文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

ものづくり  はやぶさからエアバスへ…朝日新聞10月16日7面より

2011年10月16日 16時20分12秒 | 日記
編集委員  安井 孝之 

群馬県富岡市の山肌を切り開き、外界と遮断されたブラックボックスのような工場の中で試作が繰り返されている。2015年秋に空を飛ぶエアバス「A320」の新型機のジェットエンジンに使われる、先端素材の生産に向けた準備が進んでいる。

重工大子IHIの100%子会社でロケット開発、生産などを手がけるIHIエアロスペース(IA)の富岡事業所。ここは小惑星「イトカワ」で採取した物質を地球に持ち帰った探査機「はやぶさ」の打ち上げロケットと燃え尽きずに戻ってきたカプセルをつくった場所でもある。

エアバス新型機に使われる先端素材は、炭素繊維と樹脂を組み合わせた複ふに材料。軽量で強く耐熱性にも優れている。見た目は黒っぽい。同種の複合材料は秒速12キロで大気圏に再突入し、1万度を超える超高温の環境にさらされた 「はやぶさ」のカプセルを守った。

「はやぶさ」からエアバスへと、複合材料の生産技術が「知のリレー」でつながった。打ち上げから帰還まで7年の間、燃料漏れやエンジン停止、音信不通など何度も苦境に直面した「はやぶさ」とIA社がこれまでたどった道とはどこかだぶって見える。

IA社の源流は戦前に軍用機をつくっていた中島飛行機。戦後、解体された多くの会社に技術者や技術は引き継がれ、そのうちの富士精密工業がプリンス自動車工業と合併、その後日産自動車の航空宇宙事業部門に姿を変えた。炭素繊維を使った複合材料の研究は60年代から始まった。

知のリレーの危機は90年代後半の日産の経営不振。99年にカルロス・ゴーン氏が経営に参画し、「選択と集中」戦略を進めた。いわば「事業仕分け」で、航空宇宙事業は仕分けされ、売りに出され、IHIが00年に買い取った。

日産時代から働き、現存IA社の宇宙開発事業推進部長の牧野隆さんは「航空宇宙事業は自動車とは時間軸も規模も違う」と言う。

今回のエアバス新型機への納入で、今後30年間で1兆5千億円の売り上げを見込む。年間500億円の売上高はIHIの航空宇宙事業の売上高3千億円にとっては大きな柱だが、日産の売上高の1%にも満だない。

それぞれの技術、商品にはそれを育む適正な企業規模があるのだろう。大きな組織がすべての先端技術を育てられるわけではない。

現在公開中の映画「はやぶさ/HAYABUSA」の堤幸彦監督は研究者や技術者のそぶりや癖などを「完全にコピーした」という。そのスクリーン上に映った彼らの「最後まで諦めない」姿が感動を呼ぶ。

中島飛行機で90年近く前に始まった技術の地道な伝承が、富岡でようやく安息の地を見つけようとしている。

書評欄も毎週となれば当たり外れが有るのも仕方が無い事だが、今週は…。

2011年10月16日 14時15分23秒 | 日記
書評欄も毎週となれば当たり外れが有るのも仕方が無い事だが、今週は…。

日経も朝日も大当たり(笑)

芥川は大笑いしたりしながら各氏の書評を読ませて頂いた…安息日でもある日曜日に相応しい充実と言えば良いか(笑)

それでは最近絶好調の朝日新聞書評欄である『古典を読む』の「嵐が丘」に続いて、芥川を大笑いさせた書評をどうぞ。

文中黒字化は芥川。

牛の文化史 フロリアン・ヴェルナー著
世界の牛の姿をユーモラスに
(臼井隆一郎訳、東洋書林・、3200円)
▼著者は41年ドイツ・ベルリン生まれ。作家、ジャーナリスト。
 
パラパラとこの本をめくっているうちに、こんな文章が眼にとまった。「一九五五年春、シカゴ郊外の片隅で最初のマクドナルドが開店した。……今日、アメリカ人ひとり当たりが年間、成牛七頭を食べるが、そのうちの四十パーセントはハンバーガーである」。その発売は、「大量移動手段としての自動車の登場と平行」しており、最初の支店はフリーウェイ沿いに開設されたという。それは「『幼稚化する』西欧社会向けに作られている」
 
本を読みだすときのコツのひとつは、パラパラとめくった頁でこれはと思う文章に遭遇するかどうかということであるが、この本はいけそうだ。次は目次の確認。「聖なる牛」、「邪悪なる牛」、「世界終末の牛」、「牛飼い」、「牛取引」、「目」、「皮と毛」、「肉と血」、「乳房と陰門」、「モー」とつけるなんて……もう。
 
本の帯には「牛・牛・牛で犇めく世界! 創世神話、芸術、牧畜、食肉、そして疾病……この世はなんと、牛に満ちあふれていることか!」とある。これは勿論日本語訳の編集者の手になるものであるだろうが、うまい。ドイツの研究者の手になるこの文化史の本を見事に要約している。
 
その著者はギリシヤ時代の文献に現れる牛から始めて、いや、それ以前の民話・伝説から始めて、各種の文学や絵、法律の中に登場する牛の姿を、その歴史を語っていく。事実をならべながら、かつユーモラスに。文化史の本としては極上の出来である。
  
「牛はまさに資本主義的動物そのものだ」として、「カール・マルクスの言葉で言えば、牛という現物貨幣は使用価値と交換価値を持っている」という屁理屈のそばに、「ニーチェは牛を完成した地上の幸福の具現として讃えた」という指摘。更にこんな指摘もある、
 
「牛は女性市民なのだ。わが家で女性と子供たちのもとに暮らす牛は、一定程度、家父長社会の伝統的な女性像に対応している。男性に支配された戦闘的な馬とは違って、牛は家の平和を護る女性なのである」。うーん、これは「牛肉文明を支える牛的フェミニズム」と言うべきか。


青山学院大学教授 富山太佳夫

「江戸尾張文人交流録 芭蕉・宣長・馬琴・北斎・一九」 青木健〈著〉

2011年10月16日 13時25分58秒 | 日記
松尾芭蕉が名古屋の門人だちと歌仙「冬の日」の興行をしたのは1684年。俳諧の新潮流である「蕉風(しょうふう)」発祥の地の石碑が市内にあるそうだ。

本書に登場する文人たちは、京都に起こり、江戸、名古屋へと波及した出版ジャーナリズムを舞台とした点が、決定的に新しいと著者はいう。

芭蕉真筆の懐紙を店に掲げて精神的支柱とした風月堂、37年がかりで『古事記伝』44冊を出し、「北斎漫画」の初編も手がけた永楽屋、滝沢馬琴に広告文を書いてもらった貸本屋大惣……名古屋の代表的な大店(おおだな)と文人たちのつながりを織っていくと、江戸期の文化状況が従来とは違う照明を浴びて浮かび上がってくる。(ゆまに書房・1890円)

「アニメとプロパガンダ 第二次大戦期の映画と政治」セバスチャン・ロフア〈著〉

2011年10月16日 13時19分03秒 | 日記
朝日新聞10月16日12面より

人・資本投入一気にレベル上昇 評・保阪 正康 ノンフィクション作家

第二次大戦当時、アニメの世界ではアメリカが抜きんでていたのだが、そのプロパガンダの効用を求めて各国のレベルが一気に上がったそうだ。政治・軍事指導者にとって「敵のイメージ」を手っ取り早く国民に説くのは、アニメが最も有効と人材と資本を投じたのだ。

著者は当時の各国のアニメをほとんど見たのだろう、作品を通じてそれぞれの国の戦争目的や国民意識を平易に分析している。

日本の「空の荒鷲」が示すエピソード、イタリアのイギリス首相をもじった「チャーキル博士」でのファシズム賛歌、ドイツでのディズニーの「白雪姫」の上映禁止を巡る混乱、戦争末期に制作された「間抜けなガチョウ」は凡庸な脚本だが、巧みに反ユダヤのメッセージが盛り込まれている。

こうした枢軸国のアニメに対して、中立国、そしてドイツ制圧下のヨーロッパ各国の事情にも触れる。著者の母国フランスの記述が質量とも多いのは当然だが、ヴィシー政権下でアニメに託されたのは、「フランス人を(現実からの)脱出へと導く」思想だったが、ドイツのプロパガンダ・アニメはレジスタンスを指導する亡命政府、自由フランス批判に必死だった。

連合国の章では、日本軍制圧下の中国で、萬兄弟制作のアニメ「鉄扇公主」が爆発的な人気を呼ぶ。これは孫悟空物なのだが、「間接的に日本という敵を茶化している」。

本書の重要な指摘はアニメ先進国だったアメリカの巨大資本、ディズニーやワーナーなどがどれほどのアニメ作品を産み、それがどのような内容だったかを説く点にある。日本人は「人種差別」の対象として描かれるが、敵国日本への憎悪はドイツの比ではないことがわかる。

歴史記述に軽率な断定があるように思うが、それを差し引いても新しい世代の新視点をもつ労作であることに変わりはない。

Sebastien Roffat 80年生まれ。フランスのアニメ研究者、歴史家。

「父 高山辰雄」 高山由紀子〈著〉…朝日新聞10月16日12面より

2011年10月16日 13時11分59秒 | 日記
鬼籍の画家に捧げる娘の思い  評・横尾 忠則 美術家

高山辰雄は宇宙や星に興味があった。それを情緒的にではなく物質的な天体として科学的に観察するのを好んだ。さらに「死ねばすべては無になる」とあの世の存在を否定し続けるモダニストであった。

彼の初期の、現実を肯定したゴーギャンからの影響にその姿勢はよく現れている。そんな高山の娘・由紀子も父と同様、死後生を信じない知的な作家であり、映画監督でもある。彼女は鬼籍の父・高山辰雄に本書を捧げ、「父にこの本を読んでもらいたい」と哀願するように、父の思い出と愛を不思議な空気感の漂う文体で語りかける。父娘の霊魂の交流さえ感じさせて切ないものがある。

ぼくが高山に興味を持つのはその主題よりむしろ変幻自在な技法にある。それはまるで画学生の繰り返す実験を見ているようで初々しい。主題は月(穹)であったり少女であったりするが、由紀子の関心はむしろ主題にある。

彼女は他人に指摘されて初めて 「技術」に眼を向けるが、高山の主題を際立たせているのはやはり技法である。
ところが元来モダニストの高山の作風世界は晩年になるに従い、さらに死に近づくにつれて幽冥の色を濃くしていく。

天体を愛し、死後を否定し、見えるものを描くモダニストがなぜこうまで朧朧とした境涯に踏み入るのかが不思議である。現場にいた娘がどう解明するのかを期待したが作品の神髄に触れないままに終わる。

無理もない。なぜなら彼女自身の感性がすでに父と共有しているので気づきにくいのかもしれない。高山辰雄は常に「日月星辰と一つ、自然と一つ」という思いといさらに「社会の中の人間の係わり」を重視していたにも関わらず、作品はますます孤高の境地に入っていく。

この現実主義の思想に反して高山の非現実性は一体何を語りかけていたのだろう。その秘密は娘・由紀子に伝わっているはずだがー。

たかやま・ゆきこ 作家・脚本家・映画監督。脚本・監督作品に「娘道成寺 蛇炎の恋」。

「死のテレビ実験 人はそこまで服従するのか」C・ニック、M・エルチャニノフ〈著〉

2011年10月16日 13時06分16秒 | 日記
朝日新聞10月16日12面より

Christophe Nick テレビマン Michel Eltchaninoff 哲学者。

視聴者への影響力綿密に分析  評・逢坂 剛 作家  文中黒字化と*は芥川。

これは、テレビの持つ危険性に警鐘を鳴らす、きわめて刺激的な本である。
現実の暴力事件に対して、しばしばテレビの暴力シーンの影響が指摘される。しかし、本書に描かれたテレビの恐ろしさは、そんな単純なものではない。結論は、〈テレビは人を殺す可能性がある〉という、衝撃的なものだ。

フランスのテレビマンと哲学者である2人の著者は、自らその危険性を検証すべく、S・ミルグラムが半世紀前に実施した有名な〈服従実験〉にならって、テレビの新しいクイズ番組を装い、設定を変えて同じ実験を行った。そのリポートが本書である。

解答者(になりすましたサクラ)が答えを間違えるたびに、出題者(クイズ番組と信じる被験者)はレバーを押して、相手に電気ショック(実際には通電されない)を与える。間違えるごとに電圧が高くなり、解答者はどんどん苦痛の色を増していく(ように演技する)。

そうした状況下で、出題者はどこまでレバーを押し続けるか、という実験だ。ミルグラムの実験では62・5%の被験者が、なんらかの葛藤を示しつつも、最高の450ボルトまで、レバーを押し続けた。ところが本書の実験では、なんと81%もの〈普通の人びと〉が、最高ボルトまで操作を続けた、という。

これは、実際に通電したとすれば、。死にいたる恐れのある強い電流で、それは被験者も承知していた。学術実験ではなく、単なるテレビのクイズ番組で、人は司会者の指示に従い、レバーを操作し続けた。

ナチスのような権威もない、単なる〈テレビというシステム〉の命令に、人びとは服従したのだ。テレビは視聴者に、なぜそうした強い影響力を、及ぼすようになったのか。その分析結果は綿密で、ミルグラムのリポートよりも、分かりやすい。それだけに、恐ろしさはひとしおだ。

*この本も又、芥川の「文明のターンテーブル」の凄さを証明している訳です(笑)。


今朝、寝直した後に浮かんできた事。

2011年10月16日 11時36分41秒 | 日記
昔、近所にパチンコ屋があり、そこの三男坊が頻繁に芥川の事務所に遊びにきていた事があった。
彼は信州大学で勉強し、関西大学で勉強し直し、つまり芥川と出会った頃は関西大学で勉強している最中の学究肌の男であった。三男坊同士であるという何かそういうウマが合うものがあったのかもしれないが、毎日のように弊社の事務所に来たり頻繁にキタに食事に行ったりと親しくしていた。

その彼が或るとき芥川にこう言った。「芥川さん、もったいないから本出しなさいよ。あなたの話は例えば芥川さんが欧米の誰かの言った事と話す時に、誰かのと引用するのだけど、自分が今まで勉強してきた大学の教官から、芥川さんが引用するような話は聞いた事がないし、或いは芥川さんの視点も聞いた事が無い、もったいないから本にしなさいよ、必ず売れるよ。日本の大学教授というのは殆どが引用だから」と。

「アメリカ」の♪ヴェンチュラ・ハイウェイ♪…Ventura Highway lyrics

2011年10月16日 11時20分38秒 | 日記
思いっきり早く寝たら、思いっきり早く目が覚めた、しかも、もう朝の7時かと思って目を覚ましたのだったが、なんと12時直前だった。これではなぁと思い寝直す事にしたのだったが、この間から、ふと頭に浮かんでいた音楽があった。特に今朝は。C.S&Nの♪マラケシュ・エキスプレス♪が連想させたのだろうが…「アメリカ」の♪ヴェンチュラ・ハイウェイ♪だった。

America - Ventura Highway lyrics

Chewin' on a piece of grass walkin' down the road
tell me, how long you gonna stay here Joe?
Some people say this town don't look good in snow
You don't care, I know.


Ventura Highway, in the sunshine
Where the days are longer
The nights are stronger than moonshine
You're gonna go I know


Cause the free wind is blowin' through your hair
and the day surround your daylight there
Seasons cryin' no despair
Alligator lizards in the air


Wishin' on a fallin' star
Watchin' for the early train
Sorry boy, but I've been hit by purple rain
Aw, come on Joe, you can always change your name
Thanks alot son, just the same


Ventura Highway, in the sunshine
Where the days are longer
The nights are stronger than moonshine!
you're gonna go, I know


Cause the free wind is blowin' through your hair
and the days surround your daylight there
seasons cryin' no despair
Alligator lizards in the air
in the air


米国 「拝金社会変えたい」…今朝の朝日2面から。

2011年10月16日 09時53分51秒 | 日記
文中黒字化と*は芥川。

ニューヨークでは15日(日本時間16日朝)、マンハッタンのど真ん中、タイムズスクエアで集会が計画されている。ウォール街近くの公園の「占拠」が始まってもうすぐ1ヵ月。今も昼間は連日1千人以上でにぎわい、夜も数百人が野営する。
 
スタブルーラ・ハリスシスさん(28)は12日にシカゴからやって来た。バックパックと、スーツケースが「全財産」だ。来る前にインターネット検索エンジン会社を退職。アパートも引き払った。愛車を売って得た約4千ドル(約30万円)が当面の生活費だ。

*まるで、ボブ・ディランの歌を聴いている様で芥川は目頭が熱くなった。
 
なぜそこまでして参加するのか。「初めて私たちの世代が団結して『アメリカは不公平だ』と声を上げた。アメリカは変わるかもしれない。参加しなければ一生後悔すると思った」
 
資産次第で、地位や接し方まで決まる米国の「拝金社会」を変えたいと願う。貯金が尽きるまでは、ここにとどまるつもりだ。
 
デモや公園生活は、徹底した直接民主主義で運営されている。毎日午後7時からの「総会」で、次の日の予定や寄付金の使い道を話し合う。
 
冷ややかに見る目もある。米名門私立大に留学中の中国人女性(30)は「中国のデモは命がけだが、ここはまるでお祭り。あれして、これして、と要求ばかり。米国では選はなければ仕事もあるし、自由もある。甘えすぎだ」。
 
公園で暮らす若者を支える人の中には、ニューヨーク在住の60、70代が目立つ。モシェ・セイヤーさん(66)の担当は食料調達。パンや野菜、チーズなど1日約2千人分の食材を寄付を募って確保する。
 
セイヤーさんは長年パソコンのソフトウエア会社に勤務し、ウォール街の金融機関が使うソフト開発にも携わった。
「私にもアメリカを強欲にした責任の一端がある」。若者支援は罪滅ぼしの意味もある。

(ニューヨーク=春日芳晃)

怒りの声連帯  欧州  仕事も、恐れもない…今朝の朝日2面から。

2011年10月16日 09時45分53秒 | 日記
15日、マドリード。デモに集まる大学生主体のグループ「将来なき若者」は、こんなスローガンを掲げる。「家もない。仕事もない。年金もない。ただ、我々には恐れもない」
 
スペインを支えてきたのは建設や観光だ。担い手には若者や移民などの有期雇用が多い。真っ先に不況のしわ寄せを受ける産業であり、働き手だ。カルロス・カバレイロさん(23)は銀行で有期契約で働きながら経済学を学ぶ。「安い賃金で使い回しにされ続けるならば、暴力に訴えるしかないのかもしれない」。そんな不満が渦巻いている。
 
マドリードに住むコロンビア移民、ライオネルさん(38)は「スペイン人が嫌う仕事を一生懸命してきたのに、景気が悪くなれば捨てられる」と嘆く。
 
工事現場を渡り歩き、最盛期は月1400ユーロ(約15万円)以上を稼いだが、今は月200ユーロに満たない不法就労で食いつなぐ。マドリードのカトリック修道会の食堂で、無料の昼食をもらうのが日課だ。
 
欧州各国は緊縮財政に動いて市場をなだめ、銀行を支えて危機を止めようともがく。だが市民は、政治や金融に厳しい視線を向ける。

…中略
 
金融街シティーを抱えるロンドンでは、証券取引所の近くに数百人が集まり、「銀行は守られ、自分たちは売られた」などと声を上げた。緊縮財政をやめ、雇用をつくれと訴えた。

(マドリード=稲田信司)

バブル崩壊への連鎖防げ…朝日3面、編集委員 原真人へ芥川の公開質問状。

2011年10月16日 08時26分59秒 | 日記
…前略

今度は新興国自身が波乱に見舞われるおそれがある。日米欧の先進国には救う力はない。その点では3年前より事態は深刻だ。

*公開質問状①

原さんよ、貴方は、本当に日本に救う力が無いと思っておられるか?

欧州危機から新興国バプル崩壊、という負の連鎖は食いとめねぱならない。「エンジンなき世界経済」は大不況の長いトンネルに迷い込んでしまうだろう。

*公開質問状②

そのエンジンこそ日本だった事に貴方は気付かないか?…「政治とカネ…=実態は文芸春秋社と福田派が結託した田中派叩きが、その真実だろう」の、内向きの、虚構ゲームをやり続けて来た頭脳と、御社の今は重鎮なのであろう山田厚史が、平成4年に、時の総理大臣であり稀代の頭脳の持ち主にして無私の人であった…日本国に奉仕し続けて来た人物、宮沢喜一が、「今回の事態は、通常の景気循環のリセッションとは違う。金融機関に対して速やかに公的資金を導入して解決する必要が在る」と、軽井沢での自民党の勉強会で発言した時、

山田は自分が筆頭と成って、「国民の血税を何の為に銀行に投入しなければならないか」の、「正義漢の大合唱」を、
あなたがた、日本を意のままにして来た、たった3万人、その中核のマスメディアを総動員して、宮沢喜一の頭脳を闇に葬ってしまったような、貴方がた の頭脳。

この10年超、中国、韓国が国家戦略として「為替安政策」を取り続けている間、市場の事は市場に等と言い続けて、何もしないで来た頭脳で在るだけではなく、

去年、やっと登場した芥川の声が深く静かに日本の中枢に届きだした今年の春だったか、世の中に、日本も為替安政策を取るべきだとの機運が芽生えて来たのを見計らったかのように、山田は、週刊アエラ紙上に於いて、「為替安競争はいつか来た道」等と言う大論文を張り、芥川ですら惑わされたのだから、日本中の知識人は忽ち、それもそうだな、為替安政策は取ったらいかんのだな、となった訳だ。

この世界の為でなく、自国の為でもなく…世界を知らず、自国を知らず…中国、韓国に奉仕し続けて来たかのような頭脳…造船が、鉄鋼が、半導体が、どえらい凋落…不要・無用の凋落であったことにも気付かない頭脳。

終には自動車にまで、為替安の韓国勢が攻め込んで来ている事を、その強大な言論の力で放置し続けさせた頭脳。

そういう頭脳が支配していた狭い組織の中で人生の一番大事な時を過ごしたのであろう原真人さんには、もはや気付く頭脳は有り得なかった事には同情するが。

公開質問状③は次章にて。


日本の、たった3万人に所属して来た人たちはテレビの前で…。

2011年10月16日 08時16分29秒 | 日記
日本の、たった3万人に所属して来た人たちはテレビの前で何処に向かうのか分からない求心力の無い動きだ等としたり顔で解説を為すが、

芥川は言おう。この35年超、特に20年超、世界に対して、「為すべき事を成さず、為さざるを成して来た」貴方がたの罪が、今、問われているのだ、と。

勿論、「トロン革命」を阻止した孫正義の罪は限りなく深いものである事と、貴方がたの御蔭で芥川の登場が20年は遅れた事は実に大き過ぎて今日に至っている事は差し引かなければならないが、

芥川の登場を20年は遅らせたのは、たった3万人である貴方がたが為し続けて来た罪深く反民主主義そのものの「おためごかし」に在ったのだから、貴方がたには余計に免罪符は無い。

格差ノーデモ世界一周 80力国・地域の若者ら…今朝の朝日1面から。

2011年10月16日 07時58分09秒 | 日記
フランクフルト 台北 ニューヨーク 六本木でのデモ写真ありで。

失業への不安を抱え、曾冨の差の広がりに怒る人々が15日、世界各地でデモをした。80力国・地域以上、1千超の都市にのぽる予定という。主要20力国・地域の財務相らはパリに集って経済危機の封じ込めに動くが、「救われるのは大企業や金融機関ばかり」との思いがネットでつながり、街頭を埋めた。
 
危機の震源、欧州。スペイン北部、マツに恵まれた木材加工の町サンレオナルドで、ドアメーカー「ノルマ」が存亡の縁にある。
 
半世紀以上にわたり、住民約2千人の半数を支えてきた会社だが、不況で需要が激減した。まず「有期契約」だった地元の若者ら約130人が雇い止めになった。会社は、残る正社員570人の半減か、150人の解雇と賃下げの組み合わせを提案している。
 
祖母、父と3代にわたって働いてきたトマス・ガルシアさん(45)は「石油ショック以上の衝撃だ。クビを切られたら教育費と住宅ローンを払うため町を出る」と話す。ただし、どこに行っても、手取りで約1200ユーロ(約13万円)ある月給は維持できそうにない。
 
スペインの失業率は21%、若者に限れば45%にのぽる。だが、政府に景気対策を打つ余地は乏しい。重ねた債務(借金)の多さが金融市場で問題視され、緊縮財政に動かざるを得ないからだ。

…中略

1%の金持ちでない 「われわれ99%」のための社会を。こんな言葉が世界中で掲げられた。
(マドリード=稲田信司)

…後略。


欧州の問題が影を落とし出している最中にも日本の金融機関には個人資産が積み上がり…。

2011年10月16日 07時33分03秒 | 日記
欧州の問題が影を落とし出している最中にも日本の金融機関には個人資産が積み上がり数ヶ月で200兆円超の国債購入に向かっている、という記事を、もう一度ご参照頂きたいのだ。

何故?って、そこにも芥川の「文明のターンテーブル」の前人未到の凄さ、解答の「正しさ」のヒントが在るからだ。

この20年超、何時だって、「米国離れの中国頼み」、等と言う市場関係者の、情けないという以前の無知性、ただの拝金主義、無思想、無思索、目の前の事だけを考え続けて来た80年超の日本人代表としての言葉とは違う、

世界の為に日本が為すべき事が在るのだ、在ったのだ、「文明のターンテーブル」が廻った国として世界をリードして行くべき責任が日本には在るのだ、と言う事を、冒頭の記事は伝えているのだと気付く頭脳をお持ちなら、言論人を、知識人を名乗って良い、或いは、様々な局面で、したり顔で経済解説を為しても良い。

だが芥川が何度も言及し続けて来た事が如実に冒頭の記事…数週間前に日経にも朝日にも掲載された大きくはないが小さすぎる事もないスペースでの記事だ…に現れている事に気付く能力が無ければ世の中に向かって事を語ってはならない。