※ヘッダー背景に撮影した画像は記事内容と直接関係ありません。
ポスト投函チラシなどに混ざってくる、上下水道修理業者のマグネット広告。ついつい冷蔵庫や(集合住宅のスチール扉だと)家のドア裏に貼ってる家庭、少なくない❔のではないか。
突然のシンク栓の水モレやトイレつまりで、その"0120-"へTELしてしまう人も多いのだろう。愛知県下では このところ、その"マグネット広告業者"へレスキュー依頼したら代金をボッタくられた、高額を(手許金が無いと渋ったら強引に)カード決済させられた💣…等々という被害が急増しているのだとか。
困ったことだ。マグネット広告業者の多くは地元ローカルな修理業者でなく、支店を全国に展開する「レスキュー商売専門」業者。その豊富な資金力を駆使して(ちょうど過払い金返還を謳う大手弁護士事務所のごとく)まずは認知度を高めようと積極的にマグネット広告を、繰り返し繰り返し蒔くのである。
真っ先に(その無料受付ダイアルが)目につけば、水回りに窮した消費者は「そこだけに依頼し」その業者にいきなり修理させてしまう。
それこそがマグネット広告一番の狙い、である。何より見積り検討の余地(ゆとり)を依頼者から奪うツールとして、最適🎵なのだ。
彼らマグネット広告業者も、カバーするエリアの全市区町村で「〇〇市指定給水装置工事事業者」の資格を得ている。営業自体は違法でない。要するに"カシコい"消費者たるは、自治体の指定業者だから「良心的な価格提示してくれるとは限らない」ことを、しっかり念頭に置いて自己防衛するしかないのだ。
ちなみに、大阪市の上下水道部局が掲載している ↓以下の文章が『典型的な事前常識』となろうか。
あなたの地元の水道局なり市当局は業者を指定することで、市民に安心を保証してるのでは断じてない。この「当たり前」を胸に刻もう。
業者に工事を請負わせる場合には、必ず事前に複数の業者から見積もりをとらなければイケない。カネはいくらでも払う、と思ってないならけっしてマグネット広告のフリーダイアルに電話してはイケない。電話代はかかっても、地元が本社の修理業者3社ほどを(ネットや電話帳なりで)調べて、個々に見積りを取ろう。まずは見積もるために自宅に来ると応答されたら、「修理するかは提示金額を他社と比べてから決める」と言明し、できうる限り(業者とのやりとりを)録音すべきだ。
なかには、地区の指定業者で協同組合のコールセンターを用意してる場合もある。その場合でも「協同組合は会員同士で値引き競争させないための自衛(=高価格を保つ)組織である」という性悪説から離れてはならない。そのコールセンター担当に対しても、他の、組合員以外の業者と見積りを比べる❕ と事前TEL時に言明し、100%信用しない=いきなり修理に呼ばない=まずは見積もらせるだけに留めることである。
名水協【悪徳業者の手口】蛇口修理編
もちろん、事態は急を要すだろう。トイレやシンクが使えないのは困る。だが、そもそも悪質業者とは「その余裕の無さに付け込む」卑怯で腹黒い連中であることもけっして忘れてはならない。
=了=