すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

住宅改修

2012-09-06 21:54:11 | ひとりごと
 ケアマネの仕事の中でも、私が苦手なのが住宅改修である。住宅改修は、要介護者・要支援者が自立した生活ができるように、または家族が介護しやすいように、自宅を改装することである。20万までは後で9割保険で戻ってくる。(つまり上限18万)
 改修の何でも対象となるわけではない。段差解消、手すり設置、和式トイレから様式へ、開き戸から引き戸へ・・・などであるが、手順などが面倒で、業者さんもあまり好まない。
 必要なのは図面、見積書、工事前写真、支給申請書、理由書、素材パンフレット。図面や見積もりなどは勿論、工事に入る工務店さんや大工さんが用意するのだが、これが手間なので嫌がられる。支給申請書や理由書は私たちが作って、利用者様に署名・捺印を貰ってすべての書類をまとめて提出。
 それを観てもらって合格して初めて、工事ができる。そして、工事が終わると完了報告書、請求明細、工事後の写真、領収書を添えて提出。これで、返金の手続き完了。
 しかし、特に問題がなければその日の内にオッケーがでるのであるが、出来るだけお金をかけないように指導が入るので、材料の値引きがちゃんとあるかだけでなく、工賃が多すぎないかなどチェックが入る。また、工事の中で「対象外」のものがあれば、そこは自費である。
 相談の時、もちろん一緒にどこにどう手すりをつけるとか、どこの段差をなくすとか、何センチの段差があるとかは私たちも確認する。これが分からないと理由書や申請書が書けない。しかし、出された工務店さんの書類の不備はなかなか分からない。
 勿論、値引きがちゃんとしてるとか、計算があってるとか、写真がきちんと撮れてるとかは分かる。しかし、この工事に一体どのくらいの手間がかかるのかなどは分からない。
 で、
 「この部分にこの日当はおかしい。」
などとチェックが入ると、あちゃ~って感じである。
 勉強しなくちゃいけないんだろうなあ。わたしはまだまだ業者さん任せである。反省。

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コメント (3)
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