すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

父の姉からの電話

2012-09-16 20:54:06 | ひとりごと
 昨日、父の姉から電話があった。父のきょうだいで残っているのは、この伯母だけである。伯父はもう随分昔に、若くして亡くなっている。父と歳が離れていたので「おじいちゃん」にはなっていたが、いくつだったのだろう?おそらくそんなお年寄りではなかったと記憶している。
 ピンクはきょうだいの一番上の姉で、100歳近くまで生きたが、父の後亡くなっている。伯母はその次の姉だと思うので、結構な歳になっているはずである。
 息子が仕事で家を出てからは一人暮らしだった。何でもチャレンジする元気者で、内向的な田舎者には珍しく、大変社交的な伯母である。
 その伯母も転倒して怪我をしてからは、一人では不安で息子のところに移り住んだ。週末は一緒に戻ってくる。だから、最近はあまり話もしてなかった。
 その伯母からの久しぶりの電話である。と言っても、実は先週、親戚に婚約の報告の電話をした時に、伯母の家にも電話していた。伯母はそれが気になっていたようである。
 伯母は昔からずっと私の結婚を気にしていた。人を通して見合いを勧めてくれた事もあり、上手くいかずに断った時には、本気で嫌味も言われたりした。まあ、それほど心配してくれていたのだ。
 伯母は電話で開口一番
 「婿さんはもう一緒に住んどるんか?」
と聞いた。
 「おらんよ!まだまだそんな話になってないけん。」
と笑った。
 昨日はあまり感じなかったが、最近伯母は時々「あちら側の住人」になるらしい。歳から考えても無理はない。その伯母が
 「おばちゃんもなあ、そう長い事元気ではないぞ。元気なうちに婿さん見せてくれ。」
と言う。ちょっと胸にこたえた。
 考えてみれば、キヨちゃんにしてもあの「元気」がいつまでのことか分からない。出来るだけ、早く準備したほうがいいのかな・・・っと、夕べ彼と話をした。


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コメント (2)
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