すずしろ日誌

介護をテーマにした詩集(じいとんばあ)と、天然な母を題材にしたエッセイ(うちのキヨちゃん)です。ひとりごとも・・・。

ケアマネの仕事と「思い」のバランス

2012-09-29 08:27:48 | ひとりごと
 どうしても終わらないから、昨日は1時間半早く出て2時間半残業。それでも、終わらず、仕事を残して戻った。家庭がなければ、もうひと頑張りするところ・・・?
 来週初めは引継ぎで仕事には来る所長だが、土日を挟むので実質一緒の仕事は最後の日。来月から彼女の仕事を引き継ぐ私に、一つの選択を迫られた。
 担当様の仕事は、そのまま次の若者に彼女が引き継いでくれる。その彼女の仕事の中に、彼女ならではの「沢山の仕事」があるのだ。それを、次に託すべきか「切る」べきかを聞かれたのだ。
 ケアマネの仕事は多いが、人と関わっていると正直、ソーシャルワーカーさんの仕事であったり、保健士さんや市役所の仕事だったりというような事も出てくる。畑違いで分からない事は、専門にお任せするが、頼られたら出来る事は手伝う。私も相談されれば、出来る範囲でお手伝いする。
 しかし、彼女の場合は違う。関わった人はどの人も見過ごせない。自分から定期的にアポイントを取り、民生委員さんのように
 「どうしてあげるべきか。どうすれば、この人のためになるのか。」
と常に心を配る。
 これは非常に高い志であり、簡単な事ではない。相手様のことを思えば、是非ともそうしてあげたいところではある。しかし、その仕事を引き継ぐとなると・・・。
 新しい彼にそれを引き継ぐのも負担であるが、もし私が引き継ぐとして考えても、おそらく手が回らない。そして、どちらの仕事もますます中途半端になると判断した。
 「ごめん。一旦切って。ただ、相談には乗れるので何かの時は連絡してとは伝えてください。」
と返答した。
 自分のふがいなさに、気分は重くなった。けれど、安請け合いしても破綻するのは目に見えている。
 今年一杯頑張ってみよう。そうすれば、自分の出来ること出来ないことが分かるだろう。その上で、色々と考えよう。
 明日は台風。遣り残した仕事を思えば、ますます気分が重くなる。

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コメント (2)
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