江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

チベット旅行 その3

2015年07月06日 21時30分18秒 | Weblog
チベットの首都 ラサは富士山の頂上ほどの高さで、空気が薄い。突然高地に来ると、高山病にかかる。頭痛。吐き気。心臓麻痺。脳水腫などが起こりうる。低酸素の中では消化不良も劣化するからアルコールはご法度。風呂も湯船につかると心臓に負担がかかるからシャワーだけにするようにと。チベットの旅行会社の対応で、チベット人医師が待機しており、日本人旅行者の半分ぐらいは高山病にかかるようになっている。
 高地であるから日差しが強い。帽子やサングラスは必需品ともいえる。高地で物なり豊かでないからうまい料理などほとんどない。またチベット仏教に関係する、巨大な曼陀羅とか仏像といったものしか、特に人目を引くようなものはわからなかった。
印象に残っているのは、バター茶・そば茶ぐらいか。そのほかチベット寺院の蝋燭はバターで火をともしている。蝋燭が手に入らぬためだろう。
いずれにせよ、中国の侵略以来、漢人の進出で中華料理がポピュラーになり、我々もそのお世話になった。


ポタラ宮にあった巨大な仏画。


世界遺産の大昭寺(ジョカン寺)黄金の屋根をふいているが、内部は仏具、仏像、曼荼羅等々で、これまた一切写真禁止。


次はダライラマの別荘の跡地 ノルブリンカという1km×500mの長方形の植物公園。












こうしてチベットの世界遺産ポタラ宮・ジョカン寺・ノルブリンカをこなして、空港へ。ラサ市内を外れたところに、
チベットを東西に貫くヤルツオンポ川に出くわした。




この川は、ラサの南を東西に流れ、ブータンの東の中印国境不明地帯(マクマホンライン・・1959年中印国境紛争)を大きく右折して、インド領内,バングラデシュを通ってインド洋に至るブラマプトラ川になる。

 そのチベットの下流あたりで人類未踏の滝があるとかで、10数年前、早稲田大学探検部のメンバーが死亡者を出しながらなんとか走破したという本を読んだことがある。