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クルードラゴンの本番1発目───日本人宇宙飛行士の野口氏(55歳)を乗せ無事、ISSへと旅立った。
以前の当ブログでも記したが、主ロケットの『ファルコン9』は本体が使い捨てじゃなく自力で洋上の回収筏(いかだ)に帰還、着船するため、打ち上げは少しでも「限りなく無風微波」に近い時点を選ばなきゃなんない。その超シビアな気象要件ゆえに(最適な発射時刻が)昼か夜かなんてのは選別上、関係なくなる。いったん延期された今回もご多分に漏れず、夜分の打上げと仮決定された。
…で。
4度の宇宙ミッションをこなした若田光一氏(57歳)と並び、間違いなくニッポン人宇宙飛行士の『トップTWO』を成す偉人、野口さんについて。
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過去にスペースシャトル、露ソユーズを介して宇宙滞在。シャトルでは船外に出て修復作業のサポート、ソユーズ(初ISS)では長期滞在して「きぼう」を本格稼働させる…と見せ場も多かった。今回3度目は話題の民間機『クルードラゴン』に乗船。三世代の異なる往復船を乗り継ぐ日本人は目下のところ、間違いなく野口氏ひとり❕ だ。
いつの日か、宇宙航行が1万円程度の運賃で一般人に解放され、日本の庶民が「何世代かの宇宙船を乗り継ぐ時代」が到来する……のは当分先の話だろう。野口さんの「搭乗記録」は当面、日本人の宇宙進出史に燦然(さんぜん)と
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東大アメフト部出身の理系技術者。文武両道カッコよすぎ。なおかつ、それで50歳過ぎても「人類史の開拓者として」宇宙に飛ぶなんて、絵に描いたような中高年男子にとってのリアルヒーロー💗だよなあ。
特に、氏ほど頭脳や運動神経に恵まれず(ホド遠く恵まれず)、ハードSF小説やSF洋画が熱烈に大好きな少年だったのに、ひ弱な文系脳と文化部系の素養しか💧持ち合わせなかった同世代の自分にとって。野口さんこそは「永遠に届かない憧憬の的」である。コンプレックスもここまでゼツボー的に根深いと、妬(ねた)みなんか通り越して崇拝に似た尊敬の念しか沸いてこない。
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ときに、今回の打上げ実況ライブの特設スタジオブースには、こてまでの(スペースXの伝統的な)男女一対のナビゲーターが進行司会する形式とは異なり、女性ばかり3氏が陣取った。
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これまた斬新な光景で、とかく宇宙開発ってと、口下手でムサ苦しい、一見して技術ヲタなおっさん顔ばかりがテーブルに並ぶ既存イメージとは一線を画してた。ソユーズでないISSへの出発光景にふさわしい❔、あたらしい時代を象徴するようだったな。
=了=
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