東照宮五重塔
五重塔は日本の代表的な木造高層建築物。1818年に再建された日光東照宮五重塔
(全長約35メートル)は心柱(しんばしら)が塔の本体からつり下げられているのが特徴だ。
心柱とは塔の中心に据える柱で、上部の相輪を支えている。東照宮五重塔より古い塔は心柱を地面に埋めて立てたり礎石の上に立てたりした。
つるす理由は雨漏り防止だ。五重塔は木材の収縮と重みによって塔本体が徐々に下がるが、心柱は縮みにくい。
このため、相輪の根元付近と一番上の屋根に隙間が生じる。心柱をつり下げれば本体と一緒に下がり、隙間はあかない。心柱をつるす発想は積年の課題の解決策の1つ。
東照宮五重塔は「いわば木造の五重塔の最終形態」と東照宮の神職、山作良之さんは説明する。
五重塔は地震に強いといわれる。謎解きの研究は今も続くが、似たような建物が登場した。
東京スカイツリーは筒状構造物を中心部に備え、耐震性を持たせたという。。
平成の塔も”江戸の塔”も東日本大震災の揺れに耐えた。
五重塔は日本の代表的な木造高層建築物。1818年に再建された日光東照宮五重塔
(全長約35メートル)は心柱(しんばしら)が塔の本体からつり下げられているのが特徴だ。
心柱とは塔の中心に据える柱で、上部の相輪を支えている。東照宮五重塔より古い塔は心柱を地面に埋めて立てたり礎石の上に立てたりした。
つるす理由は雨漏り防止だ。五重塔は木材の収縮と重みによって塔本体が徐々に下がるが、心柱は縮みにくい。
このため、相輪の根元付近と一番上の屋根に隙間が生じる。心柱をつり下げれば本体と一緒に下がり、隙間はあかない。心柱をつるす発想は積年の課題の解決策の1つ。
東照宮五重塔は「いわば木造の五重塔の最終形態」と東照宮の神職、山作良之さんは説明する。
五重塔は地震に強いといわれる。謎解きの研究は今も続くが、似たような建物が登場した。
東京スカイツリーは筒状構造物を中心部に備え、耐震性を持たせたという。。
平成の塔も”江戸の塔”も東日本大震災の揺れに耐えた。