gooにおける昨日のアクセス数は、以下の数字でした。
8月21日のアクセス数
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順位: 587位 / 1,623,204ブログ中 (前日比 ↑)
ここ数日の、壁を一気に突き破って頂いた訳です。ここから一気に、さらにどんどん突き破って頂ければ良いのですが(笑)。
一方昨日のアメーバは 閲覧数:993 訪問者数:536
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gooの、ページごとの閲覧数ベスト20は以下の通りです。
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昨日の結果も私の本望であり本懐でした。
今日の、日経19面に、寄稿している、伊藤元重 東京大学教授は、本当の一流であると、私は思う。彼ならば、私が、「文明のターンテーブル」、に於いて、袋綴じとして(笑)提言する、日本及び世界経済に対する、解答の凄さが分かるはずである。
同時に、この実に文章の端々にも、一流の知性である事が忍ばれる伊藤氏に於いて、何故、私の発想が浮かばないかと言えば…、後は「文明のターンテーブル」を御購読下され。
今日は、この伊藤教授の簡潔な文章を楽しもうと思う。
「敗者競争」、日本も渦中に
欧米と立場逆転も 市場、国債リスクを意識…日経新聞8月22日19面より
*以下は私。
ロシアの文豪トルストイの小説「アンナ・カレーニナ」の冒頭に「幸福な家庭は皆同じように似ているが、不幸な家庭はそれぞれにその不幸の様を異にしているものだ」という有名な文章がある。
問題を抱えた経済をみるにつけ、この文章が頭に浮かんでくる。
この文章には重要なメッセージが込められている。
経済が順調であるためには、様々な条件がすべて満たされなくてはいけない。
一つでも条件が狂えば、他の条件が満たされていても経済は不幸な状況になるのだ。
…以下続く。
*普通の人では「アンナ・カレーニナ」から書き出す人はまずいない。
ひょっとして、伊藤教授は、私の文章を読んでいてくれたかもしれないな(笑)。
伊藤教授の簡潔な論文は、明日にでも読者の方々と一緒に堪能したいと思う。
以上。
東北大学の斉藤英治教授と大学院生の内田健一さんらは音で発電する新技術を開発した。磁性材料に音を伝え、直流電圧を発生させる。超音波を使った実験で微小電圧を起こすことに成功した。将来は壁や床に貼るだけで、周囲の音で発電する新素子を実現できる可能性があるという。
日本原子力研究開発機構、ドイツ・カイザースラウテルンエ科大学との共同成果。22日付の英科学誌ネイチャー・マテリアルズに掲載する。
実験では磁性材料のイットリウム・鉄酸化物の薄膜に超音波発生器を貼り付け、周波数5メガ(メガは100万)ヘルツ前後の音を伝えた。
その結果長さ6ミリ、幅2ミリの細長い磁性材料の表面が5ナノ(ナノは10億分の1)メートルの振幅で振動し約100ナノボルトの電圧が発生した。
磁性材料に音が入ると材料中の電子が作る微小磁石 (スピン)の流れができて電圧を生み出す。計算上、振幅は同じでも薄膜面積を800倍の10センチ四方に広げれば乾電池並みの2~3ボルトの電圧が得られるという。
今後、超音波以外の通常の音源を使い材料から離して発電を試み実用性を探る。
また宮城県気仙沼市の海岸の崖で、過去6000年間に6回の大規模な津波があったことを示す明確な痕跡も見つけた。政府の地震調査委員会長期評価部会に24日報告する。
宮古市田老地区の海岸から100メートル強離れたくぼ地を掘削し、5層の津波堆積物層を発見した。上から4番目か5番目の層が貞観津波による堆積物の層である可能性があるとしている。
貞観地震は宮城県沖から福島県沖にかけてが震源とされ、規模はM8・3~8・6と考えられていた。津波堆積物は仙台平野などで見つかっていた。それより北の岩手県にもあるとすれば、津波の規模は従来の想定を上回るという。
一方、気仙沼市では高さ約2メートルの海岸の崖で、黒い土の層に挟まれた6層の津波堆積物の層を確認した。東北沿岸が1000年に1回の頻度で津波に襲われたとする従来の説を裏付ける。
土器の破片や火山灰の層などを手掛かりに1層目を1611年の「慶長三陸津波」、2層目を869年の「貞観津波」の痕跡と分析。3~6層目はそれぞれ紀元前後、紀元前1000年頃、同2000年頃、同3000~4000年頃の津波の跡と判断した。
平川特任教授は6回とも「高さが10メートルを超える巨大津波が襲来した可能性が高い」としている。
サンケン電気は2012年1月までに、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)やタブレット型端末など小型IT(情報技術)機器の待機電力をほぼゼロにできる新型の電源チップを市場投入する。
欧州や米国では電化製品をつなぎっぱなしにしている間の待機電力削減を定めた規制が強化されており、電力不足に直面する国内でも需要が見込めると判断した。
米半導体子会社のポーラーセミコンダクター(PSI、ミネソタ州)で量産する。13年に新型電源チップ全体で年間30億円の売上高を目指す。
ACアダプターへの組み込みを想定し、充電が完了したことを検知すると5ミリワット以下の超低消費電力のモードに切り替わる。従来は4倍の20ミリワット程度の電気を消費し続けていた。
コンセントから入力した交流の電気をスマホなどのIT機器で使う直流に変換する役目を担い、稼働率を極端に落とすことなどにより消費電力をほぼゼロにする。
サンケン電気はIT機器のACアダプター向けに先行し、年末にかけて冷蔵庫や洗濯機などの家電やLED(発光ダイオード)の待機電力を削減する電源チップ2製品を投入する計画だ。
風力 「脱原発」で需要拡大
日本企業が高い競争力を誇る先端素材、炭素繊維が離陸の時を迎えた。機体に本格採用した米ボーイングの航空機が秋に就航、風力発電など環境分野でも世界的に市場が立ち上がってきた。
強度が高く軽量という同繊維の次のターゲットは自動車。大量に採用されれば収益への貢献も大きいとみて、東レ、帝人など各社は低コストの加工技術などの開発に挑んでいる。
7月3日、羽田空港に初めて飛来したボーイングの新型中型旅客機、「787ドリームライナー」。東レで炭素繊維事業を率いる大西盛行常務は「事業を始めて40周年の節目に『黒い飛行機』を飛ばす夢を実現できた」と感慨深げだった。
真つ黒な糸状の炭素繊維は鉄に比べて重さが4分の1だが、強度は10倍。実は1970年代から航空機に使われているが、用途は内装材で、重量では機体全体のわずか1%。787では胴体から主翼まで50%を占める。
軽量化により燃費が2割改善するため、中型機でも日本から欧州や米国本土へ直行便を飛ばせる。
航空機だけではない。三菱レイヨンの大竹事業所(広島県大竹市)では6月下旬、年2700トンを生産できる大型の新ラインが動き始めた。「納入先はほとんどが風力発電。需要がどんどん伸びている」と炭素繊維・複合材料事業部の坂下正人担当部長は話す。
「脱原発」にかじを切ったドイツでは、電力供給に占める風力など自然エネルギーの比率を2倍に高める法案が成立した。三菱レイヨンは8月1日に同国で開発・マーケティング拠点を開き、膨らむ需要を取り込む。
炭素繊維の世界需要は2008年秋の金融危機で1割以上落ち込んだが、10年には持ち直し、約3万トンと15%増えた。今年以降は年率15~20%の成長が続くとの予測が多い。
東レは6月、13年1月の稼働を目指して工場を着工した韓国で、さらに将来の増産を見据えて東京ドーム約8個分の敷地を新たに取得した。「中国など需要が旺盛なアジア市場に向けた輸出の中核拠点とする(日覚昭広社長)。
炭素繊維はゴルフクラブのシャフトなどスポーツ用途から立ち上がり、航空・環境分野に広かった。これまで需要は先進国が中心だったが、今後はアジアなど新興国にも広がる見通しだ。
が、同社の素材は1分で成型加工が可能。この時間なら車の生産ラインにも組み込める。車の燃費性能向上に軽量化は不可欠。炭素繊維各社は20年にかけ高級車から中級車で採用が進むと期待する。
すでに東レは独ダイムラー、三菱レイヨンは独BMWとそれぞれ提携。12~13年発売の高級エコカーでの採用を目指す。帝人の複合材料開発センターの石原敏雄所長は「量産車では圧倒的に勝ちたい」と語る。各社は炭素繊維に1970年代から1000億円規模で投資してきた。本格的な収穫期は近づいてきた。
メーカー、海外一層重視
東京電力福島第一原発事故の影響で滞っていた原発輸出が動き始めた。
原発メーカーや経済産業省は国内で原発への抵抗感が強まる中、海外輸出に活路を求める。
「脱原発」の急先鋒だった菅直人首相の辞任も決まり、勢いづいている。
7月中旬。東欧リトアニアの原発入札で、日立製作所が米ゼネラルーエレクトリックとともに東芝傘下の米ウェスチングハウスを抑え優先交渉権を得た。
中西宏明社長が現地に乗り込み、アピールした成果だ。
事故後、国内では原発の新規建設が難しくなった。
東芝、日立、三菱重工業の原発メーカーは、輸出をますます重く見始めている。
各社は海外の原発需要を「中長期的には堅調」(日立の中西社長)とみる。
電力需要が急増する新興国で原発への期待は強い。
事故後、計画を明確に凍結したのはインドネシアやタイぐらい。
経産省も「2020年の世界の原発市場は年16兆円」とした昨年の予測を変えていない。「電源喪失しても原子炉を24~72時間冷却できる」(東芝)と説明。
福島の事故を受けて各国が強化する安全基準を満たす設計にして売り込む。
それだけに原発輸出への政権の煮え切らぬ姿勢に大手幹部は不満げだ。
「リトアニアと違い、大国相手では国と国の交渉。官民ががっちり組まないと」。
交渉の司令塔役となる政府の役割は不可欠とみる。
ただ、民間側の「オールジャパン」態勢もきしむ。
「海外輸出は一切考えていない」。
東電の西沢俊夫社長は9日の決算発表で断言した。
事故の収束と賠償に集中するためだ。
原発の受注獲得に電力会社は欠かせない。
新興国は原子炉建設だけでなく、運転や保守、燃料確保までセットで求める。
運転を担う電力会社は原発メーカーと並ぶ輸出戦略の両輪だ。
だが、東芝が目指すトルコへの原子炉輸出は、東電が運転支援を担う予定だったため黄信号がともる。
「日本と交渉を続けたいが、原発の運転支援はどこがしてくれるのか」。
トルコ政府高官は7月末、日本から派遣された経産省幹部にこんな不安を語った。
トルコは別の運転事業者を選ぶよう求めており、その作業が遅れればフランスや韓国などとの交渉に乗り換える可能性も出ている。
(小暮哲夫、大宮司聡)
「外国の経験借りる」 ノウハウ日本の強み
急成長した中国の高速鉄道が、世界一の看板をいったん下ろす。
安全シフトを敷くためだ。
日本の新幹線と交わってきた、その歩みは、日中経済のありようを映し出す。
40人の死者を出した浙江省温州の高速鉄道事故から19日目のことだった。
温家宝首相は10日に開いた国務院(内閣に相当)常務会議で、「世界最速」の返上を決めた。「何より安全を最優先させる」との立場だ。
北京-天津などで保ってきた時速350キロを300キロに落とす。
320キロで営業する独仏を下回り、日本ののぞみと並ぶ水準。
安全対策に「外国の経験を借りる」という。日本の新幹線がお手本の一つとなる。
鉄道省のあるOBは「事故がメンツを捨てさせた」と指摘する。
「日欧には速さだけでなく安全を維持する『隠し味』があちこちにある。その経験とノウハウを軽んじるべきではない」
日本からの技術支援は数十年にわたり、双方の専門家が行き来した。
車両メーカーの川崎重工業は1980年代から中国の大手「中国南車」に技術協力した。
日本が政官財一体で新幹線を売り込み始めたのが90年代半ば。
その後、総工費数兆円規模の三峡ダムの発電設備で欧州勢に惨敗。
台湾高速鉄道でも欧州と競り合った。
「ODA(政府の途上国援助)をつけてでも大陸の新幹線をとれ。負けるな」(国土交通省OB)との空気だったという。
川重の幹部は「JR東海など一部を除いて、国内で技術供与に反対の声はなかった。歴代首相も日本の技術を売り込んできた」。
日本の95年の国内総生産 (GDP、ドル建て)は中国の7倍、2000年でも4倍近くあった。
だが、力関係は変わる。
事故前の6月。
中国南車が、高速鉄道の技術を日米欧などで特許申請したことが表面化。
「海賊版新幹線」などとの批判が日本から上がり、中国側は「発展の速さの違いからくる、日本の自信のなさの表れ」(王勇平・前鉄道省報道官)と応じた。
川重は新幹線がらみの特許を海外で持たず、新幹線輸出に支障となりかねない。特許申請による技術公開を避けたほか「油断もあった」(幹部)。
中国は00年代半ば、全国に高速鉄道網を拡大すると決め、「市場と技術の交換」(劉志軍・前鉄道相)を打ち出す。
巨大市場を強みに、外国から技術を買い国産化を進める戦略だ。
中国の急成長は続き、GDPは10年に日本を抜いた。
中国は高速鉄道に限らず、各国が入り乱れて奪い合う巨大市場になり、海外で競う相手ともなった。
日本政府は09年までで、鉄道省への技術者の派遣を終えた。
「自信をつけたのか質問も出なくなった」(国交省幹部)からだという。
だが、温州の事故は「中国の5年=世界の40年」(国営新華社通信)と発展を急いだ中国の弱点も露呈した。
中国の鉄道技術者は振り返る。
「欧州企業は最先端技術をアピールした。日本企業は実用化された技術を重んじた。
保守的に思えたが安全へのこだわりだったのかもしれない」。
日本が時速200キロ台を念頭に技術供与した車両を、中国が時速350キロ路線に投入。
川重は中国に抗議、何があっても責任を問わぬとの確認をとったほどだ。
中国と向き合う日本の企業や政府の担当者らは「歴史問題を抱える日本は欧州と違う。事故にからむと外交問題になりかねない」。
付き合い方は微妙だ。
新幹線ビジネスに携わってきた企業からは、今、こんな声があがる。
「一歩先んじて開発し、売れる技術やノウハウを持ち続けることが大事だ。弱みのある相手だからこそ組むチャンスもある」
(吉岡桂子=北京、田幸香純、金井和之)
私の、「文明のターンテーブル」が、どれだけすごいかについては、やむを得ず、このネット上に登場した去年7月19日から今日までの、私の文章の数々を読んでもらえば、一目瞭然のはずだ。
私が、忽然と姿を現した戦後最高の思索者の一人である事を、出版関係者の方々なら、真っ先に気付くべきであったと、私は思うのだ。
嘘だと思うなら、すべてがオリジナリティーに溢れた文章の数々、かつて誰も指摘しなかった視点、或いは観点からの目の覚めるような文章の数々を、再読して下され。
読者の方はもう既にお分かりのように、私は物心ついた時からの「神の試練」通り、キリストや釈迦のような人生を生きた訳である。
わが愛する、わが永遠に愛する同級生たちのように、東大や京大や東北大etcへ行って、日本の各界の中枢で、世の為、人の為に頑張るという道ではなくて、何故、私がこのような道を歩んで行ったのか。
私の使命とは、もう既に書いてきたように、この国にある本質的な病を糾す、ただ、その為だったからである。
もはや、何の遠慮もなく言うならば、東大を、京大を、東北大をetc.を出ましたと、言う事をもって思索するのではなく、或いはそこに寄り掛かって思索し物を言うのではなく、自分に与えられた使命を片時も忘れず、ただひたすら、現実と言う荒野の中で、生き延びる事に忙殺されながら、所謂・知識人の方々の様な、結構、毛だらけの読書生活や、研究生活とは、全く正反対の、言わば、死に物狂いの泥だらけ!
私の世代の人間で、ほとんど誰一人嫌いだという者のいない歌手であり女優、吉永小百合が、デビュー作と言っても間違いではないだろう「キューポラのある街」で歌っていた歌、♪泥だらけの純情♪という歌があるのだが。
もはや、なんのてらいも無しに言えば、私は、正にその通り、泥だらけの中の純情を保ち続けてきた人間なのである。
それは言うまでもなく、仏典にいう所の、最も美しい蓮の花は泥の中に咲く、そのものであったのだ。
私の文章のすべてが、そういうものであった事に気がつかぬ出版社の方なら、仕方がないのではないか。
まあ、そんな事はさて置いて、私は何度か、呵々大笑として書いたように、私はノーベル賞級の事を為した。
つまり、この国の本質的な病について、かつて誰も為し得なかった程、深く、簡潔に…私は使命を果たして…既に糾したのだ。
「文明のターンテーブル」が、廻った日本という事について言えば、本当にノーベル賞級の事を、私は為したのである。
もちろん、私の事だから、私は何の賞もいらない。
およそ、ありとあらゆる賞などこれっぽっちもいらない。
「男はつらいよ」が、日本中の津々浦々だけではなく、世界中にも永遠にファンが居て、見られ続け、今でも生きているように、
私の「文明のターンテーブル」も、願わくば、日本中の津々浦々の、大多数の人に永遠に読まれるものであって欲しい、ただそれだけが願いである。
それこそが私の本望であり、本懐なのである。
そうなった時には…何度も言うが、日本は嫌でも変わる、ましてや、本来はとうに出版されているべきだった「文明のターンテーブル」に、
それこそが本当の綴じ込みとして、私が書く、どえらい、度肝を抜く提案は、
その事を証明するものであるからだ。
オザワを解放すべし 榊原英資 カレル・ヴァン・ウォルフレン④…週刊朝日8月26日号
…前章の続き。 文中黒字化と*は私。
集団指導体制で難局を打開せよ
榊
確かに中国とは、政治家同士や政党同士の付き合いができていません。
私たちが行っても中央銀行の人たちとは会えるが、党の重要人物とはなかなか会えない。
中国では党の人物のほうが実質的なリーダーなのに、です。
ウ
だが、小沢さんの訪中団はワシントン(米国)の反発を買いました。
榊
民主党政権は今後、官僚を上手に使いこなして政策を実行させるメカニズムを築き直す必要があるでしょう。
会社なら、官僚は会社のスタッフで、政治家はマネジャー。
やはり政治家が官僚をうまく使わなければ。
日本の官僚は優秀ですから、「やらなければ」と思えば、そこに向かって進んでいく。官僚をその気にさせることです。
ウ
いま日本が直面しているのは過去に経験したことのない問題ばかりですが、あえて過去に学ぶなら、70年代のオイルショックのとき、日本はエネルギーのほとんどを石油に依存していながら、先進国のなかでもっとも少ない影響ですんだ。
これは経済成長という旗印のもとで、政治と官僚の歯車がうまくかみ合っていたからです。
また現在、復興のためには増税すべきだという意見が出ていますが、絶対に増税してはいけない。
榊
その点は私も同感です。いま増税したら復興の妨げになってしまう。
私がもし今、財務大臣だったら絶好のチャンスだ、と増税に飛びついたでしょうけどね。(笑い)
ウ。
これからは、一人の卓越した指導者でなく、かつて小沢さんが鳩山さん、菅さんらと推し進めたトロイカ体制のような、複数による集団指導的(collective)リーダーシップが発揮されていくべきです。
というのも、多くの民主党議員は官僚やメディアの存在にひるみ、立ち向かうことをしなくなった。
しかし束となって立ち向かえば、状況は打開できるはずです。
榊
小沢さんが再びリーダーシップを発揮することはとても重要です。
裁判が終わればそれが可能になるはずです。
ウ
では、この号の表紙に 「小沢を解放せよ!」と文字を大きく入れたらどうかな(笑い)。非民主的なプロセスで起訴された小沢さんが有罪にでもなったら、それこそ日本の民主主義にとって大変な危機です。
榊
小沢さんは間違いなく無罪になると思います。
構成 本誌・佐藤秀男