなわち、創立以来の駿台のモットー「愛情教育」が原点となっています。
どうしたら、学生たちが志望校合格をつかみ、立派な学生・社会人として活躍できるのか。そのためには、どんな策があるのか。そのような問いに対して、私たちは、安直な策略をもって解決するつもりはないのです。
 
その結果、どのような問題が出ても対応できるよう基本を重視するという原点に立ち返った指導を行い、出典の的当てに合否という運命を任せるような指導は行わないのです。特に帰国入試の中心科目である小論文では、「唯一の正解」というものが存在しないだけに、その指導力の差異が見えにくいのですが、入試結果を見れば、教育理念に基づく指導方針の質の差はハッキリと表れているのです。(Nas)


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