豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

マイケル・サンデル教授の授業…北斗市

2010-11-07 12:32:43 | ファース本部
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の講義は、「ハーバード白熱教室」と名付けられ、その模様が先月、NHK教育で放送され話題となっています。
要約すると次のようになりそうです。

アメリカのオバマが大統領。日本の政権交代。現在はその揺り戻しが起きている。
単に、歴史を振り返っても、この変化を乗り越える術がわかるわけではない。
更には、経済学者や評論家の言質にも全く云うほど信憑性がないのである。
こういう時代の行き詰まりの中で・・・「政治哲学」「公共哲学」とは、誠に新鮮である。哲学は、答えが出せないが世界を変えることができる。意見の一致はなくても他人の意見に耳を傾け自分なりの意見を紡ぎだし、その意見の交換こそが「政治哲学」「公共哲学」であり、身を持って体験し、答えでなく、問う事に、その問いの意味がある。

サンデル教授は、学生達の意見を次々と拾い上げて繋ぎ、他の意見を誘導します。
つまりはその思考のプロセスを体験させるのだそうです。
面白いのは、授業で真っ先に手をあげ、質問にすぐ答えたがる生徒にろくな意見はないと云い切っています。

自分の言いたい事を云うだけで「考える」に値しない。むしろ、戸惑い、躊躇し、自信なげな生徒の意見にこそ、内包された思考や、その場を白熱させる意見があると云います。これは、私達の企業や組織などで行う会議などでも当てはまりそうに思えます。

尖閣諸島の情報漏洩が問題になっているようです。
これは何故に隠したかの「そもそも論」であり、経緯を辿ると初期対応の不味さにこそ、指示指令の管理当局にこそ重大な瑕疵があったように思われるのですが。
マイケル・サンデル教授の「政治哲学」「公共哲学」を勉強していたらどうだったか…

今日は、原稿執筆のため出社をしています。
本社のある北斗市は、晩秋の太陽の光線がやや頼りないものの、穏やかなで眼下に見える銀杏の葉っぱがヒラヒラと散っています。写真は銀杏の葉っぱを撮ったネット画像です。
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