豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

電気が無ければどうなるか…北斗市~函館市~青森市~仙台市

2015-02-17 19:39:28 | ファース本部
3・11の原発事故以後において電気の在り方が問われています。
家中の生活機器の全てを電化製品としたオール電化住宅は、諸悪の根源のような言われ方をした時期がありました。当方は昭和60年に日本で初めてと言われる(電力関連の書籍にそのような記載がある)オール電化住宅システムを創設しました。

2011年の原発事故以後は、何故か当方までもがバッシングの嵐に巻き込まれたものです。
当時は、深夜電力の発電設備が大量に余り、深夜時間帯にすこぶる非効率的な発電を余儀なくされておりました。その余剰設備を有効活用することで、捨てていた電力で蓄熱暖房機や電気温器などに熱を溜め込む仕組みがオール電化住宅でした。

確かに原子力発電は、細やかな通電制御が難しいため、原発活用のための住宅システムだと言われたこともあります。当時の原発シャア30%でしたので、そのような背景も無いとは言えなかった事情もあります。電力供給側の反省は、暖房において断熱性能の伴わない住宅にもオール電化を推奨したことでしょう。当方も当時から危惧を抱いておりました。

原発事故以降は、電気を使用しないのが美徳だとする雰囲気が漂っているように感じます。
電気のない社会を想像して戴きたいのです。冷暖房や冷凍冷蔵庫のない生活はまだ堪えられるとしても、テレビもない、パソコンもない、ドライヤーもない、電化製品の全てが…
無電化生活にとことん拘れば、それもまた堪えられないこともないのでしょう。

しかし病院などの医療設備の殆どが電気で成り立っており、電気が無ければお手上げ状態。
インフラが止まります。食糧の生産、加工、搬送も出来なくなります。
つまり電気は、私達の家庭に送られるエネルギーなど極めて僅かな量でしかありません。
今や社会全体が電力によって機能している実情であることを今一度意識することです。

電気1kwを作るのに発電所では既に3倍ものエネルギーを費やしております。
暖房や給湯に電気を使用するなら1kwの電力消費で3kw以上のエネルギー消費効率を上げなければなりません。私達、ファース工法は、深夜電力から卒業して3・11の5年前からエネルギー消費効率(APF)4~10の効率で使用できる住宅システムを供給しています。

つまり、省エネ電化製品の節電した電力だけでも全館冷暖房が可能となっています。
今日は電力会社の本社を訪問して意見交換を行なって参りました。クオリティーの高い電力供給を担保するには、やはり電力会社との連携が欠かせないような気が致します。
写真は、宿泊ホテルにインした際に撮ったJR仙台駅付近なのですが、灯がついて人々の闇を照らします。この全てが電気なのです。さて明日は山形市を訪問します。

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