豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

正しい電化住宅とは…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2014-08-08 16:43:14 | ファース本部
悪夢のような3・11震災での原発事故は、私達のように省エネ目的で電化住宅の構築を行ってきたものにも想定外の影響を与えています。
震災当年3月14日月曜日の計画停電で、その停電影響は、都市環境に想像以上のダメージを与えることを目の当たりに致しました。

更には、計画停電の要因を作ったのが、東京電力の進めてきた「スイッチキャンペーン」(いわゆるオール電化の普及事業)によって啓蒙されたオール電化住宅が諸悪の根源となっているような論評がマスコミ報道されました。マスコミによる東電バッシングです。
子供は、親が東電の社員だというだけで学校にも行けない事態があったことは事実です。

私は、昭和60年に家屋内の湿度コントロールを可能にするため、水蒸気と燃焼ガスを発生させるガスや石油から電気機器に替えた家づくりを行いました。
オール電化住宅の初期であったのでしょうか、ある電力関連の文献には、当方のことを「オール電化住宅創設者」の記載もあります。
これは、当方自身が震災後の電化住宅におけるバッシング風潮の矢面にも立っていました。

今でも事情を表面でしかとらえない人からは、オール電化住宅が計画停電の根源と云われています。確かにガスや石油の生火使用よりは、清潔、安全、便利だとする切り口だけで、家の断熱、気密性能などに関係なく、オール電化を推奨して来た事実があります。
このような電化一辺倒であった供給側の不勉強も反省点のひとつでしょう。

私達は400wくらいの電力消費量で、40坪の家全館を26℃程度に冷暖房する家づくりを行っています。
400wと言えば4kwエアコンの場合、エネルギー消費効率(APF)は10.0になります。
400wなら1ヶ月快適気温をキープしたままで電気料金が6000円程度です。
400wなら照明器具をLED、省エネ冷蔵庫、液晶テレビなどに替えただけで捻出できます。

これもオール電化住宅だからこそ為せる技術なのでしょう。
原子力発電が停止状態の現在は、熱中症を避けるため我慢をせずの節電は、家づくりの工夫が必須と言えそうです。
今日は、住宅コラムなどを執筆しているエッセイストの「東京高木良子事務所」所長さんと家づくりの在るべき姿などの意見交換を行なうことが出来ました。

さて、今日は函館空港から直帰するため羽田空港(写真はビジネスラウンジ)からブログ更新致します。

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