広大なネット上に山のごとく現出する、バナー広告。
ひと昔前の情報媒体……TVや雑誌、新聞と言やぁ「全画面(全ページ)的な」広告が圧倒的な訴求力を誇ってきたなか、バナー広告は視界のあちこちに(何度も何度も)小さく映り込んでは流れてゆく。そうやって「見流す」場面を繰り返すことで、やがては潜在意識に刷り込まれてゆく「プチ洗脳のような」広告手法なのかも❔しれない。
というワケで、久々の煩悩探検隊は「いつも気にせずにきたけど、ところでアレ、実は何なの❓」的な話題を。
俎上(そじょう)に載せるのは、下にオレンジ枠で示した健康サプリのバナー。ダイドードリンコの『ロコモプロ』通販サイトへ誘導する広告だ。
キャッチコピーに「グルコサミンの26倍」を謳ってるアレ、と言うと(中高年の人は特に)「ああ、あれね」と思い浮かぶと思う。同様のバナーには多種多様なバージョンがある。この辺の多岐なレイアウト培養と展開が(あっちゅーまに)可能なことも、きょうびのバナー広告戦法の強みである。
26倍 26倍って、じゃあ(その有効成分は)何なんだよ❕❔ と、しまいには知りたくなる心理を誘おうというワケか。いや、ネタをバラせば
…なのらしいけどねww
ただ、最初からプロテオグリカンと大っぴらに吹聴しても世間一般の認知度は「は❔」の域でしかない。販促の意味合いからは(あえて成分名は伏せて)「グルコサミンの26倍」とだけ連呼してた方が得だ、という判断なのだろう。うん、確かにね……そりゃ正しい選択だ。
ところで、である。
話はがらりと替わるが読者諸氏は、この『ロコモプロ』バナーに映る2本のアンヨが男性の足か女性の足か、考えたコトがおありだろうか。
小さく遠目のサムネになってしまってるから、目にした瞬時に「どちら」とは判断つけがたい。当ブログでは特別に、件のミニバナーを超拡大したバージョンをご用意した。…さて。次の画像からなら、あなたは「脚の主の肉体的性別」、どちらとジャッジされるだろう❔❔
ナンとな~くだが、太腿まわりや手先の雰囲気を見る限り「40代の女性」っぽい。
が、一方で(ひざの下まで目線をやれば)「しっかりした脛毛(すねげ)」を生やされておいでなので^^; 意外に男性なのかとも思わないだろうか。拡大してみたら、かえって謎が深まってしまった。
そこで、煩悩探検隊の出番である。
謎を解くには、この汎用画像の配布元を突き止める。出元は毎度おなじみ、Shutterstockさんであった。
〔外部リンク集〕
配布元ページ 同シリーズの画像 版権者の他作品
撮ったのはタイの写真家、Krisana Antharith氏。一連の写真もタイ国内で撮られたものだった。
そして……同画像に振られたタイトルは、『痛みに脚を押さえる女性(The female clings to a bad leg. The pain in her leg.)』…
はい判明っ 正解は「女性の足」だった、ってことで。
よおく見りゃ、薄色デニムのショートパンツを履いてる"この女性"。お顔までは拝見できないが、ナチュラルな小麦色した長~い(手の)指をお持ちで、この写真家の掲載写真には主に手タレ的な役どころで何作にも起用。大量の画像のモデルになってらっしゃるのだった。
ちなみに、同じショートパンツを履いたときの撮影で、上半身のアングル画像も2枚あった。これでもう、例の"脚"画像の被写体が女性モデルさんであったことに疑念の余地は無かろう。
(画像はそれぞれ、腰の痛み、腕の痛みを表現した作品)
あと、それでも読者諸氏の心に引っかかるかもしれぬ疑念を代弁するなら、
> あの脛毛、何!?
てえ一点に尽きるだろなw
タイ女性とつきあいのある御仁なら知っての通り、タイには女性の腕毛や脛毛、日ごろから見えてる部分の体毛に対し「剃るべきムダ毛」だの「ほったらかしにしてちゃみっともない毛」だのとネガティブに感じる文化風土がない。だから撮る側の(男性の)写真家も、モデルに立派な脛毛が生えてることなんざァ気にもせず、平然と無修正のままUPしてるのだった。
初めて知ると(日本男性には)衝撃的な話のせいか、「タイ女性がムダ毛に平気」的な話題はググりゃ山ほどヒットしてくる。
自分にとっても、長らく半信半疑に聞いてた「意外な事実ネタ」のひとつだった。が、さすがに今回の『グルコサミンの26倍の脛毛』捜索でもって激しく納得。われわれとタイの可愛いキューティちゃんの間には紛れもない"女性美"観の隔絶が存在するんだ❕❕ …と俄然、思い知らされた次第である。ではでは
=了=
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